2017-01-01から1年間の記事一覧

2017年8月の消化物(音楽,本)

【音楽】ナイン・インチ・ネイルズ「LESS THAN」 www.youtube.com ナイン・インチ・ネイルズ(以下「NIN」)に関しては、痩せぎす&長髪のトレント・レズナーが暗黒チックな音楽を歌い上げるスタイルから、いつのまにか筋肉モリモリのマッチョマン&坊主頭の…

映画「ベイビー・ドライバー」‐いくら主人公がかっちょよく見えても絶対にマネしないように!‐

www.youtube.com ジョンスペの「Bellbottoms」が爆音で流れる中、主人公が華麗なドライビングテクニックを披露するオープニングシークエンスを観ていたら思わず立ち上がって踊りだしたくなってしまった。 いやあ、かっちょいいよこれは。 クールである。スタ…

映画『殺しのドレス』‐「無駄」に情熱をかけて意味を与えている上質なサスペンス‐

個人的にフェイバリットな監督のひとりである巨匠ブライアン・デ・パルマの『殺しのドレス』であるが、はじめて観たときは唖然とした。 殺しのドレス (2枚組特別編) [DVD] 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 発売日:…

マニュアルは便利だが、ときに世の中を窮屈にさせる

コンビニでもスーパーでも書店でもいいが、そこで働いている店員に「個性」は必要だろうか。 基本、いらないと思う。 まず、接客に個性はいらない。マニュアル通りに接客してくれたほうが客側の立場からしてもスムーズにことが運ぶからだ。 さらに言うなら「…

まぬけな犯罪にふさわしいBGM

テレビのニュース番組をぼーっと眺めてたら、やけにしょぼくれた表情をしたおっさんが警察に連行されてゆく様子が映っていた。 逮捕されていたそのおっさんはどうやら銭湯の経営者らしく、なんでもスマートフォンを使って女湯の盗撮を繰り返していたという。…

映画『リディック』‐「悪人なのにいいやつ」だっているのでは…?と夢見させてくれる映画‐

『リディック』というヴィン・ディーゼル主演のSF映画をこないだ観たのだが、以前にもヴィン・ディーゼルの主演作を一本観たはずなのに、なぜかタイトルも内容もまったく思い出せない。そればかりか一時期はジェイソン・ステイサムと人物的にごっちゃになっ…

【ライブ】リアム・ギャラガー@ZEPP TOKYO‐2017/08/17

いま俺は、ついさっきZEPP TOKYOで開催されたリアム・ギャラガーの来日公演を観終えた帰りに立ち寄った快活CLUBでこの作文を書いている。 ライブの内容にたいへん満足し、とんでもなくテンションが高まり、その熱い気持ちに乗せて、この作文を書いているので…

映画『アウト・オブ・タイム』‐馬鹿は犯罪には向いてない‐

「まったく不毛なことだが、私の悪いクセは、外国のタレントを理解しようとするときに、『この人は日本でいえば誰なのか』と考えてしまうことだ」 と書いたのは在りし日のナンシー関であるが、前回の記事でウィル・スミスは日本でいったら福山雅治で、LL・ク…

映画『レッド・ウォーター/サメ地獄』‐ほかのキャラが濃すぎるせいで「サメ、いたっけ?」ってなった‐

『レッド・ウォーター/サメ地獄』っていうあきらかにB級っぽい映画を鑑賞したんです。 レッド・ウォーター サメ地獄 [DVD] 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 発売日: 2009/12/23 メディア: DVD クリック: 1回 この商品を含むブログ…

ミュージシャン別、ライブでの「お約束」5選

音楽好きにとってライブはビッグイベントである。 なにしろ好きなミュージシャンの姿を生で観られ演奏を聴くことができるのだ。楽しくないわけがないじゃないか。 事実、近年の音楽シーンはライブを観に行く人が増加傾向にあるとのことだ。一昔前に比べて音…

