【ザ・カンソー】最近観た旧作映画

史上最高レベルでやる気が出ずこのままほっとくと5年くらいブログ更新しなさそう気がしないでもなく、そうなるのもまあアレなので、とりあえずリハビリとして最近観た旧作映画の感想文をひさびさにまとめて書いてみましょう。

 

『ブレーキ・ダウン』

ブレーキ・ダウン [DVD]

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  • カート・ラッセル
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夫婦で旅行してたら車が突然エンストしちゃって、しゃんねー修理業者呼ぶかーってなったけど砂漠地帯なもんで電波届いてなくて携帯使えねーよクソがって困り果ててたら運良くトラック運転手のおっさんが通りがかって、良かったら最寄りのダイナーまで連れてくけどどうよ?って提案されて、いや俺ゃ残ってなんとかすっからとりあえず嫁さんだけ連れてってくれませんですかねえって頼んだらおっさんも快くオーケーしてくれてひとりで車いじくり回してたらエンジン復活万歳三唱さあ嫁の元へとダイナー行ったはいいが嫁いねーってなってとりあえず近場をウロウロ捜索、したらさっきのおっさん見つけたんで嫁の行方訊いたら「知らん。つーかあんた誰?」って言われて「ハア?」みたいになる話。見知らぬだだっ広い土地、周りには知らん人しかいない状況で、なにが真実で誰を信じればいいのかという不安感を煽る中盤までのミステリアスな展開が巧いし、その後は単なる一般人なのにやたらと頭が切れる主人公が悪党と対峙する定石の流れになるものの二転三転する構成で最後まで緊張感が途切れずとてもおもしろかった。有名な作品ではないっぽいが隠れた名作と言える出来。

 

『セルフレス』

病魔に侵され余命いくばくもない高明な建築家のジジイが科学者の手を借り意識をクローンの肉体に転送。結果、運動神経抜群なヤングマンとして生まれ変わりモテまくりいろんな女とヤリまくりな第二の人生を謳歌するが、クローンと訊かされていた肉体がじつは死人の肉体であることを知り……みたいな話。アマゾンのトップレビュアーの人が指摘しているとおりかなり無茶苦茶なお話だが、謎解きサスペンス、ヒューマンドラマ、アクション、それぞれの旨味がバランス良く詰め込まれてて、おまけにすこぶるテンポ良く話が進むのでご都合主義的な展開もほとんど気にならなかった。

 

『エクストロ』

エクストロ

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  • フィリップ・セイヤー
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「突然行方をくらましたパパが3年後エイリアンになって帰って来たよ!」というお話。82年公開作とのことで、ストーリー展開も全体的な雰囲気も音楽も効果音もこの時代ならではのB級カルトホラー感が満々。「古臭くて退屈だクソかよ!」と思う人もいれば、「この野暮ったい感じがいいんだよ!」という人もいそう。

 

『ウィッシュ・ルーム』

ウィッシュ・ルーム(字幕版)

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  • オルガ・キュリレンコ
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 「田舎の新居に越して来たら隠し部屋を発見、なんと欲しい物がなんでも手に入る不思議な部屋だったよ!」みたいなお話。設定自体は突飛とは言わないまでもそこそこ新鮮味があるし、中盤あたりまではわりと退屈せずに観られたが、基本的に夫婦がある問題についてずっとぐだぐだ悩んでるだけなので「飽きた。つーか、どうでもいいわ!」ってなってしまった。いや、息子のムスコがアレして母親のオルガ・キュリレンコさんに襲い掛かる場面は少しドキドキしてしまいましたが…。

 

『ギャングスターズ 明日へのタッチダウン』

監獄を学校に、アメフトをラグビーにして、尚且つ、懸垂が苦手なわりと早めに死ぬ病弱な青年とメチャクチャ胴上げされまくった挙句交通事故で死ね女マネージャーとヤクザにぶっ殺される中華料理屋の店主を登場人物に加えたらほぼほぼ『スクール☆ウォーズ』になるヤツでした。

 

もう少し書くつもりだったが精魂尽き果てたので以上。今回の一等賞は『ブレーキ・ダウン』でした。

疲れた。おしまい。