いわゆるオリコンチャートというやつにまるっきり関心をなくしてからしばらく経つ。
1:『Summer Madness』三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE
2:『SUNNY DAY SONG/?←HEARTBEAT』μ’s,絢瀬絵里(南條愛乃)・東條希(楠田亜衣奈)・矢澤にこ(徳井青空)
3:『表参道/二子玉川/Never Never Give Up』チャオ ベッラ チンクエッティ
4:『12秒』HKT48
5:『Angelic Angel Hello,星を数えて』μ’s,星空凛(飯田里穂)・西木野真姫(Pile)・小泉花陽(久保ユリカ)
6:『I Won’t Turn Off My Radio』Ken Yokoyama
7:『戦姫絶唱シンフォギアGX キャラクターソング1(星天ギャラクシィクロス)』マリア×風鳴翼(日笠陽子×水樹奈々)
8:『ドリームパレード』i☆Ris
9:『Cha‐Cha‐Cha チャンピオン』Sexy Zone
10:『PLAYBACK』JUJU
この記事を書いてる時点でのオリコンの最新シングルチャートをいきなり掲載してみたが、なにがなにやらさっぱりわからないというのが正直なところだ。
まあ、サビの部分なんかを耳にしたらある程度聴き覚えのある曲もあるのかもしれないが、仮に聴き覚えがあったとしても、曲と歌手の名前が一致する自信はまったくもってない。
個人名でかろうじて知っていると言えるのは6位にチャート・インしているKen Yokoyamaぐらいだ。1位の三代目 J Soul Brothers、4位のHKT48、10位のJUJUも一応名前だけは聞いたことがあるものの、正直どういう人たちなのか、顔もよく知らない。そのほかの人たちに関してはもう「誰それ?」という感じである。
それにしても、ひさかたぶりにオリコンチャートにひととおり目を通してみて、ふと思った。
歌を歌っている連中って、どんだけいるんだ。
よくよく考えてみると、もの凄い数いるだろう。
それこそ星の数ほどいるのではないか。
で、音楽チャートというのはつまり、「俺の曲が素晴らしい」「いやいや俺らの曲の方が素晴らしい」といった、いわば全国あまたの歌い手らによる一大陣取り合戦というわけだ。
そんな群雄割拠の音楽シーンにおいてごくごく平凡でありきたりなバンド名を名乗っているようでは当然誰からも注目されることはないだろう。
なので、
「エレクトリック・サンダース」
「ワイルド・ロケンローラーズ」
「天龍同盟」
「ドラゴンボンバーズ」
「大門軍団」
「橋田壽賀子ファミリー」
などという誰もが容易に考えつくバンド名ではダメに決まっている。
それにしても「いきものがかり」というバンド名は凄い。
なんとも衝撃的である。
「小学生のときに、クラスで“いきものがかり”を担当していたから」
とかなんとか、たしかそういうような理由で付けられたという話を以前耳にした覚えがあるが、この一見浅く、しかしじつは深い意味が込められているようでいて、だがやっぱり浅いバンド名のインパクトは鮮烈だ。
凄まじいバンド名といえば、なんといっても「原爆オナニーズ」という名前が私は真っ先に頭に浮かぶ。そのことは以前記事にも書いたが、ある意味、それとは対極の凄まじさを孕んでいるのがこの「いきものがかり」というバンド名だろう。少なくともここ数10年ちかくの間に登場したバンドで、もっともインパクトのある名前であるのは間違いない。
で、そんな「いきものがかり」であるが、注目すべきは「バンド活動が終焉を迎えたときに、どんなフレーズが使用されるのか」ということではなかろうか。
むろん、通常は「解散」というフレーズであるが、これでは普通すぎて面白くないし、なにより「いきものがかり」というバンド名に相応しくないだろう。
「(無期限)活動停止」なんかもやはりありきたりだ。「散開」(YMO)、「凍結」(角松敏生)、「終幕」(LUNA SEA)というのもあるが、これもちょっと違う気がするし、第一使ったところで二番煎じである。もっと「いきものがかり」というバンド名に相応しいフレーズがあるはずだ。
「進学により終了」
というのはどうだろうか。
「先生に“よくできました”と言われたので」
という文面を後ろに添えれば、より「感じ」が出るかもしれない。
なんの先生だかはよく知らないが。
なにはともあれ、いきものがかりの活動からは当分目が離せそうにない。
(※追記:正解は「放牧」でした。いやあ、さすがにこれを当てるのは無理だわ)