2019年10月の消化物(音楽,映画)

なんだかなんもやる気が出ないよー。鬱だよー。

というわけで、なんだか最近なんもやる気が出ない鬱な人間が無理矢理やる気を振り絞って書いた文章がこちらになります。

 

●【音楽】松崎ナオ/鹿の一族『「清く、ただしく」inspored by ブルーアワーにぶっ飛ばす』 

「清く、ただしく」inspired by ブルーアワーにぶっ飛ばす

「清く、ただしく」inspired by ブルーアワーにぶっ飛ばす

  • アーティスト: 松崎ナオ/鹿の一族
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックダイレクト
  • 発売日: 2019/10/09
  • メディア: CD
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現在劇場公開中の映画『ブルーアワーにぶっ飛ばす』の音楽を担当した松崎ナオが、映画に使用された楽曲群を鹿の一族のメンバーとともに再構築した結果生まれたアルバムとのこと。なんだかややこしいが、ようするに純粋なサントラではなく、「松崎ナオ/鹿の一族」によるオリジナルアルバムだと解釈すればよろしい。そして、内容的にもとてもよろしいのはもちろんだ。相変わらず松崎ナオ・鹿の一族らしいポップ&ラウドな楽曲が多数収録されていて聴き応えばっちり。とくに最高にキャッチーなリフが最高に気持ちいい①「カラー」は問答無用の名曲。

 

●【音楽】柴田聡子『 SATOKO SHIBATA TOUR 2019 [GANBARE! MELODY] FINAL at LIQUIDROOM』

SATOKO SHIBATA TOUR 2019

SATOKO SHIBATA TOUR 2019 "GANBARE! MELODY" FINAL at LIQUIDROOM

 

5月のリキッドルームでの公演の模様を収めたライブ盤。この日のライブ、観に行こうか迷って結局行かなかったんだよなー。うん。良いです。どの楽曲もライブならではの躍動感があるし、やっぱりこの人はメロディメイカーとしての才能がハンパねえなあー、とあらためて思った。それにしても、Dub Master Xによってはちゃめちゃな感じにダブミックスされた⑯「ワンコロメーター」は素晴らしい。個人的にはスタジオVerよりも好きだ。

 

●【音楽】んoon『Freeway』 

Freeway

Freeway

 

んで、こちらはそのリキッドルームへtoeを観に行ったときに前座で出たバンドのEP盤。うん。オシャレなクラブミュージック。ハープが効果的に使われていて、なるほど、やっぱりなかなかいい感じ。でも、なーんかライブで観たときほど刺さらん。グルーヴィな演奏やムーディなサウンドプロダクションはとてもよろしいと思うが、メロディがもうちょっと立っていたらなー。

 

●【映画】『イエスタデイ』 

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「わあ、事故って目が覚めたらビートルズが存在しない世界になっちゃってるじゃん! ついにでオアシスや、あとなぜか知らんがコカコーラやハリー・ポッターも誰も知らんことになってるし! よっしゃ、俺売れないミュージシャンなんだけど、ビートルズの曲歌って俺が作ったってことにしちまえ! やったぜ、大ウケだ! おめえにゃかなわねえぜってエド・シーランも認めてくれたぜ! 俺、大スター! でもこれ俺の曲じゃなくてほんとはビートルズが作った曲なんだよな。むなしいなー。幼なじみの友達以上恋人未満な女との関係もなんだかダメになっちゃたしなー。ああ、エロいことしたかったなー」つう映画。なんだろう、嫌いじゃないが、ちょっときれいにまとまりすぎじゃないか、という気がしないでもなかった。せっかくジョン・レノンのそっくりさんとか出したりして大胆な歴史改編までして夢見せてくれてるんだから、たとえばジミヘンが生きてるが70年代以降は鳴かず飛ばずで今はつまらないユーチューバーになってるとか、ギャラガー兄弟がいいおっさんになってるのにいまだにフーリガンやってるとか、そういう音楽好きが喜びそうな小ネタがもっとあっても良かったのでは、と思った。とはいえ、いいな、と感じた場面はちょこちょこあったし、なによりビートルズってやっぱすげえな、としみじみ思った。なので、いまビートルズばっか聴いてます。

 

●【映画】『ホテル・ムンバイ』

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インドで起こったテロ事件を描いた実録もの。テロこええ。拳銃の音がするたびマジで胸が苦しくなった。精神的にかなり疲弊する映画なので心臓の弱い方には勧められないが、必見の作品であることは間違いない。とにかく、どんな理由があろうと戦争反対、テロ反対、と言いたくなる作品だった。

 

以上。