「反社」のようないわくつきプール

よく知られているようにカビキラーなどの劇薬系洗剤のパッケージには「まぜるな危険」という注意書きが記載されているが、私の地元にかつて存在していた市営プールにはプールの水にありえないモノが混ざっていた。

 

くだんの市営プールは野外タイプでそこそこの敷地面積を誇っていたこともあり、夏場となれば涼を求める市民たちが連日ごった返す人気のレジャースポットだった。小学生やってた私もご多分に漏れず友達とかとしょっちゅう泳ぎに行ってたというか、私はガキのころも今現在もカナヅチなので正確に言うと「浸かりに行ってた」のだが、とにかく入場料100円だったか200円だったかを払って冷たい水にぬくぬく浸かりにしょっちゅう行ってたものである。

プールは3つの種類があった。そこそこの深さがある「25mプール」と、逆に底が浅い「子ども用プール」と、もうひとつは「流れるプール」である。

問題の「混ざっていた」プールは子ども用プールで、我々ガキどものあいだでは密かに「しょんべんプール」と呼ばれていた。トイレへ行くのをダルがったガキどもがあろうことか泳いでるフリしてプールの中で小便しやがるのが当たり前としてまかり通っているあたかも「反社」のようないわくつきのプールだった。

いい歳したおっさんになったいまなら「まぜるな危険!」とガキどもを注意して回るところだが、当時まさに正真正銘のガキであった我々はアンモニア臭がほのかに香るプールをとくに気にも留めていなかった。

なにしろ「子ども用プール」なので子どもの僕らが入らないわけには行かない!

あるときなどは水面にうんこがぷかぷか浮かんでいたことがあってあれにはさすがに引いたが。

「つーかテメーも小便してたんじゃねーのか!?」

なにかの間違いでこの駄文を読んでしまった人のそんなツッコミが聞こえてきそうだが、それはヒ・ミ・ツ❤️ということで本エントリーはおしまいとさせていただきたい。

死んだゴリラは燃やすゴミに出せばいいのか

先日のことだが外を歩いていたらカラスに襲われた。

べつにカラスになにかしたわけではない。ただ普通に歩いていただけである。もしかしたらカラスの逆鱗に触れるようなことを私が知らず知らずのうちにしてしまったのかもしれないが、まったく心当たりがない。幸いケガとかはしなかったが、カラスに襲われるなんてはじめてのことだったし、なにしろいきなりだったのでびっくりしてしまった。

しかしカラスだからまだ良かった。

これがゴリラだったらどうか。

その日は休日だった。昼間、家でくつろいでいたら突然窓ガラスの割れる音がした。驚いて音がしたほうに目をやるとなにやら見慣れない物体が蠢いてるではないか。

ゴリラである。獰猛な目をして私を睨みつけている。あきらかに「殺る気まんまん」だ。

家にいきなりゴリラがやってきて、あまつさえ、いまにも襲いかかろうとしている。

戦うしかないじゃないか。

もちろんゴリラ相手に素手で戦うなんて馬鹿なマネはしない。私はふだん料理はしないが家にはバターナイフがある。目や首元などの急所をバターナイフで突くしかない。

大格闘の末、ゴリラは死んだ。部屋中の至る所がゴリラの鮮血で赤く染まっている。まあ、壁紙などは管理会社にひととおり説明すればリフォームしてくれるだろう。

問題はゴリラだ。

死んだゴリラをどう処理すればいいのか。

もちろん警察に連絡すべき案件だろう。ただ、警察を呼んだら事情聴取などで相当な時間を費やすことになるはずだ。ニュースにもなるだろうし、テレビなんかがおもしろがって取材しにやって来るに違いない。ああ面倒くせえ。

ゴリラが勝手に入ってきたんだ。なぜ貴重な休日をゴリラのために潰さなければならないんだ。

大事にはしたくない。

そうか。ゴミに出せばいいんだ。

しかし燃やすゴミと燃やさないゴミ、どちらで出せばいいのか。普通に考えれば燃やすゴミか。あるいは大型ゴミで出せばいいのか。

それにしてもゴリラって思ってた以上にデカいんだな。あとすごくクサい。なんか腐った餃子みたいな匂いがする。野生のゴリラだからだろうか。

なんて書くと「えっ、こいつマジでゴリラぶっ殺したの…?」ってなりませんか。ならないですか。そうですか。

君は野糞をしたことがあるか?

