読書

2021年7月の消化物(音楽,映画,本)

やる気がまったく出ねえよ。バイオリズムがね、おもいっきり落ちてんの。コロナの件ももちろん落ちてる要素のひとつだね。ともあれ、このまま落ちてる気分ほっといてもプラスになるどころかマイナスになっていく一方だしな。とりあえずなんか書くか。という…

【読書】安田理央『ヘアヌードの誕生』ーエロとプロレスの裏話本にハズレなしー

安田理央『ヘアヌードの誕生』を読んだ。 ヘアヌードの誕生 芸術と猥褻のはざまで陰毛は揺れる 作者:安田 理央 イースト・プレス Amazon 日本のみならず欧米諸国のヌード表現の歴史を紐解きながら、いかにして我が国で「ヘアヌード」なるモノが誕生したのか…

2021年1月の消火物(音楽,本)

恒例の今月味わい尽くしたいろいろなやつの短かめの感想文。 ●【音楽】ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ「We’re Gonna Get There In The End(Demo)」 youtu.be ノエル兄貴の新曲。兄貴から言わせたら、「ま、アレだ、こういうご時世だから…

熊田薫は稀代の大馬鹿者である

熊田薫は大馬鹿者である。 これが私が出した結論である。 もちろん「熊田薫」とは、漫画『キテレツ大百科』に登場する「ブタゴリラ」のことだ。八百屋のひとり息子で、『ドラえもん』でいったらジャイアンのようなガキ大将の少年である。 UDF 「藤子・F・不…

2019年2月の消化物(音楽,映画,本)

恒例の今月味わい尽くした音楽や映画や本について。前回からだいぶ間が空いてしまったが、ひさしぶりにやる気になったので書いてみようと思う。 ●【音楽】Indus&Rocks『32min at mitosenbayamastudio』 ウェブ上でリリースされたフリーダウンロード音源。既…

動機があれなのでなんだか申し訳なく思うが、『木村政彦 外伝』を買うことにした

この間、書店へ行ったら以下の本を見つけた。 木村政彦 外伝 作者: 増田俊也 出版社/メーカー: イースト・プレス 発売日: 2018/08/18 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 名著『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』の著者である増田俊也の新…

2018年3月の消化物(音楽,本)

気が向いたのでひさしぶりに聴いたり読んだりした音楽や本についてのわりと短めの感想を書いてみようと思う。尚、音楽に関してはすべて旧譜作品になります。 ●【音楽】アラバマ・シェイクス『Sound & Color』 サウンド&カラー アーティスト: アラバマ・シェ…

推定Hカップの夫人

何気に今日のスポーツ報知を読んでいたら誌面に奇妙な記述を見つけた。 明日行われるボクシングWBC世界フライ級タイトルマッチに関する記事だ。 チャンピオンの比嘉大吾選手と挑戦者のモイセス・フエンテス選手、両者による公開予備検診と調印式が昨日行われ…

【読書】直截な批評と珍邦題を一度にたのしめる一冊~『MUSIC MAGAZINE増刊 クロス・レヴュー 1981‐1989』

部屋の片づけをしていたら、CDとDVDと本をあまりにも大量に所持していることにいまさらながら気づいて、いいかげんいやになった。 これは整理をすべきだろう。 というわけで、まずは第一段階である本の選別作業にいま現在取り掛かっている。 「これはいる」 …

【読書】「ものすごい名前をしたバンド」はまだまだいた~イアン・F・マーティン『バンドやめようぜ!―あるイギリス人のディープな現代日本ポップ・ロック界探検記』

『バンドやめようぜ!ーあるイギリス人のディープな現代日本ポップ・ロック界探検記』という本を読んだ。日本在住のイギリス人ジャーナリストによる日本のポップ・ロックの批評本である。 バンドやめようぜ! ──あるイギリス人のディープな現代日本ポップ・ロ…

2017年12月の消化物(音楽,本,映画)

メリークリなんとかという謎のイベントもようやく過ぎ去りいよいよ今年も終わりが近づいてきた。というわけで、今年最後となる「今月の消化物」を書いておこうと思う。 ●【音楽】ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ『Who Built the Moon?』 フ…