ステッカーは用法・容量をよくお確かめの上ご使用ください、というお話

こないだ↓の「熊出没注意」のステッカーが貼っつけられた自動車をひさかたぶりに目撃したのですが、なんだか「ゲッツ!!」だの「○○ですからあ! 残念!!」だのといった一昔前のギャグを得意満面かまされているかのようで、ひどく悲しい気分になってしまい…

映画『ジョーズ4 復讐篇』‐はじめてサメに感情移入した‐

ちょっと前に午後ローで放送された『ジョーズ4 復讐篇』を録画してたんでこないだ観た。 ジョーズ4/復讐篇 [Blu-ray] 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン 発売日: 2016/08/03 メディア: Blu-ray この商品を含むブログを見る 映…

2017年7月の消化物(音楽,本,etc)

【音楽】レディオヘッド『OK COMPUTER OKNOTOK 1997 2017』 OK COMPUTER OKNOTOK 1997 2017 [帯解説・歌詞対訳 / 紙ジャケ仕様/ 高音質UHQCD / 2CD / 国内盤] (Amazon.co.jp限定ステッカー付)(XLCDJP868) アーティスト: RADIOHEAD,レディオヘッド 出版社/メ…

「さて」について

今朝、出勤前に寝ぼけまなこで『とくダネ!』を見ていたら、番組の冒頭で以下のようなやりとりがあった。 細部までは覚えてないが大体こんな感じの会話だったと思う。 女子アナ「きのう番組で放送した企画の中で、一般の男性の方のインタビューを誤って容疑…

【読書】‐ヘタなディスクガイドよりよっぽどジャズに興味を持てる一冊‐小川隆夫『ジャズメン死亡診断書』‐

ひさびさに神保町へ書店巡りをしに行ったら調子に乗っていろいろな本を買ってしまった。 以下の本もそのときに購入したものだ。 ジャズメン死亡診断書 作者: 小川隆夫 出版社/メーカー: シンコーミュージック 発売日: 2017/02/13 メディア: 単行本 この商品…

映画『キンダガートン・コップ2』‐TSUTAYAにあったのでなんとなく借りて観てみたらわかったこと‐

たとえばインド人だ。 我々はインド人といえば途端に「カレーが好きだ」と決めつけてしまう。 だが、それはほんとうに正しいのだろうか。 もちろんインド人にとってカレーが国民食であるということは私も知っている。ほんとうの話なのか知らないが、じっさい…

マンガのキャラのような奴

私はこれまでに街中で何度か力士を見かけたことがある。 なぜその人物が力士であるのかがわかったのかというと、「やけに太っていたから」というわけではない。 いや、たいていの力士が太っているのはもちろんだ。むしろ太ってなければ力士は務まらないと言…

【第13回】はじめて○○へ行ってみた「猫カフェ」(行った店:『にゃんこいわ』)

私は町田康のファンである。 INUの『メシ喰うな』はもちろんのこと、町田康の音楽作品は全部ではなく一部だが所持・愛聴しているし、町田氏が率いるバンドのライブも一度だけだが観に行ったことがある。 また、文筆家としての町田康に関してもファンである。…

アマゾンの意味不明な映画のカスタマーレビュー

テレビで放送されている映画(主に午後ロー)はとりあえずかたっぱしから録画しているのだが全然観るペースが追い付いておらず、いいかげん外付けハードディスクの容量がやばくなってきたので、最近は家にいるときは大抵映画を鑑賞している。 先日は『アンノ…

【第23回】iPodをシャッフルして出てきた5曲を語ってみる:番外編「雨音、もしくは波の音を聴くことができる曲」

今週のお題「私の『夏うた』」 ジリジリと暑い日に聴きたくなる曲、夏になるとカラオケで必ず歌う曲、夏の記憶と一緒に思い出す曲などなど、あなたの「夏うた」を教えてください。皆さまのご応募、お待ちしております。 とのことで、とくにネタもないので書…