いきなり不躾な質問で申し訳ない。

したことあるだろうか。野糞。

私はある。

小学校低学年のころである。

宮城県のとある町で野糞をした。夏休みで酪農業を営む親戚のおじさんの家に遊びに行ったときに野糞をした。ひとりで留守番している際にボットン便所でクソするのが嫌でおじさんちの広大な敷地内の草がボーボー生えてるところで野糞をした。

ちなみに、近くに民家がなく人もクルマも滅多にやって来ない相当辺鄙なところの癖に、そのときに限ってスクールバスが目の前を通りバスに乗ってるガキどもに笑われた。嘘のような嘘の話ではなく残念ながら紛れもない実話である。

詳しい話は以前このブログに書いたので、まあ、長グソしてるときの暇つぶしにでも読んでいただきたい。

gu-tara-tonchi.hatenablog.com

 

ともあれ、はじめての野糞はとても良かった。えも言われぬ快感、開放感を感じたのを今でも鮮明に覚えている。そして私が野糞をしたのは後にも先にもこの一度きりでもある。

先日、新作の映画を観に映画館へ行った。映画が終盤に差し掛かったころ、急に便意が込み上げてきた。

さすがに劇場で漏らすわけにはいかない。最悪だ。

ただ映画は山場だった。

「クソしに途中退席し戻ってきたら映画が終わっていた」

これもまた違った意味で最悪である。

結局、我慢し、やがて映画が終わった。私は一目散にトイレに駆け込み便座に座った。

するとなにやら音が聴こえてきた。鳥のさえずりと小川のせせらぎの音である。

これがあの「音姫」というやつなのだろうか。よくわからない。よくわからなかったが、気づいたら私は宮城で野糞をしたあのときの快感・開放感を思い出していた。

ここまで読んでピンと来た人も多いのではないかと思う。

「まさか野糞にビジネスチャンスが潜んでいるとは」

 

恥ずかしいから言わないだけで、じつは「野糞欲」がある人は全国あまたに存在しているのではないか。私はそう睨んでいる。

「野糞で大金を稼ぐ」

決して夢物語ではないはずだ。

便座に座ると波の音やスイカ割りに興じる人々の嬌声が聴こえてくる擬似ビーチ野糞。あるいは焚き火やBBQの音がする擬似キャンプ野糞を待望する者だって少なからずいるに違いない。さらなる野糞気分を演出するため便所のデザイン自体を野原ふうにコーディネートしてほしいという声も出てくるだろうし、葉っぱを模したトイレットペーパーの早急な開発も求められるようになるだろう。

思えば世界一優秀なトイレを開発する国として日本は他国から一目置かれてきた。野糞ビジネスへの期待が膨らむのも当然のことである。野糞が日本の景気回復の突破口になる未来が早晩やってくるのかもしれない。やってこないかもしれない。

【第26回】はじめて○○へ行ってみた「皮膚科で稗粒腫を取ってもらう」

ひと月ほど前だったか、右目の二重まぶたの部分によくわからないデキモノができてた。気づいたらできてた。

とりあえずiPhoneで撮ってみた。

全然グロくないし私のグロい顔面にはばっちりモザイクかけたので安心してご覧いただきたい。こちらである。

 

