映画『クワイエット・プレイス』-ホラー映画と思ったら、規模がでかい騒音トラブルのお話だった-

劇場公開当時それなりに話題になっていた『クワイエット・プレイス』をようやく観た。 音を立てるとモンスターが全力でぶっ殺しにやってくるという、そういうお話である。 クワイエット・プレイス (字幕版) 発売日: 2019/01/09 メディア: Prime Video モンス…

映画『コンジアム』-幽霊よりも鼻の穴が気になった-

俺、ぶっちゃけ幽霊系は全然大丈夫なの。 大丈夫ってアレね、そのままだったら食べられないけど醤油かけたらイケる、みたいなことじゃないよ。 ようするに幽霊怖くねえよ、って話。 べつにイキってるわけじゃないからな。これ、マジだから。 もちろん、子供…

映画『グリーンルーム』-ドアをノックしないのは誰だ?-

売れないパンクバンドがね、ライブやって帰ろうとしたの。したら、メンバーのひとりが「楽屋にスマホ忘れた」って言い出したから取りに戻ったわけ。で、ドアを開けたらアラびっくり。 楽屋にいたのは、いかつい見た目した怖そうなおっさんと数名の輩、さらに…

映画『シャーク・ナイト』-「ガチなサメ」は案外地味な奴だったりする-

にしても、『シャーク・ナイト』っていうこのタイトルはどうなのよ。もちろん、『ダークナイト』にひっかけてるんだろうけど、どうもねえ…。いささか安直なタイトルだと言わざるを得ないし、じっさい観てみたら蝙蝠の甲冑を装着している変態やピエロのコスプ…

2021年1月の消火物(音楽,本)

恒例の今月味わい尽くしたいろいろなやつの短かめの感想文。 ●【音楽】ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ「We’re Gonna Get There In The End(Demo)」 youtu.be ノエル兄貴の新曲。兄貴から言わせたら、「ま、アレだ、こういうご時世だから…

映画『クロール-凶暴領域-』ーハリケーン+ワニという珍種パニック作だが、『午後ロー』向きではないかもー

『クロールー凶暴領域ー』の主人公は水泳をやっている若い女である。オリンピックを目指せるほどの実力の持ち主なのか、はたまた市の大会ぐらいだったらなんとか優勝できるレベルの人物なのか、そういう細かい説明はないのでわからない。とにかく、幼いころか…

映画『ポリス・ストーリー/香港国際警察』ーこんなご時世だからこそジャッキー映画をテレビでばんばん放送してほしいー

かつて我が国において「暴暴茶(ボウボウチャ」という飲料水が販売・流通していた。 ジャッキー・チェンが製作したという触れ込みのお茶である。本人出演のCMも大々的に放送されていた。 当時のジャッキーは全国の少年たちの憧れのスーパーヒーローだった。…

映画『アップグレード』-「『ターミネーター』は2ではなく1でしょ」という人ならより楽しめるかも知れないどんよりとした暗いSFアクション-

『アップグレード』を観てたら、全然違う内容だが、なんとなく『ターミネーター』や『ブレードランナー』に近いテイストを感じた。 アップグレード (字幕版) 発売日: 2020/05/26 メディア: Prime Video ようするに、どんよりとしていて暗い。そして、根暗な…

海外ミュージシャンの逸話・エピソードをまとめてみた(その4)

前回に引き続き「海外ミュージシャンの逸話・エピソード」をいろいろ思い出したので書いてみる。 尚、今回も例によって主な情報ソースは昔熱心に読み込んでいた洋楽雑誌や洋楽関係の書籍などである。 なので、多少の記憶違いがあるかも知れず、読む人がいる…

海外ミュージシャンの逸話・エピソードをまとめてみた(その3)

ひとつ前のエントリーで『ビートルズと私』という映画の感想を書いた。 gu-tara-tonchi.hatenablog.com ↑の記事で書いたとおり、ウィキペディアの逸話・エピソード欄に掲載されている「たいしたことないこぼれ話」をまとめたようなドキュメンタリーである。…