最近、読者登録をしてくれる人や記事にお星様を付けてくれる人が増えている気がする。
なんていい人たちなんだ。抱いて!
さて、常日頃から中身のない記事を書くことを心がけている私だが、今日はいつもにも増して中身のないくだらない記事を書く。
スポーツ新聞。
そう、今日はスポーツ新聞に対してひとこと物申したいと思う。
というのも、個人的に前々から気になることがあったのだ。
上の写真は、10月30日発行のスポーツ報知を収めたものである。
この日のスポーツ報知は、前夜に雌雄が決したプロ野球の日本シリーズについて大幅に紙面が割かれており、とりわけ頂点に立ったソフトバンク・ホークスに関して、この日の戦いぶりや歓喜に湧くナインのことを詳細に取り上げている。
気になるのは以下の箇所である。
(↑先ほどのスポーツ報知の3面、その左下の部分をズームアップした写真)
ごらんになればおかわりのとおり、雌雄が決した瞬間、球場の中央に駆け寄っていくホークス・ナインをとらえた写真である。
で、その下に
「優勝の瞬間、最後を締めたサファテに向かってベンチからナインが一斉に駆け寄り、喜びを爆発させた」
という注釈の文が添えられている。
この文、いらんだろ。
ちゅう話である。
んなもんわざわざ説明されなくてもわかるわ。
まさかこの写真を見て、
「毎年恒例の新春バトルロイヤル大会で、リングに集まり死闘を繰り広げる全日本プロレスの選手たち」
だなんて勘違いする人間は、まずいないといっていい。
あるいはひょっとしたら、野球にはまったく関心のないもののプロレスラーの名前ぐらいだったらそこそこ知っている読者が
「これがバトルロイヤルかー。プロレスって迫力あるなあ」
などと勘違いすることがあるかもしれないが、いやないだろうし、第一、そのような人間はこんな野球の記事になんて元から目を通さないのではないか。
やはりスポーツ報知の、こちらは10月28日発刊3面の箇所に掲載されている「畠山ダメ押し弾」という見出しが付いた囲み記事である。
前夜に行われた日本シリーズ第3戦で、8回裏にホームランを打った畠山について、畠山の打席での様子や、ホームランを打った瞬間の畠山自身の感想、次の試合にかける思い等が掲載された記事であり、上の写真をごらんいただければおわかりのように、打席直後にダイヤモンドをガッツポーズしながら回る畠山の写真に加え、その下にはやはり、
「8回1死、左超えソロを放った畠山」
という、無意味としか思えぬ注釈がわざわざ添えられている。
だから、んなこたぁわかってるのである。
この写真を見て、
「なぜかグラウンドに落ちていたバナナを拾いに猛然と駆け寄っていくゴリラ」
だと勘違いする人間がいるだろうか。
断言してもいいが、絶対にいないのである。
同じくスポーツ報知10月28日付けの22面に掲載された記事である。こちらは前夜に握手会付きのミニコンサートを開催した歌手・氷川きよしの様子を報じた記事であり、写真の下にはやはり
「握手会を行った氷川きよし」
という注釈が添えられている。
そりゃそうだろう、と思う。
まさかこの写真を見て、
「動物番組を見ていたら突然、ゾウが交尾をしているシーンが画面に映し出され、思わず膨らんでしまった股間を咄嗟に隠すえなりかずき」
だと勘違いする人間などいるはずがない。
まあ、新聞社側からすれば読者に向けて親切に教えてくれているつもりなのだろうが、さすがに読者もそこまで馬鹿ではあるまい。
つーか、紙とインクの無駄だ。
やり直し!