中村佳穂『NIA』ー若干苦手なノリがあるが傑作と言ってよろしいのではないかとー

中村佳穂の前作『AINOU』は音楽マニアはもとより評論家界隈からも絶賛されたアルバムである。私自身もけっこう好きなアルバムでもある。 一度だけだがライブも観に行ったことがある。そのときの詳しい感想は下のクソ記事に書いてあるので便所でクソするつい…

向井秀徳アコースティック&エレクトリック@有楽町よみうりホール(2022年3月13日)

一体どこにあるんだ。有楽町よみうりホール。 ここいらへんは何回か来たことあるから大体見当がつくし、いざとなればスマホのナビがあるから大丈夫だろと思ってたいして調べず来た。来たはいいがしかし、どこだかさっぱりわからないじゃないか。 「目的地に…

映画『ハングリー/湖畔の謝肉祭』ー肝心かなめのシーンでカメラがほぼほぼあさっての方向を向く狂気のホラー映画ー

『THE BATMANーザ・バットマン』が、昨日、ついに全国の劇場で公開と相成った。 尚、私はアメコミ映画に関してはまったくと言っていいほど興味はない。 だがバットマンは別だ。 公開当時、各所で絶賛されていたクリストファー・ノーラン監督作の『ダークナイ…

2022年2月の消化物(映画)

相変わらず一向にやる気が出ないが、とりあえず先月もぐもぐした映画の感想文をがんばって書いてみることにしましょう。 『クレッシェンド 音楽の架け橋』 イスラエルとパレスチナという歴史的にいろいろ難しい問題を抱えている両国の人々がボランティアの計…

最近観た旧作映画

恒例の最近観た映画の短かめの感想文です。全部アマプラで観られるやつ(一部レンタル視聴を含む)なので、なんの参考にもならないでしょうが気になった方はどうぞ。午後ローの映画も一応録画してるけど全然観てないなー。 『フリー・ガイ』 “フリー・ガイ (…

邦楽ミュージシャンの逸話・エピソードをまとめてみた(その4)

私はミュージシャンの逸話・エピソードが大好きで、とくに「来日した時は、吉野家の牛丼とラーメンを好んで食べる」(リアム・ギャラガー)とか、ものすごくどうでもよすぎる情報が大好物であり、これまでWikipediaに載ってないオモシロエピソードを邦楽ミュ…

2022年1月の消化物(音楽,映画)

恒例のもぐもぐした音楽や映画の感想文。いまさらながら音楽系サブスクというかSpotifyの有料コースに登録したら当然ながらものすごく便利で、最近すっかり低空飛行気味だった音楽熱が多少上向きつつある。登録した途端にニール・ヤングが全楽曲を引き揚げさ…

映画『ディアスキン 鹿革の殺人鬼』-鹿革狂いの頭エレクトリカルパレードなおっさんに悩殺された-

「クソッ。悩殺だ」 おっさんが言うのである。 鏡やクルマに反射して映る己の姿をうっとりと眺めながら決めゼリフのごとく何度も言う。鹿革製のジャケットなりブーツなりを身にまとって言うのだ。 「チクショウ! 悩殺だな」 やばい。 このおっさん、超おも…

2021年に買ってよかったもの

恒例のブログ放置モードになってしまっているのでいいかげんなんか書くかな。うん。なんもないな。あーあれだ、ブログやってる人たちがよく書いてる「去年買ってよかったもの」を私も書いてみるかな。書く時期を間違えてる気がしないでもないがまあ、とりあ…

映画『ウィリーズ・ワンダーランド』ー最高におもしろすぎるニコラスを観て、これからニコラスは第2の全盛期を迎えるはずと確信したー

どうやらニコラス・ケイジが相当おもしろいことになっているらしい。 いや、訂正しよう。 ニコラスは最初からずっとおもしろかった。 では、ニコラスのおもしろさとはなにか。 誰もがご存じのはずだ。ここで私がくどくどと説明するまでもないだろう。 まああ…