こんなときこそライブ音源をリリースしてほしい

タイトルのとおりである。

私の唯一と言っていい趣味は「ライブを観に行くこと」だ。しかし、ご存じのように、いまはそれがなかなか実現困難な状況になってしまっている。

ライブを観に行けないのはつらい。つーか、単純につまらん。

贔屓にしているミュージシャンがネットで無観客ライブの配信をしていたのでいくつか観た。楽しいっちゃ楽しかったが、やはり客がいないライブには味気なさを感じてしまった。まるで具のない味噌汁のようであり、サングラスをしていないタモリのようであり、コーンが混入していないうんこのようでもあり、とにもかくにも無観客ライブは味気なくそしてさみしい。

もちろんCDの売り上げが望めないこの時代においてライブ活動を主な収入源にしているミュージシャンからしたらいまのこの状況というのは生きるか死ぬかぐらいにしんどいはずだ。新譜制作して糊口をしのごうつったって、これまでのようにスタジオに集まってレコーディングということ自体が密になってしまうので、これもまた難しい面があるだろう。

だからこそライブ音源をリリースしていただきたい。

過去の音源でいい。

アーカイブがあるはずだ。

マスタリングとかそれなりにしなきゃいけないことはあるだろうが、手間だってそうはかからないだろう。私は音楽関係の仕事に携わってるわけではないので詳しい事情はよく知らないが、そうであるはずだ。

私はライブを観に行くのが好きだが、それとおなじようにライブ音源も大好物にしている人間だ。かつてはあまたの海外ミュージシャンのライブ音源を求め西新宿のブート街へ通い詰めたりもしていた。なんならスタジオ録音作品よりもライブ音源のほうが好きだといっても過言ではない。私みたいなライブ音源ジャンキーはそう多くはないかもしれないがそこそこには存在しているはずだ。

もちろん、タダでネット配信しろなんてせこいことをいうつもりはない。ちゃんとお金を取ってほしい。微量にしかならないかもしれないが、その収益を生活の足しにしていただきたい。

というか、単純にライブ音源が聴きたくてたまらないんです。

ライブ音源を爆音で聴いてライブに行けない鬱憤を晴らしたい。

とりあえずゲットしたいのは、なぜかこれまでライブ音源をリリースしたことがないtoe、鹿の一族、松崎ナオあたり。あと、MIYA加入後のZAZEN BOYSのライブ音源も是が非でもゲットしたい。

 

the book about my idle plot on a vague anxiety

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  • 発売日: 2012/06/20
  • メディア: MP3 ダウンロード