地名ソング、ベスト5

テキトーに思いついたお題に沿った曲を勝手にベスト5形式で選んで発表するこの「○○な曲ベスト5」は今回で26回目となるが、登場するのは毎回おんなじようなミュージシャンだったり、あるいはだいたい90年〜00代の楽曲だったり、だいぶ偏ったランキングになってしまっていることにいまさらながら気がついた。

ま、いっか。

というわけで、今回はタイトルに地名が入っている楽曲、略して「地名ソング」を例によってベスト5形式で発表したい。

それでは早速行ってみよう。

 

5位.ストロークス「New York City Cops」

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ストロークスは1stアルバムしか聴いてないしとくに思い入れがあるバンドでもないがこの曲は素晴らしい。というわけで5位はその1stアルバムに収録されているストロークスのこちらのナンバー「“New York City” Cops」だ。ジュリアン・カサブランカスの荒っぽさと青臭さが仲良く同居した歌声やら、贅肉を極限まで削ぎ落としたようなスカスカなバンドアンサンブルやら、全体的にクールでヒリヒリしていてとても良い。つーか、ひさびさに聴いたらやっばりかっちょいいなー。うん。ほかのアルバムも聴いてみよう。

 

4位.椎名林檎「丸の内サディスティック」

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4位は椎名林檎のやはりおなじく1stアルバムに収録されているこちらのナンバー「“丸の内”サディスティック」だ。椎名林檎に関しては数年前にはじめてライブを観に行ったら結構つまらなく感じてしまい、以降、活動をほとんど追わなくなってしまったのだが、この曲はいまでも大好きである。キャッチーでなおかつどこか哀愁を喚起させられる秀逸なポップソングであり、なんだか夕暮れ時に無性に聴きたくなる楽曲である。

 

3位.スーパー・ファーリー・アニマルズ「Ohio Heat」

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続いて3位はスーパー・ファーリー・アニマルズのこちらのナンバー「“Ohio” Heat」だ。ほんのりサイケなアレンジが巧妙に組み込まれたスーファリ流カントリーソングと言いたくなる楽曲で、ホノボノとした曲調がじつに味わい深い。要所要所で隠し味的に鳴り響くエレピの優雅な音色も絶品。

 

2位.宇多田ヒカル「Somewhere Near Marseillesーマルセイユ辺りー」

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2位はなんと宇多田ヒカルの「Somewhere Near “Marseills”ー“マルセイユ”辺りー」だ。昨年、「2022年の曲、ベスト5」という記事で見事1位に輝いた楽曲がまさかの2位に甘んじた格好だ。とはいえ、素晴らしい楽曲であることはもちろん間違いない。バッキバキですこぶる刺激的で、しかもまったりポップな味わいもある、宇多田ヒカルならではの個性が遺憾なく発揮されたトランスナンバーである。

 

1位.ホール「Malibu」

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そしてあまたの強豪を抑え見事トップに輝いたのがこちら、ホールの「“Maribu”」だ。なにしろ、ひたすら美しいメロディラインとコーラスワークがとんでもなく良い。タイトに引き締まった風通しの良いバンドサウンドも心地良いし、ドスの効いたコートニー・ラブのヴォーカルも鳥肌モノだ。完璧なポップロックソングと手放しで褒めたくなる。非の打ち所がない大名曲。

 

以上。疲れた。おしまい。