競歩を発明した人間は天才か馬鹿か

それにしても競歩って不思議な競技だな、とつくづく思う。

 

なんといってもやはりあの妙なフォームが気になってしまう。日々真剣に競歩に取り組んでいる選手の方々には申し訳なく思うが、とにかく妙なフォームと言うしかない。

いや正直に言ってしまおう。

なんだかふざけているように見えてしまう。

一体どこのどいつがあんなフォームを思いついたのか。

しかも、あの妙なフォームを崩してしまったら最悪失格にもなるというではないか。フィギュアスケートや体操なども「ただしいフォーム」が求められる競技ではあるが、演目中にフォームが崩れてしまったとしても減点はされこそすれ失格にはならないはずである。

そもそもからして「歩くのを競う」っていうのが変だ。どういう発想をしたらそれを競技にしようと思いつくんだ。しかもそれがオリンピックの正式種目として認定されているのだからなおさら不思議と言うしかない。

…….というものすごくどうでもいいことを書いたのは、こないだ出先で急に腹が痛くなり肛門を締めながら早歩きでトイレを目指していた際、

「あっ、なんかいまの俺、競歩の選手みたくなってね?」

と思ったからである。

競歩を発明した人間、そいつはおそらく、うんこが漏れそうになり慌ててトイレへ向かっていたときに思いついたに違いない。違うか。