映画

映画『アップグレード』-「『ターミネーター』は2ではなく1でしょ」という人ならより楽しめるかも知れないどんよりとした暗いSFアクション-

『アップグレード』を観てたら、全然違う内容だが、なんとなく『ターミネーター』や『ブレードランナー』に近いテイストを感じた。 アップグレード (字幕版) 発売日: 2020/05/26 メディア: Prime Video ようするに、どんよりとしていて暗い。そして、根暗な…

映画『ビートルズと私』ーウィキペディアの逸話・エピソード欄に掲載されているこぼれ話をまとめたような愛すべきロード・ムービー・ドキュメンタリーー

『ビートルズと私』を観た。 ビートルズの大ファンであるシンガー・ソング・ライターのセス・スワースキーという人が、8年間の歳月をかけて、ジョン、ポール、ジョージ、リンゴを知る世界各地の関係者たちへのインタビューを敢行し、それらをまとめて映像作…

最近観た映画

10月と11月にわりとはりきってブログを更新した反動のせいか、なんだか最近気分が落ちている。とりあえず最近観た映画の感想でも書いてみる。 『シンクロナイズドモンスター』 シンクロナイズドモンスター(字幕版) 発売日: 2018/05/02 メディア: Prime Video…

映画『トゥームストーン』-もっと「死んだフリ」に光を!-

人間誰しも一度は「死んだ経験」があるはずだ。 「えっ。ってことは、いまこれを読んでいる自分はじつは幽霊なの……?」 私は怪しい霊媒師などではないし、そういうことを言いたいわけではない。 「死んだフリ」 これのことである。 誰だって一度はやったこと…

映画『コントロール』-「怖い顔」VS「変な顔」で2時間退屈しない-

この人の顔って怖い。 本作『コントロール』で凶悪な死刑囚を演じるレイ・リオッタを見てあらためてそう思った。 コントロール APS-64 [DVD] 発売日: 2005/07/29 メディア: DVD 「人格矯正プログラムに協力して実験が成功すれば死刑なしにしてやってもいいよ…

最近観た映画

今週のお題「最近見た映画」 この一か月間わりと映画を観たので誰も読まんだろうがひさしぶりに感想でも書こうかなと思っていたら、ちょうどタイミング良くはてなの今週のお題が↑だった。 というわけで以下、いろんな映画の感想。 『ファイナル・スコア』 フ…

なぜブルーレイ・DVDレコーダーには「倍速」機能はあるのに「倍遅」機能はないのか

お題「ゆっくり見たい映画」 以前、いつものようにネット内をパトロールしていたら、誰だか忘れたがとあるブログ主の人が 「家のブルーレイ・DVDレコーダーで映画を鑑賞する際は倍速再生で観ている」 と書いている記事を見つけた。 「倍速で観たほうが時間が…

最近観た映画の感想まとめ・その6

緊急事態的なアレが解除されたが、私自身はもうしばらく様子を見ながら自粛を続けていきたいと思う。まあ、もともとかなりのインドア&非社交的な人間なのでな。女らとパーティーで豪遊だの、六本木のラウンジやバーで女らと酒盛りだのとは無縁の人間なので…

最近観た映画の感想まとめ・その5

恒例の最近観た映画の短い感想集。 ●『フランティック』 フランティック(字幕版) 発売日: 2015/03/15 メディア: Prime Video ロマン・ポランスキー監督作ということでかなり期待して観た。いわゆる巻き込まれ型サスペンスで、序盤はそれなりにハラハラドキド…

2020年1月の消化物(映画,etc)

今年は無理しない程度に少し量マシマシでブログを投稿していこうと考えていたが、結局、今年最初の月も例年通りの更新ペースになってしまった。 あーあ。 来月こそは本気出す。 ということで、備忘録として一応今月観に行った映画の感想などをつらつらと記録…

映画『宇宙戦争』ー「絶望」と「突っ込み」の両方を味わえるディザスタームービーー

「大変だ! 宇宙人が襲撃してきた! ヤバいよヤバいよ~!!」 という内容の映画であるが、この種のディザスタームービーは「いかに絶望感を味わわせてくれるか」が肝であろう。そういった意味で、この『宇宙戦争』は充分合格点に値する映画と言ってよろしい…

【第6回】気が向いたときに追加していく映画用語辞典

まだあった。 というわけで、例によって映画用語を粛々と追加してみる。 ●ぽっぷこーん・むーびー【ポップコーン・ムービー】 ザ・ロック [Blu-ray] 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン 発売日: 2010/09/22 メディア: Blu-ray 購入:…

2019年10月の消化物(音楽,映画)

なんだかなんもやる気が出ないよー。鬱だよー。 というわけで、なんだか最近なんもやる気が出ない鬱な人間が無理矢理やる気を振り絞って書いた文章がこちらになります。 ●【音楽】松崎ナオ/鹿の一族『「清く、ただしく」inspored by ブルーアワーにぶっ飛ば…

【第5回】気が向いたときに追加していく映画用語辞典

思っていたよりもネタが思い浮かばず早々に終了すると思われたこの「気が向いたときに追加していく映画用語辞典」だが、なんだかんだで第5回目である。あと何回続くのか、自分でもよくわからないが、とりあえず今回も粛々と映画用語を追加していく次第である…

映画『プラトーン』ー素直に「戦争反対!」ってなりましたー

戦争映画ってあんまり得意じゃないんだよなあ……。むしろ、苦手と言っていいかもしれない。というか、個人的には恋愛映画やファンタジー映画とともに「観ない」映画の代表格だったりする。 これは大半の戦争映画に当てはまるだろうが、なにが苦手ってなんとい…