「アナル出てる映画」というワードで検索した人へ

昨晩、過去記事の修正のためはてなブログにアクセスし、ついでにアクセス解析の画面を眺めてみたら、どうやら当ブログが「アナル出てる映画」という検索ワードに引っかかっていたらしくびっくりした。 アナルが出てる映画のことを書いた覚えなんてまったくな…

2017年8月の消化物(音楽,本)

【音楽】ナイン・インチ・ネイルズ「LESS THAN」 www.youtube.com ナイン・インチ・ネイルズ(以下「NIN」)に関しては、痩せぎす&長髪のトレント・レズナーが暗黒チックな音楽を歌い上げるスタイルから、いつのまにか筋肉モリモリのマッチョマン&坊主頭の…

2017年7月の消化物(音楽,本,etc)

【音楽】レディオヘッド『OK COMPUTER OKNOTOK 1997 2017』 OK COMPUTER OKNOTOK 1997 2017 [帯解説・歌詞対訳 / 紙ジャケ仕様/ 高音質UHQCD / 2CD / 国内盤] (Amazon.co.jp限定ステッカー付)(XLCDJP868) アーティスト: RADIOHEAD,レディオヘッド 出版社/メ…

【読書】‐ヘタなディスクガイドよりよっぽどジャズに興味を持てる一冊‐小川隆夫『ジャズメン死亡診断書』‐

ひさびさに神保町へ書店巡りをしに行ったら調子に乗っていろいろな本を買ってしまった。 以下の本もそのときに購入したものだ。 ジャズメン死亡診断書 作者: 小川隆夫 出版社/メーカー: シンコーミュージック 発売日: 2017/02/13 メディア: 単行本 この商品…

【第13回】はじめて○○へ行ってみた「猫カフェ」(行った店:『にゃんこいわ』)

私は町田康のファンである。 INUの『メシ喰うな』はもちろんのこと、町田康の音楽作品は全部ではなく一部だが所持・愛聴しているし、町田氏が率いるバンドのライブも一度だけだが観に行ったことがある。 また、文筆家としての町田康に関してもファンである。…

2017年6月の消化物(映画,音楽,本)

今後はこの一か月の間に観たり聴いたり読んだりした映画・音楽・本などについて、単体の記事としてそれなりの長さの文章になりそうにない場合、メモ帳的に書き残していこうと思う。 題して「今月の消化物」だ。 なにぶんめんどくさがりやの人間なので、気分…

【読書】‐この本を書いた中の人たちはきっといい人たちに違いない‐『人には教えたくないグレーゾーンな知識500』(裏の処世術研究倶楽部)

半年ほど前、以下の記事で、ある本についての感想を書いた。 『決定版! 悪用禁止! 悪知恵』なるタイトルの本だ。 gu-tara-tonchi.hatenablog.com 表紙には 「金儲け、恋愛、生活で使える禁断の裏テク&激ヤバ情報大公開!!!」 という刺激的なコピーが躍っ…

【読書】「デビッド・ボウイ」でも「デイヴィッド・ボウイ」でも「デヴィッド・バウイ」でもなく、じつは「デイヴィッド・ブーイ」が正解?‐奥田英朗『田舎でロックンロール』‐

ひさびさに読書にはまっている。 主に読んでいるのは好きな作家のエッセイや音楽・映画の評論本、犯罪ルポタージュだ。 小説は一切読んでない。かつては太宰治や町田康、松尾スズキ、阿部和重、カート・ヴォネガットなどの小説にはまった時期もあったが、最…

「初めて買ったCD(レコード)は?」

いまではすっかりそういった習慣はなくなってしまったが、昔は音楽雑誌を定期的に購読していた。とくに熱心に読んでいたのは、『ロッキング・オン』、『クロスビート』、『ミュージック・マガジン』といった、洋楽をメインに取り扱っている音楽雑誌である。 …

