2015-01-01から1年間の記事一覧

なんともシュールな奇跡の話

今週のお題「ゾクッとする話」 嘘のような偶然……あるいは、人はそれを奇跡と呼ぶかもしれない。 私はそのような出来事を以前、体験したことがある。 6・7年前の話になる。 その日、私は、都内某所にある某中古レコードショップへ向かっていた。くだんの某中古…

TUBEの音楽を好きな人に夏が嫌いな人はいない(たぶん)

暑い。 夏だ。 今年もTUBEの季節がやってきた。 BEST of TUBEst ~All Time Best~ 発売日: 2015/07/15 メディア: MP3 ダウンロード このクソ暑い毎日にTUBEの人たちはうんざりしたりしないのだろうか。 まあ、暑いうんぬんは置いておくとしても、「花火だっ…

「いきものがかり」というバンド名

いわゆるオリコンチャートというやつにまるっきり関心をなくしてからしばらく経つ。 1:『Summer Madness』三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE 2:『SUNNY DAY SONG/?←HEARTBEAT』μ’s,絢瀬絵里(南條愛乃)・東條希(楠田亜衣奈)・矢澤にこ(徳井青空) 3:『…

映画『地球が静止する日』‐この映画を宇宙人が見たら激怒するに違いない‐

SF映画に出てくる宇宙人といえば、「地球を侵略するためにやってきた悪い奴」というのがお決まりのパターンである。 しかし、火星人や金星人なんかとしょっちゅう会っているらしいたま出版の韮沢さんや、超常現象マニアにはお馴染みのUFO誘拐事件のヒル夫妻…

映画『マディソン郡の橋』‐エロいおかあさんなんて…嫌だ!‐

イーストウッドの監督・主演作はほとんど観ているが、この『マディソン郡の橋』に関しては、長いあいだ、未見であった。 というのは、本作の「初老に差し掛かった男女が繰り広げる不倫からなる純愛」的なテーマに対し、「KABA.ちゃん、性転換手術へ」などと…

マドセン&力也

以前、ニコラス・ケイジが主演映画のPRのため来日し、日本のテレビ番組にプロモーション出演する際、事前に「モト冬樹」という言葉を会話に登場させないよう、他の出演者に通達していたというのはよく知られている話である。 <a href="http:/…

映画『ザ・ビーチ』‐原始人を演じるディカプリオが凄い‐

数年前、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』がいよいよ劇場公開ということになり、テレビでCMが連日に渡ってひっきりなしに放送されていたのを覚えているが、それを目にして思ったのは「やっぱり日本人にはSFは無理」ということである。 まあ、SFといっても色々あ…

昔、「コンドーム詐欺」にひっかかりそうになった話

「オレオレ詐欺」などの凶悪な犯罪行為が横行する昨今。以前、母があやうくオレオレ詐欺にひっかかりかけた経験を持つ私にとっても、けっして対岸の火事とは言えない。 なにより私自身、過去に「ある詐欺行為」にひっかかりかけたことがあるのである。 話は…

CDレビュー:「追伸ロード第二章/THE虎舞竜」

ケン「高橋ジョージが最近ワイドショーを賑わしているらしいな」マイク「ああ、カミさんとの離婚騒動だな。まあ、まったく興味がないというのが正直なところだが、とにかくいろいろと大変そうだな」ジェーン「にしても、前々から素朴に感じていた疑問なんだ…

映画『エア・マーシャル』‐力を入れるべきところを間違っている典型的なダメ映画‐

以前住んでいた家の近所にテイクアウト専門の海鮮丼屋があった。 前々からこの海鮮丼屋のことが私はなんとなく気になっていた。 というのは、店がオープンしてからもうかれこれ5年以上は経っていたはずだが、客が入っているのをほとんど見たことがなかったか…

