映画『キンダガートン・コップ2』‐TSUTAYAにあったのでなんとなく借りて観てみたらわかったこと‐

たとえばインド人だ。

 

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我々はインド人といえば途端に「カレーが好きだ」と決めつけてしまう。

だが、それはほんとうに正しいのだろうか。

もちろんインド人にとってカレーが国民食であるということは私も知っている。ほんとうの話なのか知らないが、じっさいなにかのテレビ番組かなんかで「インド人は毎日カレーを食っている」という話も耳にしたことがある。

しかし、じつのところカレーはほんとうは嫌いだが、毎日の献立でカレーが出てくるので仕方なく食ってるインド人だっているのではないか。

また韓国人といえばキムチが好きであると考えがちだが、キムチが苦手な韓国人だっておそらくいるだろうし、あるいはサンバを嫌悪しているわりになぜかパラパラは積極的に踊りたがるブラジル人だってきっといるに違いなく、ましてや「ジャマイカ人は全員陽気」などと勝手に決めつけてしまうなんてのはじつに安直な思考である。

一昔前のハリウッド映画において、日本人のおっさんといえば判を押したように「メガネ」で「出っ歯」で「カメラを首にぶらさげている」人物として描かれていたのを思い出していただきたい。我々はそんな「ステレオタイプな日本人」を鼻で笑ったものである。

もちろん「メガネ」で「出っ歯」で「カメラを首にぶらさげている」おっさんもいるにはいたのだろうし、いまもいるのかもしれないが、だからって日本人のおっさんの全員が全員そんなヴィジュアルをしているわけではない。

チビの白人やカンフーが苦手な中国人がいるようにだ。

何事にも「絶対」はないのだ。

……と、いま映画の話を持ち出したが、なにも映画において描写されるすべてが虚構であると私は言うつもりはない。むしろ外国人の知り合いがいない私にとって、たとえばハリウッド映画を鑑賞するという行為は、アメリカ人の国民性や文化を知る上で格好のツールであると言える。

たとえば、ハリウッド映画でよく見られる以下の光景だ。

「アメリカ人は口論をしている相手に人差し指を指す」

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なぜだか知らないがとにかく人差し指を指すのだ奴らは。もうほんとうに何度見たかわからないほど目にした描写であり、とうのアメリカ人が撮っているんだから、じっさいこれはアメリカ人が口論をするときの作法なのだろう。

にしても気になるのは上の画像の男であり、いったいなんつう表情をしているんだおまえは。 

 

「アメリカ人はやたらとパーティを開く」

これもなんべん見たかわからないほどよく目にする描写である。

クリスマスパーティやハロウィンパーティはもちろんのこと、高校を卒業するとなると学生同士でダンスパーティを開き、はたまた隣に人が引っ越してきたとなれば隣人家族や友人らを招いてホームパーティを開く。

映画での描写が正しいのだとすれば、アメリカ人として生まれた場合、つまり、ほとんど強制的にパーティ三昧の日々を送らねばならないということだ。大勢の人達との会合が苦手な私にとっては地獄のような生活である。

 

「アメリカ人は鍵がなくても自動車のエンジンをかけることが出来る」

アメリカレベル 68 マスタングGT 2'n1 1/25 4215

アメリカレベル 68 マスタングGT 2'n1 1/25 4215

 

これもほんとうに多い。とくにアクション系の映画でよく描写される光景であり、どういうメカニズムになってるのかよくわからないが鍵なんてなくても中の配線をごちゃごちゃやってるうちにたちまちエンジンをかけてしまうのだから驚いてしまう。アメリカでは5分に1件の割合で自動車の盗難被害が起こっているんじゃないかと思えてしまうほどだ。

 

「アメリカ人は机の上でセックスをする」 

いや、まあ、日本人やイタリア人だってやる奴はやるんだろうが、なんの映画だったかはよく覚えてないが、とにかくハリウッド映画で結構見た覚えのある描写である(マイケル・ダグラスが出ている映画でとくによく見た気がする)。

ただ、これに関してはポピュラーな作法だとはどうも思えない。なにしろ、いたしている最中、机の角ばったところが身体に当たってあちこちが痛いだろうからだ。「普通にベッドでやればいいじゃないか」と言いたくなるばかりである。

 

「アメリカ人は階段でもセックスをする」

にゃんこステップハウス ブラウン (猫 階段)

にゃんこステップハウス ブラウン (猫 階段)

 

やはりこれもなにかの作品で何度か見た覚えがあるが、上に同じく映画ならではの過剰な描写であると私は信じたい。

なにしろ階段でセックスだ。やりにくいだろ。やるにしてももうちょっと平面なところでやれよと私は言いたい。

 

「アメリカ人はピンチの場面でも平気でジョークを言う」 

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ヘタすりゃ死ぬっていう場面でも平然とジョークを言い、我々の国であれば「不謹慎だ!」と怒られてしまうような真剣にならざるを得ない状況においてもジョークを口にするのを常に怠らない。

それが、映画の中のアメリカ人だ。

これも映画ならではの虚構であると信じたいが、デーブ・スペクターを見ているとまるっきり嘘っぱちであるとも思えなくなってくる。

 

「子供はうんちの話が大好き」 

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そして、こちらに関してはおそらく万国共通であるということが、先日『キンダガートン・コップ2』を鑑賞して私はわかったのだった。

 

 

ちなみに詳しい映画の内容に関しては、とくになにも言うことはない。

あえて書かないということで察していただきたい。