【読書】『ナンシー関 リターンズ』‐猛烈に気になる「石原軍団忘年会生中継」‐

故・ナンシー関の生前単行本化されていなかったコラムを集めた『ナンシー関 リターンズ』を読んでいたら、とても気になる記述を発見した。 ナンシー関 リターンズ Nancy Seki Returns 作者: ナンシー関 出版社/メーカー: 世界文化社 発売日: 2009/06/13 メデ…

「ミカンの白い薄皮をきれいさっぱり取る方法」を知ってどう「悪用」すればいいのか?『決定版! 悪用禁止! 悪知恵』(日本博学研究所)

先日、コンビニで買い物をしていたら一冊の本が目に留まった。 『決定版! 悪用禁止! 悪知恵』なるタイトルの本だ。 表紙の下のほうには 「金儲け、恋愛、生活で使える禁断の裏テク&激ヤバ情報大公開!!!」 という刺激的なコピーが躍っている。 こんな本を誰も…

【第9回】iPodをシャッフルして出てきた5曲を語ってみる

前回、ぽっくんが読んでいた音楽雑誌を振り返る的な記事を書いたが、そういえば『スヌーザー』という雑誌があったこともすっかり忘れていた。 snoozer (スヌーザー) 2006年 08月号 [雑誌] 出版社/メーカー: リトル・モア 発売日: 2006/06/29 メディア: 雑誌 …

『ワッツイン』休刊。こんな音楽雑誌(洋楽雑誌)を私は読みたい。

今週のお題「卒業」 音楽雑誌の『ワッツイン』が2016年4月号をもって休刊となるらしい。 natalie.mu 『ワッツイン』といや、かつて『ワッツイン・エス』という姉妹雑誌もあったはずで、あちらのほうはたしか洋楽をメインに扱った雑誌だったと記憶している。…

映画『乱気流/タービュランス』‐人がバンバン死ぬからこそ楽しい‐

前に『水曜日のダウンタウン』を見ていたら、「蛭子能収を超えるクズ、そうそういない説」というのがやっていた。 漫画家の蛭子さんが過去に起こした数々のとんでもない行動を「クズエピソード」として紹介するというもので、 「感動シーンで爆笑」 「妻の死…

スポーツ新聞の無意味な親切

最近、読者登録をしてくれる人や記事にお星様を付けてくれる人が増えている気がする。 なんていい人たちなんだ。抱いて! さて、常日頃から中身のない記事を書くことを心がけている私だが、今日はいつもにも増して中身のないくだらない記事を書く。 スポーツ…

【読書】「ロケンローな言い回し」と「ルー語」の共通性/布袋寅泰『秘密』

昨日は朝から晩までウルトラマンのテーマ曲が脳内エンドレス再生されるという事態に陥りかなり死にそうになりました。10回は死にかけました。 前の日にウルトラマンのテーマをしこたま聴きまくったわけでもないし、もともとウルトラマンにとくに思い入れもな…

在日外国人ミュージシャンによる鋭くもわかりやすいJ-POP考/マーティ・フリードマン『いーじゃん!J-POP だから僕は日本にやって来た』

い~じゃん! J-POP だから僕は日本にやって来た 作者: マーティ・フリードマン,日経エンタテインメント! 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2008/04/03 メディア: 単行本 購入: 11人 クリック: 84回 この商品を含むブログ (41件) を見る 米国のヘヴィメタル…

読書:「ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実〈新装版〉/ジェフ・エメリック」‐ビートルズは神でも仏でもなく、どこにでもいるフツーのあんちゃんたちだった

かつてビートルズのサウンド・エンジニアを勤めていたジェフ・エメリックが刊行した『ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実』という本を読んでいたら、とてもおもしろい記述があった。 といっても、それはビートルズのレコーディング方法にまつわる記述など…

ジローラモ(ココリコ田中)にモテの極意を教わるって、相当悲しい。

ジローラモと杉本哲太って似ている。 いや、もちろん顔は全然似ていない。 ただ、全体的なシルエットというか基本的な骨格の形は「2体」とも同じ工場で同じ時期に同じ製造工程でもって製作されたのでは、と思われるほどよく似ているように思う。 ためしにジ…