どうやら前回書いた記事がスマートニュースに掲載されたらしい。
「掲載されたらしい」
なんていう曖昧な物言いをなぜしているのかというと、私自身、スマートニュースなるサイトを一度も利用したことがないからである。
「おまえの妄想だろ。いますぐ精神科に行ったほうがいい」
と親切に助言してくださる方があるいはいらっしゃるかもしれない。
しかしながら私の妄想ではないとはっきり断言できるのは、上の記事をアップした翌日にアクセス解析の画面をなんの気なしに眺めてみたら、アクセス元サイトという部分に「www.smartnews.com」という文字が表示されていたからである。
現に通常は100~200PVあたりをうろうろしている当ブログであるが、上記事をアップした翌日は313PVという喜んでいいのかいまいち微妙な数値まで上昇していた。
ちなみに当ブログの記事がスマートニュースに掲載された(らしい)ことは過去にも幾度かある。
スマートニュースなるサイトを私は利用したことがないのでよく知らないが、テレビのコマーシャルで宣伝されているのを見たことがあるので、それなりに知名度があり、かつまた利用者もそれなりにいらっしゃるのだろう。
ブログを書く動機は人によって様々あるはずだ。
・単なる暇つぶし
・文章を書いて自己表現をしたい
・世の中に物申したい
・アフィリエイトでお金儲けをしたい
・超人気ブロガーとしてメディアに引っ張りだこになり、最終的には手頃なグラビアアイドルと恋愛・本番・結婚したい
等々であろうか。
それらすべての欲求を満たしてくれるのが「スマートニュースに掲載されること」なのである。
なにしろスマートニュースに掲載されれば上に書いたとおりPV数が上昇する。PVが上昇するということは、即ち普段よりも多くの人々から自分のブログの記事が読まれているということである。
多くの人々に記事が読まれれば、単なる暇つぶしであれ自己表現であれ、俄然張り合いが出てくるというものだ。金儲けが目的の人間ならば来訪者が広告をがんがんクリックしてくれるので自然と懐は温まるし、物申す系のブロガーはネット界のご意見番として2代目美川憲一もしくは2代目和田アキ子のような存在としてメディアから重宝されることになるだろう。気づいたら超絶的な人気を誇るブロガーになっていて手頃なグラビアアイドルと恋愛・本番・結婚できた、なんていうウハウハな人生もけっして夢ではない。
あるいは、
「たとえブログの記事がスマートニュースに載って有名になったり金儲けできたとしても所詮虚しいだけだし、この腐りきった世の中は変わらないじゃないか」
なんていう賢者もいらっしゃるかもしれず、まあ、たしかにそのとおりですと言うしかないが、いずれにせよ目標を持つことはいいことだと思う。
というわけで、なにが言いたいのか自分でもよくわからなくなってきたが、とりあえずスマートニュースに掲載される方法を経験者として以下に分析してまとめてみたので、なにがしかの参考にしていただければ幸いである。
①ブログを作成する
いくらジャボニカ学習帳に文章を書き殴っていてもスマートニュースに自分の記事が掲載されることは一生ない。なので、まずはブログを作成しよう。
ブログサービスは山ほどあるが、選ぶのは「はてなブログ」が良いだろう。というのは、スマートニュースなるサイトのカテゴリー欄には「はてなブログ」という項目があるらしいからである。つまり、はてなブログユーザーはほかのブログサービスを利用している者と比べて掲載される可能性がおそらく高いはずである。
②ブログ用の記事を書く
自分のブログを無事開設できたことに満足してホッと一息フリーダム、優雅に紅茶を啜ってたって現実は変わらない。
いったい貴方はなにをやっているのか。そんなことをしている間にもスマートニュースにいち早く取り上げられ人気ブロガーとして脚光を浴びグラビアアイドルと恋愛・本番・結婚しているライバルたちがわんさか生まれているのだ。そうとわかればさっさと記事を書いてほしい。
③どんな記事を書けば良いのか
もちろん、ただ闇雲に文章を書けばスマートニュースに掲載されるというわけではないだろう。
以下にスマートニュースに掲載された(らしい)当ブログの記事を紹介する。
あとひとつかふたつ掲載された(らしい)記事があったような気もするが、とりあえず覚えているのは以上である。
あるひとつの共通点があるのがおわかりだろうか。
そう。上から2つ目の「ブックオフうんたら」を除けば、すべて映画のことを扱った記事なのである。
このことから考えられる結論はこうだ。
おそらく映画の記事に関してはスマートニュースの中の人が「甘い」、もしくは「やさしい」ということである。
その証拠に、当ブログで一番書かれているのは日々の雑記的内容の記事であるが、見事に箸にも棒にも引っかかったことはない。
思うに、単なる一般人であり基本的に「ちんこ」だの「うんこ」だのという記述がオンパレード状態の私の身辺雑記をまかり間違ってピックアップでもしたらスマートニュースの権威に傷を付けることにもなりかねない。一方で映画作品はそれ自体が情報として価値があるわけで、とくに優れたことを書いたつもりはないが、それなりに役に立つ記事として評価・掲載されたのではなかろうか、と思われる。
さらに上の記事に今一度注目してもらいたいのは、スターやブックマークの数はそう多くはないということだ。というかほとんどが笑えるほどに少ない。つまり、おそらくスターやブックマークの数がスマートニュースに掲載される基準ではないということである。
なので、私のように不人気ブログを運営している方もチャンスはある。私のブログより人気が出ない程度にがんばって執筆作業に励んでいただきたい。
④スマートニュースに見事掲載されたその後
尚、スマートニュースに掲載された当日のPVは多いときで通常の2倍から3倍程度まで跳ね上がるものの、翌日・翌々日と日が経つにつれPVは次第に減少していき、4・5日も経てば通常のPV数に戻りガッカリして涙で枕を濡らしたりセンズリをこいたりする。
それが現実というものである。