テレビのニュース番組をぼーっと眺めてたら、やけにしょぼくれた表情をしたおっさんが警察に連行されてゆく様子が映っていた。
逮捕されていたそのおっさんはどうやら銭湯の経営者らしく、なんでもスマートフォンを使って女湯の盗撮を繰り返していたという。
しかも元々の発端となったのは、テレビの盗聴バスター的な番組であったとのことだから驚いた。
というのも、番組内で自身の銭湯にて住み込みで働かせている女性従業員の部屋を盗聴していたことが発覚し逮捕、その模様がばっちり全国に放送されたうえ、その後の警察の取り調べで女湯の盗撮をしていたことまで発覚したらしい。まぬけの極みというべきおっさんである。
それにしても連行されてゆく際の、3日連続でうんこを強制的に食わされたようなしょぼくれまくったおっさん表情を見て、ものすごくかっこ悪いなあ、と思った。犯罪なんて間違ってもするもんじゃないな、と思ったし、しかもこれがシモ関係の犯罪だから輪をかけてださい。超かっこ悪い。
たとえば、重大な事件が起こったとき、それをテレビのワイドショーなんかが取り上げる。すると、そのVTR中には決まっておどろおどろしい音楽が付け加えられているようになっている。
おそらく視聴者の興味を煽るという意味でそれなりに効果的であるからこそああいう演出を行っているのだろう。
煽ってどうするという気がするが。
ただ、現実に起こっている事件は、そのほとんどがまぬけだったりするわけで。
なので、少なくとも冒頭に挙げたようなまぬけとしか言えぬ犯罪をテレビで報道する際は、おどろおどろしい音楽ではなく、「笑点のテーマ曲」を流すべきなんじゃないか。
じっさい、「笑点のテーマ曲」の方がしっくりくるはずだ。
「笑点のテーマ曲」が無理ならば、藤波辰巳の「マッチョドラゴン」でもよい。
なにかこれから悪さを起こそうとしている輩も、もし捕まった場合、自分がワッパかけられて警察に連行されていくその映像には「笑点のテーマ曲」か「マッチョドラゴン」が漏れなく付いてくる。
いやだろう。
これだけでまぬけな犯罪は大幅に減少するはずだ。
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