いよいよ本格的に暑くなってきたこの時期に欠かせないのが害虫駆除製品だ。
そして、害虫駆除製品を眺めるたび思う。
「なぜここまでリアルな絵を?」
たとえば、これらの製品だ。
なぜパッケージにここまでリアルな絵を載せなければならないのか。
意味がわからないのだ。
つーか単純にキモいんです。
まあ、ハエや蛾はそこまでグロくはないから百歩譲ってよしとしよう。問題はゴキブリ駆除製品である。
キモいよー。
つーか、そもそもなんでこういうのを買ってせっせと使っているのかっていうとだね、当たり前だけど「ゴキブリのことが大嫌い」だからなのだな。たとえ絵のゴキブリでも基本的に見たくはないのだな。
だのに、なぜこんな「リアルなやつ」をわざわざ描いて載せるのか。
本気出すとこ間違ってるだろ。パッケージに載せるにしても、もっとポップな感じの絵でいいじゃないか。
その点、いらすとやは偉い。
うん。ギリ大丈夫。
こんな感じでいいんですわ。
包装用のビニールにうんこ付いてる尻のリアルな絵がプリントされてるトイレットペーパーなんて見たことないだろ。
な?
なんでもリアルに描写すればいいってもんじゃないんだよ。
ま、そういうこと。
にしても、包茎手術系のとっくりセーターから顔半分出してる例のあの画を発明した人ってすごいと思う。べつにリアルに描写しているわけではないのに、キャッチーでポップで、なおかつ、ひじょうにわかりやすい「画」である。誰のアイデアか知らないが天賦の才の持ち主と言っても過言ではあるまい。
とはいえ、間違っても
「コレ、お父さんが思いついたんだよー」
などと、お子さんに自慢できないであろう。
なんだか不憫でならない。