つーか、写真に撮ってはじめてわかったが、よく見たら上下2箇所にあるじゃないか。

まあ、上のヤツはとりあえず無視する。気になっているのは下のデカいヤツである。

ちなみに触っても痛くも痒くもない。見た目はニキビに似ている。というかニキビだろう。

というわけで、ドラッグストアでニキビ薬を買ってきて数日間塗り塗りした。しかし一向に治る気配がない。

おかしい。もしかしてニキビではないのではないか。ググって調べてみたらたぶんこれじゃないかというのが出てきた。

皮膚科のホームページに詳しく載っていた。以下がその名前だ。

「稗粒腫」

どうだ。読めないだろう。

「はいりゅうしゅ」、または「ひりゅうしゅ」と読む。

なんでも角質の一種らしく、ほっといても害はないとのこと。どちらかと言うと女性にできやすい代物らしいが私はちんこが付いてるので該当しない。汗っかきの人もできやすいらしく、私はデブの人と同じくらい汗をかく人なので原因はこれだろうか。いずれにしても自然になくなるモノではないらしい。つまり、嫌なら取るしかない。

取る方法も載っていた。

「針で刺して取る」

なるほど。シンプルだ。怖いよバカ野郎。

違う方法も載ってた。

「炭酸ガスレーザーを当てて削り取る」

こちらは保険が効かないので針より多少金がかかるらしいが、針よりも痛みが少なく、さらに針だとまた再発する可能性があるみたいだがレーザーの場合はそれも低いらしい。

うーん。どうしよう。

これが顎とかにできたんだったらどうだっていい。しかし、外見には年々気を遣わなくなっている私だが、正直、まぶたのデカいヤツは気になる。というか、やっぱりうざいので取りたい。

というわけで、近所の皮膚科のホームページを確認したところ予約なしでもオーケーとのことだったので今日仕事を終えた帰りに行ってきた。

受付の人に初診であることを伝え問診票に書き込む。もちろん私は皮膚科の医者ではないので実際どうかはわからないが、「症状」の部分に一応「稗粒腫(?)」と書いておくことにした。

名前を呼ばれた。診察室に入る。

「稗粒腫とのことですが?」

「えっと、ネットで調べて。まあ、こんな感じで…」(と言って右のまぶたを見せる)

「あー、ちょっと大きいな。取ります…?」

「はい…」(取ってもらいたいから来たに決まってんだろ)

「じゃあ、かばん置いてそこのベッドに横になってください」

「えっ、どうやって取るんですか」

「針で刺して取ります」

「えっ、レーザーじゃなくて…?」

「レーザーでやるほどでも…」

「……….…」

おとなしくベッドに横になり目をつぶる。

「じゃあ、行きますね」

ぐりぐりぐりぐり。いってええええ!

「あれ、痛いですか? へへへ」

いてえよ。口にこそ出さなかったが痛いに決まってるだろ。つーかなに笑ってんだおっさん。

2分ほどだろうか。

あっという間に終わった。

当たり前だが血が出ているらしく患部に絆創膏を貼ってもらって即終了。

「ほら、この白いヤツです」

潰したニキビみたいだった。

「ホルマリンに漬けて持って帰りたいんですが」

一瞬、言おうか考えたが、あまりに馬鹿馬鹿しいのでやめた。つーか、そもそも無理だろう。

「もしかまたできたら来てください」

だからレーザーが良かったのに!

「あの、さっきのアレ。ちゃんと診断しなくて大丈夫ですか。僕が調べたアレで良かったんですか」

「ん? 稗粒腫?」

「あー、それ」

「ですね。大丈夫です」

なんだかよくわからなかったが、とりあえず私の見立てに間違いがなければこのおっさんはだいぶテキトーな皮膚科医である。

というわけで、術後3時間ほどが経過したまぶたがこちらである。

 

うん。ちゃんと取れてるな。まだ血が付いてる。傷跡が残らなければいいが、なにはともあれうざいヤツがなくなったので良しとする。

お代1240円也。

以上。痛かった。おしまい。

コック帽って変じゃね?という話

昨日テレビつけたら『ジョブチューン』って番組でなんかジョナサンの人気メニューをイタリアンだかの有名っぽいシェフの人たちがうまいだのマズいだのジャッジするみたいなのやっててボーっと眺めていたのだが、まあジャッジ自体はどうでもよくて、ジョナサンの料理人のおっさんがコック帽被ってたのもいいとして、ジャッジしてるシェフのおっさんたちの中にもコック帽被ってる人らがいて、

「いや、この人たちべつにメシ食って感想言うだけだし、わざわざコック帽被る意味なくね?」

って思って、とはいえ

「で、撮影当日ですが、ま、バラエティ番組なんでラクな格好でいいです」

「わかりました。ではジャージで」

というわけには一応テレビなのでいかんだろうからとりあえず「映える衣装」としてのコック帽だったんだろうが、にしてもコック帽って変じゃね?