【第4回】気が向いたときに追加していく映画用語辞典

まだいくつかありそうなので引き続き映画用語を粛々と追加してゆく。 ●でーと・むーびー【デート・ムービー】 50回目のファーストキス 発売日: 2018/09/26 メディア: Prime Video この商品を含むブログ (1件) を見る 米国の研究機関によってカップルの交尾を…

【第3回】気が向いたときに追加していく映画用語辞典

引き続き映画用語の解説を書いていく。 ●くりーちゃー【クリーチャー】 遊星からの物体X ユニバーサル思い出の復刻版 ブルーレイ [Blu-ray] 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン 発売日: 2017/11/08 メディア: Blu-ray この商品を…

【第2回】気が向いたときに追加していく映画用語辞典

さて、さっそく第2回となる「気が向いたときに追加していく映画用語辞典」を書きたいと思うが、じつはこのシリーズは長く続かない。おそらく続かないと思われる。なぜなら、いまさっき気づいたが、私は映画用語にあんまり詳しくないからだ。 まあ、ともかく…

【第1回】気が向いたときに追加していく映画用語辞典

このブログでは気が向いたときにロック用語を解説する記事を更新している。 gu-tara-tonchi.hatenablog.com で、類似シリーズとして気が向いたときに映画用語を解説する記事をちょくちょく更新していきたいと思う。なお、ロック用語の記事と同様、例文付きで…

さすがインターネットだぜい!

なんでタイトルがヒムロック調なのかよくわからないが、先日、ひじょうに有意義な情報を発見したので本日はその旨を読者の皆様にお伝えしたい次第である。 なんと、『13日の金曜日』でお馴染みのあの殺人鬼ジェーソンを容易に見つけることを出来る方法がわか…

『ターミネーター』は、やがて「ゾンビ映画」や「サメ映画」のようになっていくのでは

先日映画館へ行った際の予告映像で知ったが、『ターミネーター』の新作が11月に公開されるという。 www.youtube.com 新作のタイトルは『ターミネーター:ニュー・フェイト』だ。なんでも『ターミネーター2』の正当続編作になるとのことである。 ババーになっ…

映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』-現実世界にタイラー・ダーデン(※『ファイト・クラブ』のあの人)が降りてきた、というお話のようにも思えた-

「漫画の中だったら自由に人が殺せるんですよ~」 映画館から出て、家に向かっている途中、不意に上のセリフを思い出した。 数年前に放送された『水曜日のダウンタウン』で、「蛭子能収を超えるクズ そうそういない説」と題し、蛭子さんの数々の悪行(?)が…

最近観た映画の感想まとめ・その4

というわけで書いてみましょう。 ●欲望のバージニア 欲望のバージニア Blu-ray 出版社/メーカー: TCエンタテインメント 発売日: 2013/12/25 メディア: Blu-ray この商品を含むブログ (3件) を見る 禁酒法時代に実在したという3兄弟を描いた映画。3男を演じる…

最近観た映画の感想まとめ・その3

いろいろと映画を観たのでひさしぶりに感想を書いてみる。 長い文章を書く気力がないので感想は短めで。 主に取り上げているのは最近午後ローで放送された映画です。 ●『コブラ』 コブラ [Blu-ray] 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ 発売日: 2011/…

2019年6月の消化物(音楽,映画)

先月ごろに味わい尽くした音楽・映画についての感想をつらつら。例によってあくまでも個人の感想なので非難・批判・誹謗中傷・宗教の勧誘・振り込め詐欺・闇営業のオファー等はいっさい受け付けない。 ●【音楽】椎名林檎『三毒史』 【Amazon.co.jp限定】三毒…

2019年3月の消化物(音楽,映画)

めずらしくやる気が出たので、先月に引き続き恒例の今月味わい尽くした新作の音楽とか映画についての感想をちょこちょこ書いてみようと思う。 ●【音楽】鹿の一族『P』 前作からおよそ一年ぶりとなる待望の2ndアルバム。グランジ/オルタナからの影響を感じさ…

映画『ファイヤー・ウィズ・ファイヤー 炎の誓い』‐最強かつ最狂の消防士、爆誕‐

先日、劇場へ『THE GUILTY/ギルティ』という映画を観に行ったらわりと重ための物語で、その反動からか、猛烈にバカな映画を観たくなった。なので、録画してあった午後ローの映画を観ることにした。 午後ローはいい。放送される映画の8割がたがバカ映画だか…

映画『ザ・コア』‐「地球がヤバい系のパニック映画」=「オチは核ミサイルをぶち込む」という決まりでもあるのか‐

『ザ・コア』は、滅亡の危機に瀕した地球を救うために地球物理学の博士や核エネルギー学の博士やスペースシャトルの搭乗員など、各方面のスペシャリストたちが集結して探査艇で地中を潜るという一風変わったパニック映画であった。 ザ・コア [Blu-ray] 出版…

2019年2月の消化物(音楽,映画,本)

恒例の今月味わい尽くした音楽や映画や本について。前回からだいぶ間が空いてしまったが、ひさしぶりにやる気になったので書いてみようと思う。 ●【音楽】Indus&Rocks『32min at mitosenbayamastudio』 ウェブ上でリリースされたフリーダウンロード音源。既…

映画『ウィッカーマン』(2006)‐「笑えるニコラス映画」としては上位に入る作品ではないか‐

世の中には「マン」が溢れている。 エロい人は勘違いしないでほしい。私はシモの話をしたいのではない。 「スーパーマン」とか、「ウルトラマン」とか、「キン肉マン」とか、「アンパンマン」とか、「ブッシュマン」とか、そういう「マン」のことである。 で…