以前、いつものようにネット内をパトロールしていたら、誰だか忘れたがとあるブログ主の人が
「家のブルーレイ・DVDレコーダーで映画を鑑賞する際は倍速再生で観ている」
と書いている記事を見つけた。
「倍速で観たほうが時間が節約できて効率的だから」
ということらしい。
で、私はそれまで倍速で映画を観るなんてやったことはなかったがなんとなく興味を惹かれたので、真似してみることにした。
件のブログ主の人が何倍速で鑑賞しているのか、細かい部分はやはり忘れてしまったが、私がレコーダーとして使用しているのはPS3なので、とりあえず1・5倍〜2倍速再生で観ることができる。ただし、観たのは映画ではなく録画していた「5時に夢中!」(木曜日)である。
「わた☆$@*#*よ○@か☆×=☆すねー。でばぐら%☆み?????すよ〜!!!」
2倍速で鑑賞した模様をあえて文字にしてみるとこんな感じであろうか。
テレビ画面の中では、ふかわりょうや岩井志麻子や中瀬親方たちが一生懸命おしゃべりしているのだが、なに言ってんだかさっぱりわからないではないか。
スピードを1・5倍速にしてみたらようやくおしゃべりの内容を把握できるようになったが、それでもやはりどうもせわしなく感じてしまう。単刀直入に言うと私の脳のスピードがまるで追っつかない。こりゃ無理だ。
というわけで、その後は倍速でテレビなり映画なりを鑑賞するという行為はしていないのだが、ふと思った。
「なぜ倍速機能があるのに倍遅機能は搭載されてないのか」
つまり、通常よりも1・5倍から2倍まで再生スピードを遅くして録画したテレビ番組なり映画のDVDなりを観ることができる機能である。
もちろん、通常どのレコーダーにも付いているコマ送り機能とは違って、音声をスローで聴くことができるし字幕もものすごくゆっくりと表示される。
意外に需要がありそうな気がしないでもない。なにより今回のお題「ゆっくり見たい映画」にぴったりな機能である。
たとえば、ウディ・アレンの映画だ。
あの機関銃のようにべちゃくちゃしゃべくりまくる会話劇を「倍遅」で鑑賞しなおしてみたらどうか。以前は気にも留めてなかったセリフや仕草などが引っかかって、これまでとはまた違った知見なりおもしろみなどが発見できるかもしれない。
あるいは、どうせなら『ディア・ハンター』や『ヘイトフル・エイト』などといったふつーにクソ長い映画を「倍遅」で再生して、「あえて無駄に時間を浪費してみる」なんてのもMっ気のある人からしたらたまらないのではなかろうか。
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ちなみに倍速といえば、じつはAVも前に倍速で観たことがある。こちらもあえて文字にするとこんな感じである。
「(超高速ピストンされながら)あん#んあんあ☆あ@あんあんイ♪イク☆クイクイ@イクイクイ#イクイ=イク出○て出し?しててぇぇ*ェェェ@gェ$ェピッピピピッ!」
もう、とにかくせわしなさすぎて、「抜く」とかそういうレベルではないのだった。