というのが俺はアホなのでとにかく気になってしまった。

 

そもそもなんであんなバカみたいに長いのか。あんなもん被ってたら動きにくいだろうし首とかヤラレたりしないのだろうか。つーか、被るとなんだかまぬけっぼく見えるしやっぱ変だろアレ、と口には出さないだけでそう思ってる人も少なくないのではないか。

「いや、あのコック帽がどうもねえ。アレさえなければな…」

つって料理人になる夢を諦めた人間だって少なからずいたのでは、という気がするし、まあ、そんな奴はいないのかもしれないが、にしてもたとえばコック帽被ったおっさんが横断歩道で信号待ちとかしてたら確実に笑っちゃうだろうし、イタリアンだか中華料理店だかにゾンビが続々やって来てゾンビにシェフが喰われてコック帽ゾンビ爆誕みたいなゾンビ映画とか最高に笑えるだろうし、あとコック帽被る系の料理人は死んだらコック帽被らせるために遺族が丈長めの棺おけ特注するんだろうかとか、どうでもいいことを考えたりした。

おしまい。

俺の死に装束はタキシードにしてほしい

少々古いネタになってしまうが、先頃開催されたアカデミー賞の授賞式でウィル・スミスがクリス・ロックをビンタした事件は我が国でも大きな話題となった。

事件当日、Twitterに件の動画がアップされていたので再生してみたら驚いた。

「まさかこんなことが起こるなんて…」

と率直に思った。

だがその後、テレビの報道番組などでも繰り返し流されていた「ビンタ映像」を眺めていたら、「華やかなアカデミー賞の授賞式の壇上でタキシード姿でばっちり決めた司会のオッサンがおもいっきりビンタされている」という光景があまりにも非日常的すぎて次第に笑えてくるようになってしまった。

「オッサンがオッサンをビンタ」、しかもビンタの現場があろうことか「アカデミー賞の授賞式の会場」であったことがツボにはまったポイントだが、しかしそれよりも私が着目すべきと思うのは「タキシード」である。

 

どうもタキシードってやつはいけない。あの「めでたい感じ」が、ことによると人をマヌケにさせる。なによりあの蝶ネクタイがより一層いけない。「めでたさ」に拍車をかける。じつにマヌケである。というか、馬鹿に見えてしまう。

「ちょっと腰が痛むんすよね…」

という理由で町の整形外科へ行ったとしよう。

「では、レントゲンを撮りましょう」

タキシードを着た医者が言う。襟元の蝶ネクタイに嫌でも目が行く。

「こんなやつに任せていいのか…?」

誰もがそう思うに違いない。

「タキシード姿でフィルダースチョイスを決める野球選手」

「ケンカのあと、緩んだ蝶ネクタイを締め直すヤンキー」

「交通事故の相手がタキシード」

だめだ。馬鹿にしか見えない。

先日、家の近くにドミノピザがオープンしたのでテイクアウトを頼むことにした。店に入ったら店員たちが頭に王冠のようなものを被っていてちょっと面食らってしまった。

どうやらオープン記念ということで被っていたらしい。なぜ王冠なのかよくわからなかったが、なんだかどうもマヌケに見えてしまった。タキシードじゃなかっただけマシと考えるべきか。

ところで「王冠にタキシード」はある意味「最強」ではなかろうか。そんな「最強」は欲しくないが。

2021年に買ってよかったもの

恒例のブログ放置モードになってしまっているのでいいかげんなんか書くかな。うん。なんもないな。あーあれだ、ブログやってる人たちがよく書いてる「去年買ってよかったもの」を私も書いてみるかな。書く時期を間違えてる気がしないでもないがまあ、とりあえず書いてみましょう。

