松崎ナオ×paionia×余命百年×ハイエナカー@西永福JAM(2019/08/15)

連休中はどうせ大した予定もなく暇なんだし一個ぐらいライブ観に行きたいなあ、ってことで松崎ナオ目当てで西永福JAMへ。

ちなみに西永福JAMを訪れるのははじめて。

 

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なんでも新宿JAMが閉店し、昨年こちらの西永福に新たに居を構えたとのこと。隣がパチンコ屋ってのがなんだか異様な光景だなあ、と思いつつ店内へ。

まだ真新しいライブハウスだけに店内はとても綺麗だった。というか、ラウンジスペースなどはテーブルとイスがセットされていて、まるでオシャレなカフェのような造りだった。

なお、ライブスペースのほうにもたしかテーブルが4つ、さらに右端壁側にイスが3つ設置されていたが、常時設置されているのか日によって撤去されるのかは不明。

さて、肝心のライブ。以下、一組ずつ感想。

 

●ハイエナカー

野郎4人が登場してきたのでてっきり「ハイエナカー」というバンドだと思っていたが、ややバカリズム似のフロント男子が「ハイエナカー」その人らしく、他の3人はサポートメンバーであるとのこと。

J-POP色濃いめのロックというか、ちょっとアジカンっぽいなあ、と思った。いや、アジカンちゃんと聴いたことがないのでよくわかりませんが、とにかくポップで歌メロを重視したバンドサウンドという感じ。個人的に好みかそうでないかはともかくとして、サウンドチェックが不十分だったのか、かなり音割れしていたのが残念だった。ちなみに「本名は秘密」とのことです。

 

●余命百年 

4人組のロックバンド。ファンクっぽいノリが印象的なギターロック。なかなか良かった。リズム隊も頑強かつ柔軟な演奏っぷりでフロア映えするというか、とにかく踊れる音楽という感じ。とくにワウギターが大活躍する曲がかなりツボだった。また機会があれば観てみたい。

 

●pionia 

トリオでの登場だったがバンドのホームページ確認してみたらドラマーの人は載ってなかったので正式メンバーではないっぽい。で、ホームページには「そのバンド名はゆらゆら帝国の曲名に由来するらしい」という文言も掲載されていたのだが、ゆらゆらっぽさはほとんど感じられず、ソリッドかつ骨太なオルタナロックという印象。うん。良い。個人的にばっちり好みのサウンドで好感触だった。9月には新代田FEVERでワンマンライブが開催されるとのこと。あと、どうでもいいが、ヴォーカル&ギターの人がわりとジム・モリソンに似ていた。 

 

●松崎ナオ 

んで、トリはお目当てのこの人。鹿の一族のライブはなんべんも観に行ったことがあるが 松崎ナオ単体でのライブははじめて。バックメンバーは、ドラムに鹿の一族の鹿野隆広、ベースはYouTubeで松崎ナオと共演している動画をお見かけしたことはあるがお名前は存じ上げない白髪ロン毛のおじさまだった。

オープニングナンバーはいきなり代表曲の「川べりの家」。この曲、スタジオVerはなんだか綺麗にまとまりすぎている感じがして正直あまりグッとこないのだが、いやこれは一気に持ってかれた。なにしろ松崎ナオの歌声の存在感がハンパないし、この曲ならではの哀切感が生で耳にするとより深みが増して聴こえてくるというか、とにかくすこぶる素晴らしかった。

その後は、ピアノからエレキギターに持ち替えロックバンド編成でパフォーマンスを展開。「ただ残るイメージ」、「あたりまえへならえ」もはじめて生で聴くことができた。

そしてラストは名曲「hello, goodbye」。

やっぱりこの人のメロディメーカーぶりはちょっとただごとじゃない。

あらためてしみじみと実感した。

とても良かった。素晴らしかった。鹿の一族のライブも素晴らしいが、今度は松崎ナオのワンマンを是が非でも観たくなった。