CDレビュー:「風間倶楽部/風間トオル」

ケン「今日は風間トオルのCDをレビューしたいと思うんだが、一言でいってこれはありえんな」マイク「ああ、さすがにこれはありえんよ。ふざけてるとしか言いようがないな」ジェーン「そもそも風間トオルがCDを出すこと自体がありえないわ」ケン「まあ、たし…

CDレビュー:『BAKUカラオケ集①』

今回レビューするCDは、『BAKUカラオケ集①』である。 まずは、オープニング・トラックの「ぞうきん」からレビュー。 基本的には元気なパンク・ロックといった感じだが、メロディ構成がかなり複雑であり、これを完璧に歌いこなすとなれば相当の修練が必要だ…

映画『ジャンパー』‐とことんリアルに徹した「オールクソ野郎」な映画‐

今回取り上げるのは『ジャンパー』という映画である。 ジャンパー [Blu-ray] 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 発売日: 2008/07/23 メディア: Blu-ray 着心地が良く、それでいてデザイン性に優れたジャンパーを作成…

これで貴方も大門団長になれる!「団長養成講座」

先日、とあるサイトにて「ドラマに登場する好きな刑事TOP10」なるランキングが発表されているのを目にした。以下がそのトップ10である。 1位 青島俊作(織田裕二/『踊る大捜査線』) 2位 古畑任三郎(田村正和/『古畑任三郎』) 3位 鷹山敏樹(舘ひろし/…

映画『ホーリーマン』‐一家にひとり、エディ・マーフィーが欲しい‐

ケーブルTVで『ビバリーヒルズ・コップ』がやっていたので久々に観たら、「やっぱりエディ・マーフィーっていいな」って思った。 ビバリーヒルズ・コップ [Blu-ray] 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン 発売日: 2011/11/25…

マラソンはもう飽きた‐「24時間テレビ」考察

毎年恒例の日テレ『24時間テレビ』のチャリティーマラソンランナーはDAIGOが走ることになったらしい。 <a href="http://www.oricon.co.jp/news/205336…

そんなもんを「評論」して意味があるのか

「評論家」という言葉を耳にして、人はどんなものを思い浮かべるだろう。 ・音楽評論家 ・映画評論家 ・政治評論家 ・服飾評論家 まあ、だいたいこんなところだろう。 ・軍事評論家 ・IT評論家 ・ラーメン評論家 なんてのも、結構メディアに登場するのでお…

映画『NYPD15分署』‐ここまで「かっこつけている」というのがはっきりとわかる顔面も珍しい‐

それにしても、やっぱりチョウ・ユンファは面白い。 なにが面白いって、映画の内容うんぬんは置いといて、なんといっても顔が面白い。終始一貫してキープしているサッカー日本代表GK川島を彷彿とさせるドヤ顔がまず面白いし、ときおり見せるドヤ顔交じりの…

CDレビュー:「VERY BEST OF HIKARU/西田ひかる」

Hello! アタシ、ひかる。 というわけで、今日はこの『VERY BEST OF HIKARU』がいかに素晴らしい作品かっていうのをアタシ自身の口でお前らに説明してやろうってわけなの。それじゃいい? はじめるわよ。 もちろん『VERY BEST~』なんて書いてあるくらいだか…

映画『スウェプト・アウェイ』‐マドンナがフツーの女を演じるっていうのは、マイケル・ジャクソンが『電車男』の主人公を演じるようなものである‐

マドンナ主演の映画『スウェプト・アウェイ』を観た。 ちなみにマドンナのことは正直よく知らない。とくにこれといって興味がないからだ。 まあ、「ライク・ア・ヴァージン」とかいうヒット曲があることはもちろん知っている。あと、「マテリアル・ガール」…

映画『アンストッパブル』‐どんなに困難でくじけそうでもアメリカ人はひたすら「取り立てておもしろくないジョーク」をかます‐

ハリウッド映画やデーブ・スペクターを見ればわかるとおり、アメリカ人のジョーク好きは異常だ。一般人のみならず、本来厳粛であるのが良しとされる立場の大統領でさえも公式会見などで普通にジョークをかましたりする。 そう、いわゆるアメリカンジョークと…