 

⚫ブーロポイントパスダウンジャケット(Columbia)

もともと私は大の暑がり屋さんである。デブじゃないくせにほんの数年前までは12月とかでも平気でTシャツ姿で町をぶらついたりしてたし、暖房も、あのもあっとした人工的な暖気が苦手で滅多なことでは家でかけることはなかった。ところが今じゃこの時期にTシャツなんてフツーに死ねるし暖房だってもちろんがんがんかけており、とにかく加齢とともに寒さに弱くなってきている。

なにしろ寒い。

そんななか、昨年末に買ったのがこのダウンジャケットだ。

コロンビアのダウンは持っているがもう買ってから5・6年くらい経っていて結構クタクタになっているし、さっき書いたとおり私は元暑がり屋さんなので耐寒よりも動きやすさを重視した生地の薄い代物だしで、「もうムリ!」ってなったので買うことにした。

で、さっそくコロンビアのサイトを見てみたらダウンは何種類かあったがこれを選んだ理由は、なんかオムニヒートインフィニティとかいう最新の熱反射保温機能を搭載しており通気性を損なうことなくより効率よく体温を反射して瞬時に温めてくれますよー、とかいう説明文を目にしたからだ。さらに私は表面がモコモコしててガンダムみたいに見えるデザインのダウンは好きではない。その点でもこのダウンはガンダムっぽくなくて合格だと思った。

というわけでコロンビアの正規店に行って現物見て試着して買った。

ものすごく暖かい。感動した。オムニヒートインフィニティ万歳である。

  

⚫激強打破

もともと私はメンタル的なアレはまあともかくとして身体だけは無駄に丈夫な人間でとくに大きな病気に罹ったり大怪我を負ったこともなかったのだが、1年半前に右足の踵を骨折して以来、すっかり体力が落ちてしまった。まあこれまた加齢の影響もあるのだろうし、そもそも私は元気があるタイプの人間でもないが、それにしてもものすごく疲れやすくなってしまった。あと、家で映画とか観ててもすぐに眠くなってしまう。で、この段階でちゃんとしている人だったらジョギングとか筋トレとかして身体を鍛えたりして体力をつけるのだろうが私はちゃんとしていない人間なのでそんなことをするつもりは毛頭ない。

「なるべく手っ取い方法で元気を!」

というわけでエナドリ並びに栄養ドリンクを各種いろいろ飲んでみたのだがどれも効いてる感がまったくなかった。

そんな折、ネットで偶然この記事を読んだ。

激強打破? なんか知らんが原材料にサソリや馬の骨が含まれている栄養ドリンクらしく、実際に飲んだ人ら曰く「一口飲んで、脳バッキューン」だの「これは本当にヤバいやつ」だのなんだかとんでもないことが書かれているじゃないか。

俄然興味がわいたのでためしにコンビニで買って(なぜかミニストップでしか売ってない)飲んでみた。

で、たしかにこれは違った。飲んだ途端になんだか脳がしゃっきりした感じがするし、いつもよりもあきらかに心臓の鼓動が激しく波打っているのもわかった。ただたしかに眠気は多少改善されるがそもそもこんなもの飲んだからって体力が回復するはずがないじゃないか……という当たり前のことに気づいてしばらく飲まずにいたのだが結局また飲み出すようになってしまった。1本500円ぐらいするので滅多に買わないが、「なんかやたらと鬱っぽいなー」ってときとか無性に飲みたくなってしまう。

 

⚫パナソニックのエチケットカッター

正確には「買った」ではなく「買い直した」ものである。随分前に鼻毛刈りにはまっているという記事を書いたが、このエチケットカッターは値段が安く、なおかつ、刈り味が最高でとにかく素晴らしい。

gu-tara-tonchi.hatenablog.com

ただ難点がひとつだけある。電池の接触不良なのか、私の鼻毛が頑丈過ぎるせいか、わからんが、年一のペースで作動しなくしまうのだ。なのでもう少し値段がするものや別メーカーのものも買ってみたのだがやっぱり同じくらいの頻度で動かなくなってしまうし刈り味もいまいちだった。で、1000円ちょいだしまあいいか、というわけでもう5代目くらいになるがまた買い直した。じつは昨日の夜も刈ったがやはり最高の刈り味である。まあ、買ってからしばらく経ってるのでそろそろまただめになるだろうがまた買うと思う。

