今週のお題「やる気が出ない」
無理は禁物です
今週のお題は「やる気が出ない」です。
連休明けに雨に自粛生活に、さまざまな要素が重なって「やる気が出ない」……。そんなことはありませんか? 今週は「やる気が出ない」をテーマに、はてなブロガーの皆さんのエントリーを大募集。「沈んだ気分のやり過ごし方」「見ると元気になれる〇〇」「戻ってきて、ゴールデンウィーク」など、「やる気が出ない」日々にまつわるエントリーを書いてみませんか? ご応募をお待ちしております。
これはもう、やる気なんてものとは無縁に生きてきた私用に用意されたとしか思えないお題である。
というわけで、やる気がまったく出ないが書く。
もちろん、新規の記事など書かない。やる気が出ないからだ。
そのかわり過去記事をリライトしたのを今回は投稿する。
「演奏の最中、歌い手が吹き出してしまっている曲ベスト5」
これである。
もとは5年ほど前に投稿した記事だ。ようするにおもいっきり使い回しの記事である。
いいのか、それで。
と思わんでもないが、どうせ5年前の記事なんか誰も読まないだろうし、多少手直しするし書き加える部分だってある。だからいいのだ(尚、これに伴い当該の過去記事は削除する)。
ちなみに順位づけは「吹き出し度」を10点満点で評価するかたちである。もちろん、点数が高いほど上位とさせていただく。
それではさっそく行ってみよう。
5位. Travis「Under The Moonlight」
まず5位はトラヴィスのこちらのナンバーだ。これぞトラヴィスと言いたくなるメロディアスで美しい名曲だが、曲が1分55秒に到達したところでヴォーカルのフラン・ヒーリィが突如として吹き出してしまっている。かなり軽めの吹きっぷりではあるが、それにしてもいったいなにがおかしかったのか。そして、なぜこのテイクにオーケーを出したのか。謎が深まるばかりである。吹き出し度は「1」。
4位.小島麻由美「黒い革のブルース」
続いて4位は小島麻由美のこの曲だ。こちらは2分14秒のところで小島麻由美が盛大に吹き出してしまっている。演奏が徐々にゆっくりと展開していって溜めに溜めてブレイクしてからまた演奏に入っていく、という、ある意味、特殊ともいえる状況がひどくおかしく感じられ、思わず吹き出してしまったのかもしれない。にしても、なぜこのテイクを採用したのか、やはり謎だが。とはいえ、そのせいで曲の魅力を損ねているわけではないので、まったく問題ない吹きっぷりである。吹き出し度は「3」。
3位.Nirvana「Pennyroyal Tea」(Live)
いよいよトップ3の発表だ。まず、3位はライブ盤「Live And Loud」で演奏されたニルヴァーナのこちらの名曲である。例によって愛想もへったくれもなく、終始不機嫌そうにパフォーマンスを繰り広げるカート・コバーンなのだが、演奏が2分35秒あたりに到達したところで突如として吹き出してしまっている。上に挙げた動画でも確認できるが、長い髪の毛で顔のほぼ全体が隠れてしまっている中、わずかに見える口元だけ笑みを浮かべている様子がじつに異様で不気味だ。そしてむちゃくちゃかっこいい。「なんで俺はこんなことしてんだろう……はっ!…くだらねえ!!」というカート・コバーンの内なる声が聞こえてきそうでもあり、あるいは演奏の最中、ふと我に返り、自分の置かれている状況を客観視してしまったのかもしれない。いずれにしても、イケメンってのはなにやっても絵になる。こちらの吹き出し度は「4」としたい。
2位.R.E.M.「The Sidewinder Sleeps Tonite」
惜しくも2位となったのはR.E.M.のこちらのナンバー。R.E.Mといえば「生真面目」という印象が強いバンドだが、この曲もいかにもR.E.M.らしい、端正、かつ、瑞々しさに溢れたポップ・ロック・ソングとなっている。で、あるにもかかわらず、曲が2分34秒に到達したところで、なぜかヴォーカルのマイケル・スタイプが突然、文字どおりなんの前触れもなく豪快に吹き出してしまっている。べつにおもしろおかしいような曲でもないし、なぜ途中で吹き出してしまっているこのテイクを本パケとして採用したのか、やはり謎すぎる。推測するにこれは思い出し笑いというやつだろう。おそらく、前のライブツアーで演奏中にドラマーが屁をぶっこいて、その屁が鬼のようにくさかったのを急に思い出し、つい吹き出してしまった、とか、そういう理由ではないか。で、「録り直すのも面倒だしなあ。まあ、オモロイっちゃオモロイし、このテイクでいいだろ」ってことで、あえてこのテイクを採用した。と思う。たぶん。吹き出し度は「7」とさせていただく。
1位.The Beatles「And Your Bird Can Sing(Take2)」
そして栄えある1位に輝いたのが天下のビートルズのこの曲だ。こちらに関してはもはや吹き出しているとかいうレベルではない。ほとんどはじめから終わりまで、ジョン・レノンとポール・マッカートニーが大笑いしっぱなしである。もう爆笑だ。ちなみに「Take2」とあるとおり、これは没テイクや未発表ライブ音源などを集めた「アンソロジー・シリーズ」に収録されている楽曲であって、そもそもバンド活動時に正規にリリースされたテイクではない。なので、爆笑していようが誰かがこいた屁の音が収められていようがなんら問題ないのだが、それにしてもなにがそんなにおかしかったのか。ビートルズ………というか60年代のロック・ミュージシャンといえばドラッグを乱用していたという話はよく知られている。ひょっとしたらその影響なのかもしれない、というのは考えすぎか。スタジオ内でミック・ジャガーの物真似をしているリンゴ・スターの姿が目に入り、思わず爆笑してしまった、とか、あるいはそんな理由であったとしても、とても面白い。吹き出し度は文句なしの「10」だ。
以上。疲れた。おしまい。