2023年8月の消化物(映画)その2

前回の「その1」からだいぶ期間が空いてしまったので「R.I.P」とコメント欄に書き込もうとしたかたがいらっしゃるかもしれませんが、残念ながら死んでおりませんので引き続き8月に鑑賞した新作映画の感想を書きたいと思います。

 

『ミンナのウタ』

EXILEのメンバーらしきよくわからない人たちが本人役で出演しているホラー映画です。つーか、ぶっちゃけほとんど内容覚えてません。一生懸命怖がらせようとしていたのはなんとなく覚えているのですが具体的に思い出せません。おそらくあまりにも怖すぎて失神してしまったのでしょう。失神はおそらくしてないと思われますが、とにかくそういうことでお許しいただければいいんじゃないでしょうか。

 

『ブギーマン』

ブギーマンとかいう幽霊なのか怪獣なのかなんだかよくわからない化け物的な輩と母を失い意気消沈している家族が延々としばき合いをするお話です。今どき珍しいくらいわりかしストレートな内容で、なおかつクラシカルな雰囲気まんまんのホラー演出がなんだか懐かしくもあり、結構好きなタイプのヤツでした。にしても、おまえ化け物のくせにフツーのおっさんにぶん殴られてわりとしっかりめのダメージ食らってんじゃないよ、と思いましたが。

 

『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』

デヴィッド・クローネンバーグは「なんだか小難しげでグロめな映画撮る人」というイメージがあり個人的にあんまり得意ではない監督さんなので軽く不安を感じながら観に行ったのですが、案の定、バリバリ小難しげで相当グロい映画でした。まあ、なにしろお話自体がなんだかよくわからない。グログロな臓器(もちろん作り物ですが)はばっちり画面に出てくるのにちんこにボカシ入ってるのもよくわからない。映倫の存在意義について真剣に考え込んだり何度もウトウトしているうちに気づいたら終わってました。

 

『春に散る』

ボクサーとして一度挫折した若者が元ボクサーのおっさんの教えを乞うて世界チャンピオンを目指すお話です。はっきり言ってほぼほぼ漫画みたいなお話なのですが、恋愛パートとかおっさんらの友情劇とかちょいちょい挟みつつ、くどくならない程度にテンポ良く纏め上げててフツーにおもしろかったです。私のようなボクシングを好きな人が観ても、『ロッキー』みたいなスポ根モノをお望みの人が観ても楽しめるんじゃないかと思われます。

 

以上。疲れた。おしまい。