 

⚫アマゾンプライムビデオ

www.amazon.co.jp

こちらは「買った」ではなく「登録した」である。私は基本的に現物主義というか、とにかく映画でも音楽でも気に入ったもの・気になるものはソフトをゲットして手元に置いておきたい人間でありこの種のサブスク系には手を出さずにいたのだが、今さらながらためしに登録してみたらすっかりはまってしまった。今さらな感想だが、とにかく便利すぎる。そして、これまた今さらだがたしかにこりゃTSUTAYAいらねえな、と思った。あとSpotifyの有料コースにもいいかげん入ろうかな、とも思っている。

 

まだなんかあった気がするが面倒なので以上。疲れた。おしまい。

寿司は投げるとおもしろい

私の小学生時代のお話である。

ある日の夜、ひとりのおっさんが家にやってきた。近所に住んでいる父の友人だった。なんでも家族にも話をしていない相談事があるらしく、それで父に話を訊いてほしいという。

おっさんは寿司折と酒を持参していた。

「晩飯どきに突然来て悪いね。これ、寿司。まあ、みんなで食べてよ」

もちろん、せっかくの寿司を断る理由はまったくない。相談事はおっさんふたりに勝手にやってもらって、母とそして兄と私と弟の3兄弟どもも同席し寿司をいただくことにした。

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で、おっさんふたりはほったらかして寿司うめえなんつってのんきに食ってたら相談事をしているはずのおっさんふたりの様子がなんだかおかしなことになっていることに気づいた。そして突然ケンカがおっぱじまった。

一体どういうことなのか。

ここいらへんに関してはまったく覚えてなかったが、先日、母にこの話をしたらケンカの原因が判明した。

「おまえは個人事業主だから気楽でいいよな。俺は会社員だからな。おまえと違って大変なんだよ」

そんなようなセリフを友人のおっさんは父に向かって言ったらしい。

もちろん父からしたら気持ちのいいセリフじゃなかったろう。ましてや父は普段から怒りっぽい人間だしおまけに酒も回っていた。

「なにぃ?! この野郎!!」

父は鬼の形相で声を荒らげた。そして、まだ寿司がそこそこ残っている寿司折を手に取ると、そのままおもいっきりテーブルに投げつけた。

マグロやイカやサーモンやタコの切り身が米粒の固まりと共に宙を舞った。

宙を舞う寿司。それはなんだか壮観で、尚且つ、ひどくまぬけな姿に私には見えた。

いまでもあの光景は忘れられない。

たとえば、これがハンバーグだったらどうであろう。あるいは、カニクリームコロッケや牛丼ではどうか。

うーん。とくに壮観でもないしまぬけな感じもしないな。

そして、この出来事から私は以下のことを知った。

「寿司は投げるとなんだか妙におもしろい」

ここまで読んでくださった人に果たしてちゃんと伝わっているのか、心配になってしまう。まあ、誰も読んでないかもしれないが。

繰り返しになるが、宙を舞う寿司は、壮観で、尚且つ、まぬけな姿をしていて、なんだか妙におもしろかったりする。

想像してみてほしい。なんなら実際に寿司を投げて確かめてほしい。

枕投げというものがある。私も中学の修学旅行の際に泊まったホテルの一室で友人らとやったことがあるが、あれはなかなかに楽しかった。ただ、寿司を投げるともっとおもしろいのではないか。

あるいは、やり投げやハンマー投げがあるのだから「寿司投げ」があってもいい。飛距離に加え寿司の散らばり具合で芸術点を競い合うのだ。そんなスポーツがあってもいいのかもしれない。