たくましき「おばさん」という生き物

おばさんは凄い。 おばさんはメンタルが鉄で出来ている。 私もおばさんのような強心臓な人間になりたい。 なんならおばさんとして生まれ変わりたい。 ……という趣旨の作文を以前投稿したところ、たちまち読者の方々からたくさんの反響をいただいた。以下のエ…

映画『クリフハンガー』‐筋肉で万事解決、大正解な映画‐

『クリフハンガー』ってスタローンの映画ではわりと有名なほうに属する作品であろうと思われますが、今まで観たことありませんでした。そして観てもないのに私は四六時中いやらしいことばかり考えてるどうしようもない人間なので、つい「クンニフンガー」と…

2017年6月の消化物(映画,音楽,本)

今後はこの一か月の間に観たり聴いたり読んだりした映画・音楽・本などについて、単体の記事としてそれなりの長さの文章になりそうにない場合、メモ帳的に書き残していこうと思う。 題して「今月の消化物」だ。 なにぶんめんどくさがりやの人間なので、気分…

俺のブログがうまくいかないのは夏のせい

夏が苦手なんです。 なぜか。 暑いからだ。 暑さがやる気を著しく減退させる。 冬はまだいい。 外にいてもある程度の寒さだったら衣服を着込めば凌げるし、身体を動かすことで体温の上昇を図ることだってできる。 では、夏はどうか。 いくら暑いからと言って…

映画『レイク・プラシッド3』‐アホな連中とCGまるだしの巨大ワニと悲惨なデブを観たい人に超おすすめ‐

夏だ。暑いよ。馬鹿野郎。 ってことで夏といえば海洋ホラーなので観た。 『レイク・プラシッド3』という映画だ。 U.M.A.レイク・プラシッド3 [DVD] 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 発売日: 2011/01/12 メディア: DVD クリック: 1…

映画『ダブル・ジョパディー』‐美人のプリケツとドジなトミー・リー・ジョーンズとツッコミが好きな人に超おすすめ‐

夫殺しという無実の罪で刑務所に投獄された主婦が6年の刑期を終え仮釈放中に事件の真相を探るため七転八倒するミステリー映画……と、とりあえず書いてみたが、そもそもこれをミステリーと言っていいのだろうか。とにかく突っ込みどころが多すぎる映画であった…

鼻毛のせいで思い出した話

3つ前のエントリーで鼻毛に関するものすごくどうでもいい話を書きましたが、 「ハッ! そういえば……」 今日の昼休み、ハタと思い出したのです。 いつかの休日のこと。 私は街中をホテホテと歩いてました。 すると、 「おーい!!」 「大丈夫ですか!!」 な…

【第6回】ブックオフのCD280円棚でよく見かけるオススメ洋楽アルバムを紹介してみる

ひさしぶりに音楽の話でもしませんか。 って、誰に語りかけてるんだか、自分でもよくわかりませんが、とにかく、ええ、音楽の話をさせてください。 というわけで、第6回目となる「ブックオフのCD280円棚でよく見かけるオススメ洋楽アルバムを紹介してみる」…

『おじいちゃんはデブゴン』というタイトルが言いづらい問題

先月末から劇場公開されているサモ・ハン・キンポー主演の『おじいちゃんはデブゴン』が私の生活圏内に立地している映画館のほうでもこないだから上映されるようになり、適当なときに観に行こうかなと考えているのですが、ひとつ問題がありまして、というの…

鼻毛カッターの取説に加えるべき注意事項

「人間の身体は成長期を過ぎてしまえば、あとは老いてゆくだけなのだ」 と私は思い込んでいたのですが、どうやらそれは間違いだったと認めざるを得ない今日この頃です。 「こんにちは。鼻毛です」 隙あらば鼻毛の野郎がご挨拶してくるのです。 「いや、おま…