夏だ。暑いよ。馬鹿野郎。
ってことで夏といえば海洋ホラーなので観た。
『レイク・プラシッド3』という映画だ。
ちなみに1と2は観てない。
つうかこんなもん、どこから観てもおなじだろ。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『ゴッドファーザー』とはわけが違う。
はい、きました。映画がはじまって早々岸辺でセックスするバカップル。突如現れたCGまるだしの巨大ワニに爆食いされ即死。お約束。
しょっぱなから気合入ってんな。なんだか妙に感心した。
つうか一生懸命生きてきたのにちょっとセックスしてたらワニに食われて即死って、こいつらいったいなんのために生まれてきたんだ。
人間の命って儚いなって思った。泣いた(嘘)。
登場人物はアホが多い。そしてアホは必ずワニに食われる。これもお約束。
一番むごかったのは女の着替えを覗いている最中にワニに食われるデブ。
その後、血も滴るいい男状態(ようするに死体)で仲間から発見されるものの
「嫌いだった。バカだし変態だ」
と言われる始末。
デブ、悲惨。俺、号泣(嘘)。
にしてもこういうB級海洋ホラーに出ている役者はなんで揃いも揃って微妙な感じの人が多いのか。男はハンサムってわけでもなく、かといってブサイクってわけでもなく。女も美人じゃないがとくべつブスってわけでもない。ハリウッドには微妙なルックスの役者を斡旋するB級海洋ホラー専門の組合みたいなものが存在するのだろうか。
それはともかく、この映画でハイライトと言うべきであろうシーンは家に侵入してこようとするワニと対決するところ。
これがまったく怖くなかった。
だってフツーに家にいてワニが襲ってくることなんてないから。リアリティがないよ。
そんな俺はいつ家の中にゴキブリが入ってきやしないか怯える毎日。ゴキブリのことを想像したほうがよっぽど怖い。
住んでるとこが賃貸の一階なんです。一応それなりの対策はしているつもりなのに、夏になると毎年必ず1・2匹は出くわす。ゴキブリが襲いかかってくる映画なんか観ちゃったら10回は死ねる自信があるね。
つうかあっても観ねえよそんなもん。
勘弁してくれ。