とにかく、あの出来事以来、私はときどき寿司を無性に投げたくなる。

やっぱり壮観でまぬけなんだろうな。おもしろいんだろうな。

なんてふうに思ったりする。

もちろん、食べ物を粗末にしてはいけないという常識は身に付けてるので私はやりませんが。後片付けもめんどそうだしな。

「寿司は投げるとおもしろい」

きっと百人にひとりくらいは「あー、なんかわかるわー」ってなってくれるはずだ。

めんどくせえ

あーなんか面倒だ。とにかくなにもかもが面倒でならない。インプットするのもアウトプットするのも面倒でならない。面倒だが1週間ぐらいブログを更新しないでいるとなんだか気分的にモヤモヤしてしまう。なのでとりあえずなんか書いて投稿してみる。

それにしても面倒だ。当然ながら仕事のため朝起きなきゃならんのも面倒でならない。

自慢じゃないが俺は朝起きるのがすこぶる嫌いだし苦手だ。なので、俺はスマホに爆音で起こしてくれる大変優秀な目覚ましアプリを入れている。コイツのおかげで朝起きるという面倒きわまりない作業もなんとかこなせていると言っても過言ではない。

ただ、そんな優秀すぎるぐらい優秀なコイツにも唯一欠点というべきところがある。

目覚ましを切ると「おはようございます!」という爽やかなメッセージを毎度画面に映し出してきやがるのだ。

俺は朝からテンションが高い奴がだいぶ好きではない。

こっちはただでさえ低いテンションが寝起きでガタ落ちなんだよ。なんなら仕事なんかせずに一日中寝てたいんだよ。昼過ぎぐらいの適当な時間に起きてディズニーランドでプーさんと一緒にはちみつ探しの冒険をしに行くようなのんきな生活をしたいんだよ。

機械のくせに朝からテンション高めに挨拶してくんな。つーか、せめて感嘆符つけんな。ケンカ売ってんのか。馬鹿。

明日の朝もよろしくお願いします。

 

そこまでリアルにゴキブリを描かれなくても良いのでは

いよいよ本格的に暑くなってきたこの時期に欠かせないのが害虫駆除製品だ。

そして、害虫駆除製品を眺めるたび思う。

「なぜここまでリアルな絵を?」

たとえば、これらの製品だ。

コバエがホイホイ [1個入]

 

コバエがコロリ コバエがいなくなるスプレー [13.2mL]

ガ ハイパージェット [450mL]

なぜパッケージにここまでリアルな絵を載せなければならないのか。

意味がわからないのだ。

つーか単純にキモいんです。

まあ、ハエや蛾はそこまでグロくはないから百歩譲ってよしとしよう。問題はゴキブリ駆除製品である。

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【防除用医薬部外品】ブラックキャップ ゴキブリ駆除剤 [12個入]

KINCHO コンバット ゴキブリ駆除剤 スマート容器 20個入 1年いなくなる [防除用医薬部外品]

 

キモいよー。

つーか、そもそもなんでこういうのを買ってせっせと使っているのかっていうとだね、当たり前だけど「ゴキブリのことが大嫌い」だからなのだな。たとえ絵のゴキブリでも基本的に見たくはないのだな。

だのに、なぜこんな「リアルなやつ」をわざわざ描いて載せるのか。

本気出すとこ間違ってるだろ。パッケージに載せるにしても、もっとポップな感じの絵でいいじゃないか。

その点、いらすとやは偉い。

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うん。ギリ大丈夫。

こんな感じでいいんですわ。

包装用のビニールにうんこ付いてる尻のリアルな絵がプリントされてるトイレットペーパーなんて見たことないだろ。

な? 

なんでもリアルに描写すればいいってもんじゃないんだよ。

ま、そういうこと。

にしても、包茎手術系のとっくりセーターから顔半分出してる例のあの画を発明した人ってすごいと思う。べつにリアルに描写しているわけではないのに、キャッチーでポップで、なおかつ、ひじょうにわかりやすい「画」である。誰のアイデアか知らないが天賦の才の持ち主と言っても過言ではあるまい。

とはいえ、間違っても

「コレ、お父さんが思いついたんだよー」

などと、お子さんに自慢できないであろう。

なんだか不憫でならない。