映画『ディアボロス/悪魔の扉』‐映画もおもしろいが「アマゾンのカスタマーレビューの人」がもっとおもしろい‐

キアヌ・リーヴス、シャーリーズ・セロン、アル・パチーノが主要キャラを演じている『ディアボロス/悪魔の扉』は、法廷サスペンスの中にオカルト要素を加えた異色作である。

 

ディアボロス/悪魔の扉 [Blu-ray]

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人間の欲深さ・業を徹底的に炙りだした作品であり、物語中に「悪魔」が出てくるが、巨大生物などのいわゆるクリーチャーが登場するそんじょそこらのホラー映画よりもよっぽど怖い。

とりわけその悪魔を演じるアル・パチーノの怪演が本当に凄い。まさに鬼気迫るといった演技である。90年代以降のアル・パチーノのベストアクトの5本の内に入るといっても過言ではないのではないか。じつに見応えのある作品だった。

映画を観たあとはアマゾンのレビューをチェックするのが私のお決まりのルーティンとなっている。

同じ映画を鑑賞した人たちの率直な意見を読むのは単純に楽しい。

わざわざレビューを書き込むだけあってレビュアーの大半は映画に詳しい人たちのようで、鋭い意見に感心させられることもしばしばだ。中には的外れのように思えるレビューもなくはないが、それも含めてアマゾンのカスタマーレビューはおもしろい。

『ディアボロス』を鑑賞したあとも、例によってアマゾンのレビューをチェックしに該当のページへアクセスした。

 

ストーリーもおもしろく、アル・パチーノの世界に引きずり込まれていくキアヌ・リーブスや精神に異常をきたしてゆくシャーリーズ・セロンの演技力。最近の映画もおもしろいのですが、久々にハラハラ、ドキドキでストーリーにのめり込んでしまいました。

洋画ファンもアルパチーノ、キアヌ、セロンファンならばぜひ購入して損はない。

 

などなど、私と同じように好意的な感想を抱いた人が大半だった。

そりゃそうだろう。劇場公開当時はあまり話題にならなかったというのが信じられないほどいい映画だ。

pettersenn」さんが投稿したレビューもその中にあった。

pettersennさんほど率直なレビューを書く人を私は知らない。

少なくともアマゾンで映画関連のレビューを投稿している人の中ではお目にかかったことはないと断言できる。

pettersennさんによる『ディアボロス』のレビューはこうだ(※以下、引用文すべて原文ママ)。

 

いやシャーリーズセロンを始めてみたけどプロポーションといい、顔かたちといい最高に美人な女優ですね。この映画で彼女のおっぱいからおしりまで隅々までみたので興奮を覚えています。彼女のおっぱいに口付けした俳優さん羨ましい。シャーリーズセロンの裸を見られてとてもよかった。すっきりした。

 

じつに率直である。

シャーリーズ・セロンの「おっぱい」と「おしり」をただただ褒め称えている。しかも「おっぱいに口付けした俳優さんが羨ましい」だ。挙げ句の果てには「すっきりした」である。「それは良かったですね」と言うしかない。

pettersennさんのレビューはこれだけではなかった。『13日の金曜日 完結篇」のレビューも投稿されていた。以下がその文章である。

 

この映画はよかった。女の子達が服を脱いで丸裸になって水浴びするシーン実際遭遇で着たらなあ。女の子の大きなおっぱい、おしりを見れたので最高!ストーリーは以前と全く変わってないのは問題だ。

 

やはり「女の子の大きなおっぱい、おしりを見れたので最高!」でらっしゃったらしい

とにかくpettersennさんのその率直さには圧倒されるばかりだ。ここまで書いておいて、なぜか最後の一文だけ申し訳程度に映画の感想めいた言葉が書かれているのがちょっと気になるが、とにかく本当に良かったですね、と言うしかない。

ちなみに他にも7作の映画のレビューを投稿されており、そのほとんどはやはり映画のストーリー自体にはまったくといっていいほど触れておらず、ただただ出演している女優たちの「おっぱい」だの「おしり」だのについての感想を述べておられる。ただ、その中の『映画ドラえもん のび太と鉄人兵団』のレビューだけはなぜか「大真面目」な内容の文章となっている。

わけがわからんが、とりあえず「おめえが一等賞だよ」という思いで胸がいっぱいになった。すっきりした。