人名ソング、ベスト5

なんだかそういう気分なのでひさしぶりに「○○な曲ベスト5」の記事を書こうと思う。

今回のテーマは「人名ソング、ベスト5」だ。

そもそも「人名ソング」とはなにか。

文字通り「曲名が人の名前の歌」のことである。

これが調べてみたらわりとあった。

というわけで例によって私個人の独断と偏見まみれで勝手にベスト5を選んでみた。さっそく行ってみよう。

 

5位.ベック「Debla」

youtu.be

まず5位はベックのソウルミュージックへの愛が詰まったアルバム『Midnite Vultures』に収録されているこの曲だ。終始ファルセットで歌いまくるトロトロに甘いスウィートかつゴージャスなバラードながら、どこかユーモラスなおかしみを感じさせるのがなんともベックらしい。ちなみにこの曲が印象的に使われているエドガー・ライト監督の映画『ベイビー・ドライバー』も音楽好きなら間違いなく必見の作品である。

 

4位.ナンバーガール「CIBBICCOさん」

www.youtube.com

4位は邦楽から唯一ランキング入りを果たしたナンバーガールのこちらの曲。「これが人名? ふざけんな!」というお叱りの声が聞こえてきそうだが敬称まで付いているじゃないか! だからいいのだ。さて、この「CIBICCOさん」、一聴するとゴリゴリのリフが炸裂するヘヴィなロックという様相だが、それが中盤あたりに差し掛かると急に曲調がガラリと変わってメロディアスかつ憂いを帯びた感じになる。つまり、ひと粒で2度おいしい的な楽曲であり、その見事な構成ぶりにも感嘆せざるを得ない名曲である。

 

3位.デヴィッド・ボウイ「Ziggy Stardust」

youtu.be

デヴィッド・ボウイに関してはあまり詳しくないというか正直まだ勉強中である私だが、やはりこの曲は外せない。というわけで3位に輝いたのは架空のロックスター「ジギー・スターダスト」をモチーフにしたこちらの曲だ。なんといってもミック・ロンソンが掻き鳴らすギターリフがすこぶるキャッチーで耳について離れない。そして、若かりしボウイがこれまたキャッチーこのうえないメロディを高らかに歌いあげる。いやーいいねえ。

 

2位.ウィーザー「Buddy Holly」

youtu.be

いよいよトップ2の発表である。並み居る強豪とのデッドヒートの末ハナ差で2位に食い込んだのがウィーザーのこちらのナンバーだ。この「バディ・ホリー」という曲名は正真正銘の実在した人物の名前で、1950年代にクリケッツのヴォーカル&ギタリストとして活躍したバディ・ホリーその人である。とにかく躍動感溢れるバンドサウンドも、ちょっぴりせつないメロディラインもすべてが完璧でパワーポップのお手本と言うべき大名曲。MVも楽しいぞ!

 

1位.ビートルズ「Hey Jude」 

youtu.be

そして見事トップの座に輝いたのは王者ビートルズのこちら。不朽の名曲「ヘイ・ジュード」だ。「ジュード」とはジョン・レノンの息子ジュリアンから取られたもので、当時、父ジョンと母シンシアの離婚が決定的となり精神的に不安定な状態にあったジュリアンのためにポール・マッカートニーがつくった曲である。当時としては異例の7分近くもある長尺曲だが、まったく長さを感じさせないし、何度聴いても飽きない。情感溢れるメロディをポールがソウルフルに歌いあげる鳥肌ものの圧巻のバラードだ。文句なしの1位!

 

ちなみに惜しくも選外となってしまったが他に候補に挙がった曲は、

ポリス「Roxanne」

ブラー「Tracy Jacks」

ビートルズ「Julia」

アル・クーパー「Jolie」

ローリン・ヒル「To Zion」

ユニコーン「服部」

といった感じである。

以上。疲れた。おしまい。