私を構成しているのかよくわからない42枚の雑感(中編)

さて、ツイッターで流行っていたのでとりあえず選んでみたものの私を構成しているのかどうかはよくわからない42枚のアルバムの雑感(中編)を書いてみましょう。

私の「私を構成する42枚」がこちらである。

で、一番上の段から

こういう感じで前回は14枚目のUA『la』まで書いた。今回はその続きを書く。

それでは早速行ってみよう。

 

【15枚目】ティム・バックリィ『Happy Sad』

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これは地元の中古CDショップのワゴンセール品を漁ってたら見つけて、ジャケ見てなんだかビビっと来たからレジに持って行って、なんも予備知識がなく(ジェフ・バックリィのお父さんだというのはあとでわかった)聴いてみたら大当たりだったやつ。このアルバムのおかげでアシッドフォークと呼ばれているジャンルに興味を持つようになったし、ジャケ買いの楽しさも知った。また、ジャズ的なアプローチも施されているので、私の音楽的趣味嗜好を広げてくれた一枚と言ってもいいのかもしれない。いや、だから「ジャズ、やっぱよくわかんねー」っていまだになるんだけど。

 

【16枚目】ゆらゆら帝国『ゆらゆら帝国のめまい』

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ゆらゆら帝国のアルバムではじめて聴いたのは『3×3×3』というメジャーデビュー作となったアルバムで、「このバンド、超カッコいい!」ってなって、その後、私は日本のアンダーグラウンドロックと呼ばれているものにも興味を持つようになった。で、なのになぜこのアルバムを選んだのかというと、結局のところ「メロディがしっかりしている音楽」が私は好きだから。

 

【17枚目】ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ『Who Built The Moon?』

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もちろん42枚のなかに入れたのは大好きなアルバムだからだが、なんだかソロになってからのノエルが過小評価されているような気がしてむしゃくしゃしたから入れたというのもあるっちゃある。ノエルがオアシスやってたときからずっとこだわってきたサイケデリックロックが遂に完璧な形で結実したアルバムだと思うし、サウンドアレンジやリズムセクションの巧妙さという点ではあきらかにオアシスのどのアルバムよりもこのアルバムのほうが上回っていると思う。

 

【18枚目】柴田聡子『ぼちぼち銀河』

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これは私の昨年度の一等賞のアルバムだから、という単純な理由で選んだ。メロディが良くて、アレンジが凝っててなおかつちゃんと個性が感じられて、しっかりとツボを押さえたバンドサウンドが展開されていて、やっぱり私はこういう音楽が一番の好物なんだな、とあらためて思った一枚であり、ここ数年、音楽インポ気味の私に希望の光を当ててくれたアルバム。

 

【19枚目】Public Image Ltd.『Metal Box』

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「こんな音楽、聴いたことねー!」(2回目)ってなった一枚。「聴き馴染みの良い音楽」以外のおもしろさを教えてくれたアルバムだと思う。ピストルズの『勝手にしやがれ!!』も嫌いじゃないが、リスナーとして影響を受けたという意味では断然コレ。

 

【20枚目】マンサン『Six』

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「出た! お耽美系!」とはじめのころは苦手だったが気づいたら大好きになっていた一枚。プログレもちょっと苦手だったりするが、このアルバムはいかにもプログレだよー小難しいよー、みたいな堅苦しい雰囲気がないのが良い。たぶん私はなによりもまず自分にとって開放感が感じられる音楽が好きなのだと思う。

 

【21枚目】フィッシュマンズ『98.12.28 男達の別れ』

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このアルバムは、というかフィッシュマンズはバリバリ後追いで聴いた。「だるい」をここまで音にして具現化したバンドはほかにいないのではないかと思う。最高に音楽聴きまくっていたヤングなころにフィッシュマンズ聴いてたら、このアルバムだけでなくすべての楽曲を聖典のように扱っていたかもしれない。レゲエへの抵抗感を無くしてくれたという意味でも大きい存在だったりする。

 

【22枚目】ナイン・インチ・ネイルズ『The Downward Spiral』

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なにしろ基本的にネガティブな人間なのでこのアルバムにハマらないわけがない。ニルヴァーナやレディオヘッドのように、ナイン・インチ・ネイルズのこのアルバム(なぜかコレ以外のアルバムはそこまで好きになれない)も私の根っ子のような存在なのだと思う。

 

【23枚目】鹿の一族『鹿の一族』

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松崎ナオが率いるロックバンド、鹿の一族のデビューアルバム。なんだかんだでメディアに頻繁に取り上げられてるようなミュージシャンを聴きがちな人間だが、鹿の一族のこのアルバムを聴いたあたりからマイナー寄りなインディーバンド(ミュージシャン)にも目を向けるようになった気がする。

 

【24枚目】ケミカル・ブラザーズ『Dig Your Own Hole』

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ケミカルはテクノさっぱりわかんねーマンだった私にそのおもしろさを教えてくれた存在であり、で、なぜこのコレなのかというとケミカルのアルバムのなかで一番好きなアルバムだから。

 

【25枚目】ZAZEN BOYS『ZAZEN BOYS 4』

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ロック+ラップ(というか、向井秀徳のそれはラップというより「語り」と言ったほうが適当かもしれないが)=ミクスチャーロックになるが全然違うシロモノになっているのがおもしろい。ただ、このアルバムというかZAZEN BOYS自体も、まず先にShig02の『緑黄色人種』を聴いてヒップホップのおもしろさをある程度理解できてなければ抵抗感があったかもしれない。

 

【26枚目】暗黒大陸じゃがたら『南蛮渡来』

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これは昭和のアングラ系ロックに目を向けるきっかけになった一枚。じゃがたらを聴いてファンクに目覚めたとかはなぜかなかったりする。

 

【27枚目】ウィーザー『Weezer』

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メロディ良し、演奏良し、なんだかナヨナヨした雰囲気も良し、という私の好きなやつがモリモリに入ってる一枚。まあ、当然ながら42枚のなかに入らないわけがない。

 

【28枚目】クーラ・シェイカー『K』

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何度も書いてるように私が洋楽にハマったきっかけはブリットポップである。なので、このブリットポップの代表的な名盤も入れないわけがないじゃないか。ミュージックマガジンのおっさんライターとかに酷評されててもせっせとブリットポップ系バンド漁ってんだから。ブリットポップ大好きマンを舐めないでほしい。

 

というわけで、中編はここまで。最後の後編は次回書く。

以上。疲れた。おしまい。