映画「ベイビー・ドライバー」‐いくら主人公がかっちょよく見えても絶対にマネしないように!‐

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ジョンスペの「Bellbottoms」が爆音で流れる中、主人公が華麗なドライビングテクニックを披露するオープニングシークエンスを観ていたら思わず立ち上がって踊りだしたくなってしまった。

いやあ、かっちょいいよこれは。

クールである。スタイリッシュである。

主人公の「ベイビー」を演じているのはアンセル・エルゴート。

彼は天才的なドライビングテクニックを買われ、強盗組織の「逃がし屋」として活躍する。過去の自動車事故によって終始耳鳴りがするようになってしまったが、イヤフォンを耳に装着して音楽を聴いていれば耳鳴りを抑えられる特異体質の持ち主で、そのため車の運転中のみならず、ほとんどの場面において音楽を聴いている。

劇中、主人公が聴く音楽はもちろん鑑賞している我々も耳にすることができる。

使用されている楽曲は、オープニングの「Bellbottoms」以外にも、ダムドの「Neat Neat Neat」、ベックの「Debra」、バリー・ホワイトの「Never, Never Gonna Give Ya Up」などなどロックやソウルの名曲の数々だ。

これがじつに効果的で、あたかもライブハウスにいるかのごとき高揚感・躍動感に胸が高鳴りっぱなしだった。これは絶対に劇場で観るべき映画であると断言したい。

ハイテンション、ハイスピードの展開で、ほとんどマンガのようなストーリーだったが、まったく気にならず、むしろこれぞ映画だ!と言いたくなった。あっという間の2時間だった。

ケヴィン・スペイシーやジェイミー・フォックスら、共演陣もなかなかに豪華なのだが、

「おまえがラスボスかよ!」

と意外な展開になるのもおもしろかった。

主人公の愛用機はiPod Classic。

おなじiPod Classicの愛用者であり、かつまた洋楽を愛する者として、なんだか嬉しくなってしまった。

アップルは即刻iPod Classicを再販売すべきである!

んで、帰りにサントラ買おうと思ったら売ってねえでやんの。

アホか!

尚、本作を鑑賞した男子の多くがイヤフォンで音楽聴きながら車をブッ飛ばしなるだろうが、危ないので絶対にマネしないようにしていただきたい。

Baby Driver (Music From The Motion Picture)

Baby Driver (Music From The Motion Picture)