【ザ・カンソー】最近聴いた旧譜アルバム

最近わりと古めのアルバム聴いたりしているのでテキトーに感想でも書いてみましょう。

 

betcover!!『馬』

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この人のことは3年前にリリースされた『時間』というアルバムをツイッターやってる人らが当時やたらと絶賛してて、で、聴いてみたらなんかよくわかんなくて、で、ついこないだツイッターというか現Xのタイムラインを眺めてたらこの人のライブ動画が流れてきて「カッケー!」ってなって、で、去年アルバム出してたのかってなって聴いてみたらめちゃくちゃはまった。カテゴリー的にはロックに分類できるようなサウンドだが、キャバレーミュージック調と言ったらいいのか、なんだか昭和のアングラな歌謡曲を彷彿とさせるようなというか、とにかくプンプンと匂い立つような色気やノスタルジーを感じる。声色が坂本慎太郎っぽいのも好きで、熱いが暑苦しくなく、どこか冷めている感じもある。個人的なベストトラックは哀愁あふるるグッドメロディが耳について離れない④「フラメンコ」。ライブ観に行きたい。

 

エイミー・ワインハウス『Back To Black』

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お名前はもちろん知っていたし、このデビューアルバムが名作扱いされているのも知っていたが、はじめて聴いた。というか、①「Rehab」はなにかの映画を観ていたら流れてきた覚えがある。暗い感じの音楽なのかなと思ったら意外に華やかな雰囲気まんまんですこぶるポップだしおまけにメロディも良く聴きやすい。そして歌が上手い。ソウルミュージックっぽかったりジャズっぽかったりなんかアメリカだなーという感じ。好き。

 

宇宙ネコ子『君のように生きれたら』

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昨年末に観に行ったスネイル・メイルの来日公演の前座に出てきたバンド。初期スーパーカーを思わせるような気怠げなシューゲイザー調バンドサウンドが心地よい。なんかこなれてる感がなく、それがこのバンドならではみたいな味わいを醸している。ような気がする。個人的にはもうちょっとメロディが強めだったらという欲もないではないが、表題曲②は文句なしの名曲だと思う。

 

ベティ・デイヴィス『Betty Davis』

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これはたしかYouTubeで海外のソウルミュージックのいろいろな動画や音源を垂れ流していたときに流れてきたと記憶している。強烈な歌声とファンキーな演奏を耳にした瞬間、痺れた。ちなみにマイルス・ディヴィスの嫁さんだというのはあとから調べて知った。あと、①「If I'm In Luck I Might Get Picked Up」がマーズ・ヴォルタの「Goliath」と似ているがこの曲が元ネタなのだろうか。

 

おとぼけビ〜バ〜「ITEKOMA HITS』

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レッチリのフリーにベタ褒めされてるのを知りブラー目的で行った去年のサマソニに出るということでこりゃちょうどいいやとライブ観てみたらなかなか好きな感じだったのでこのアルバムも拝聴。やたらとトータルタイム短め、且つ、Aメロ→Bメロ→サビみたいな定型から大きくはみ出したような激烈パンクというか、はたまたジャンク系と呼べばいいのか、とにかくそんなような「ユニーク」なアルバムで、なんかアメリカ人にウケるのもわかるような気がした。「俺も大好き!」と言いたいところだし、実際楽しいアルバムだと思うが、ヘビロテ級かとなるとちょっとしんどいかもというかたぶん脳味噌が破裂する。あとどうでもいいが⑦「Love is Short」の冒頭部分はスシローのCMの出だしの箇所とよく似ている

 

石川紅奈『Sea Wasp』

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去年リリースのジャズの人のアルバム。①「Sea Wasp」後半のドラムが大爆発するところとかエキサイトする瞬間がないではない。ただ、やはり俺にはまだまだジャズは難しい。掴めそうで掴めない。

 

カネコアヤノ『タオルケットは穏やかな』

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カネコアヤノは去年俺のお気に入りリストに入ったミュージシャンだ。①「わたしたちへ」や、②「やさしいギター」や、さらに⑥「気分」なんか去年の私的ベストソング2位に選んだほどだし、好きな曲も多く収録されている。しかし、好きな曲が多く収録されている好きなアルバムだが、『カネコアヤノ 単独演奏会 2022秋-9.26 関内ホール』というライブアルバムを聴いて気に入り勢いそのまま日比谷野音へライブ観に行ってすこぶるエキサイトしたせいか、スタジオアルバムとなるとどうもエネルギー的な面でやや物足りなさを感じてしまう。ただ、ついこないだリリースされた新曲『ラッキー』は私が好きなダブダブしたロックサウンドでかなり良い感じだったし、次作こそは超お気に入りのスタジオアルバムになるんじゃないかという予感がまんまんにしている。

 

まだまだあるが気力が尽きた。というわけで今回の1等賞はbetcover!!の『馬』でした。

以上。疲れた。おしまい。