骨折した奴は大体友達

昨日も今日もふつーに仕事をフルでこなした。まだ踵の骨折が完全に癒えたわけではないし、じっさい全然動けてないが、とりあえず働かなければおまんまは食えないので働いている。そのうえ夜のお散歩(リハビリ)までこなしている。

とても疲れている。マジで超疲れている。

「頼みがあるんだが連れを起こさないでくれ。死ぬほど疲れている」

出来うることならあの有名な筋肉モリモリマッチョマンの変態にやさしい言葉をかけてもらいたいほど疲労困憊の毎日だ。

ともあれ、ふつーに両足で立って動けているぶんまだいい。ほんの数ヶ月前、とくに基本一日中布団に寝っ転がってるだけの生活をしていたころは本当に歩けるようになる日が来るのかと不安でしかたがなかった。

たかが骨折で、と思う人もいるだろうが、歩けないというのは本当につらい。パンパンに腫れたグロい患部を見るのもつらいし、当然ながら頻繁に襲いかかってる強烈きわまりない痛みもつらい。もともと絶望するのが得意な人間だが、この時期は四六時中絶望ばかりしていた。

そんなときに助けになったのが同じ症状を患った人が書いた闘病ブログだった。ネットで偶然発見した、骨折してから完治するまでの過程を克明に綴ったいくつかの闘病ブログを何度も読み返しては、勝手に仲間意識を抱き、そして元気をもらった。

もしかしたら広大なネットの海の中から偶然この記事に辿り着いた、いままさに骨折闘病中の読者がいるかもしれない。

さぞかしへこんでいることだろう。

私はまだリハビリ中の身であるが、このようなふざけた文章を書けるまでに回復した。

あなたは私の仲間だ。

「なんとふざけたブログ主が起き上がり仲間になりたそうにこちらを見ている」

そう思って、どうか、元気を出してほしい。なんなら友達と思ってもらってもいい。

べつに仲間も友達もいらん、という奴はしらん。