映画『ディアボロス/悪魔の扉』‐映画もおもしろいが「アマゾンのカスタマーレビューの人」がもっとおもしろい‐

キアヌ・リーヴス、シャーリーズ・セロン、アル・パチーノが主要キャラを演じている『ディアボロス/悪魔の扉』は、法廷サスペンスの中にオカルト要素を加えた異色作である。 ディアボロス/悪魔の扉 [Blu-ray] 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ 発…

映画『キャットウーマン』‐「猫女の映画」を大真面目な態度で観られるか否かが問題だ‐

どうも『キャットウーマン』っていう言葉の響きや「ハリウッド映画」ってことでごまかされているような気がしてならない。 キャットウーマン [Blu-ray] 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント 発売日: 2016/02/24 メディア: Blu-…

映画『オブセッション 歪んだ愛の果て』‐アリ・ラーターとビヨンセ、役をチェンジしていれば作品の出来も違ったものになったはず‐

『危険な情事』のなにが恐ろしかったって、女ストーカー役のグレン・クローズの顔が怖いということに尽きる。 gu-tara-tonchi.hatenablog.com なにせ岩みたいにゴツゴツした顔立ちであるし、肩幅だって女子プロレスラー並にゴツいわで、そんなような女が鬼…

読書:「ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実〈新装版〉/ジェフ・エメリック」‐ビートルズは神でも仏でもなく、どこにでもいるフツーのあんちゃんたちだった

かつてビートルズのサウンド・エンジニアを勤めていたジェフ・エメリックが刊行した『ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実』という本を読んでいたら、とてもおもしろい記述があった。 といっても、それはビートルズのレコーディング方法にまつわる記述など…

YouTubeの「○○を歌ってみた」の人

最近、あるミュージシャンの方が気になってしかたがない。 いや、ミュージシャンというか、その方はおそらくプロではなく素人の方だろうから、「ミュージシャン」と呼ぶのは相応しくないかもしれない。ただ、歌を発表していることはたしかであり、とりあえず…

映画『スネーク・アイズ』‐ストーリーとかは置いといて、ニコラス・ケイジの「因り顔」をお腹いっぱい楽しめる映画‐

白人の特権と言えば「ハゲてるのにかっこいい」ところだ。 とくにハリウッド・スターにそれは顕著である。 クリント・イーストウッド、ショーン・コネリー、ジーン・ハックマン、ブルース・ウィリス……どいつもこいつもハゲてるのにいちいちかっこいい。さら…

映画『危険な情事』‐ストーカーにナメられないための方法とは‐

ストーカー系で個人的に印象深い作品といえば、なんといってもかつてTBSで放映されたテレビ・ドラマ『略奪愛・アブない女』(’98)が挙げられよう。 制作は、ドラマ性過剰なストーリー展開、大仰な効果音、マンガ的なセリフ回しで一世を風靡した大映テレビ。…

映画『ウォッチメン』‐観れば納得する「Dr.マンハッタン最強説」‐

『ウォッチメン』は公開当時、映画館へ観に行った。 「あの『ダークナイト』を超える伝説のアメコミが映画化!」 とかいうような触れ込みだったからだ。 ウォッチメン アルティメット・カット版 [Blu-ray] 出版社/メーカー: パラマウント 発売日: 2019/12/25…

映画『ダークナイト』‐「ちゃんとギャグになってない」のが凄い。ただ、ヒロインはギャグ…?‐

公開前からひじょうに前評判が高く、そして実際前評判どおりの素晴らしい出来であった『ダークナイト』であるが、なにしろことが「バットマン」なだけに、観るのにかなり躊躇したのが正直なところである。 ダークナイト (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディ…