2022年4月の消化物(音楽,映画)

恒例の今月もぐもぐした音楽や映画の短めの感想文です。私が喜ぶので良かったら読んであげてください。

 

【音楽】サカナクション『アダプト』

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安心安定のサカナクション節満載の作品と言うべきか。実際、相変わらず取っつき易さが抜群だし、歌謡トーキング・へッズな⑥「ショック!」はノリノリになること必至な曲でもある。しかし個人的にはちょっと物足りなさを感じてしまうというか、欲を言えば「新宝島」「忘れられないの」級の大名曲が欲しかった。あとサカナクションといえばどのアルバムにもインストが収録されているが、個人的にはどの曲もいまいちピンとこなかったりする。なんにせよライブは観てみたいバンドなので先日チケット抽選に申し込んだ。あとは天命を待つのみだ。

 

【音楽】レッド・ホット・チリ・ペッパーズ『Unlimited Love』

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みんな大好きジョン・フルシアンテ帰還作。全体的にメロディアスだし、ジョンならではの枯れたギターサウンドも味わい深いし、「おかえりジョン」と言いたくなる。ただ同時に「地味だなー」という印象が拭えなかったりする。歳相応な作品と言ってしまえばそれまでだが、まだまだ落ち着いて欲しくないというリスナーとしての勝手な思いもあるっちゃある。とはいえ、野外ライブで聴けばさぞかし気持ちいいんだろうなー、という曲がてんこ盛りのアルバムでもある。つまり、良いアルバムだ。ただ、やっぱり地味だな。

 

【映画】『シャドウ・イン・クラウド』

第2次世界大戦下、トップシークレットの荷物を運ぶため爆撃機に乗り込んだねーちゃんが、マッチョなちんこどもからセクハラ的な扱いを受けたりキモいグレムリンに襲われたりするヤツ。序盤はシチュエーションスリラーっぽくて、中盤はスカイアクションぽくなって、最終的に怪獣ホラーアクションに着地という、はっきり言ってムチャクチャな映画だが、「リアリティなんぞクソ食らえ!」と言わんばかりの有無を言わせぬ突破力があり私は観ていてとても楽しく爽快な気分になれました。83分という尺が絶妙。

 

【映画】『バーニング・ダウン 爆発都市』

事故で片足を失った爆弾処理班のおっさんがリハビリして職務復帰を望むものの上司から無碍にされ闇落ちし……みたいなお話。タイトルに偽りなしの爆発・爆発・爆発のオンパレードで単純に豪快で楽しかったし、主人公が結局マジで闇落ちしたのか、はたまたじつは正義の人なのか、という謎解きサスペンス的な展開もまた良し。ただし、CGはプレイステーション1レベル。そしてエンドクレジットで流れる愛のデュエットソング。まあ、アホだ。しかし、そんなアホっぽいところもなんだか良い!と言いたくなる作品だった。

 

【映画】『ハッチングー孵化ー』

幸せアピールに余念がないけどじつはあんまり幸せそうじゃないYouTuberの家族の長女がある日、森で拾った卵をせっせと育ててやがて育てすぎてクソデカ卵になったと思ったら中からキモい化け物が出てきてキモいけどそれでも育てまくってたらそのうちキモい化け物が人襲うようになったりして仕舞いには……みたいなお話。いやー狂ってたなーこれは。どう狂ってたか頭が悪いので説明するのが難しいが、とにかく狂ってる話なのに映像が妙に綺麗なのがなんだかいかにも北欧ホラーっぽくて独特な不気味さがありとても良かった。そして個人的にはプロレスラーみたいな母親がおもしろすぎた。身近にいたら裸足で逃げるだろうが映画的には最高すぎるババアだった。

 

【映画】『KKKをぶっ飛ばせ!』

KKKの連中に兄をぶっ殺された姉弟が逆にリベンジでぶっ殺しまくる的なシンプルこのうえないB級バイオレンス。血まみれ&ゲロまみれ&炙り金玉&ちんこ顔面シャワーなどなどなんでもござれ状態で、「今年、もっともセンセーショナルな1本」というより単に「お下劣な映画」と言えなくもないが、疲れた頭にはちょうどいい映画だった。あれ以上の上映時間だったらこっちが死んでたかもしれないが……。

 

あとはこういう映画を観たり

gu-tara-tonchi.hatenablog.com

こういう映画を観たりした。

 

以上。疲れた。おしまい。