レッチリに説教を喰らった

 チェイシング・イエスタデイ(初回生産限定盤)

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いよいよ来月にはノエル・ギャラガー兄貴の来日公演を迎える。

私は武道館公演を観に行く予定だ。

この曲を聴きたい、あの曲をやってくれないかな、と今から楽しみは尽きない。

本職の才能もそうだが、ノエルといえば毒舌の面白さでも有名だ。

日本語に訳した文章でもあれだけ面白いのだから、英語が理解できればなおさら面白いのだろう。あいにく私は英語はさっぱりなので、ステージ上で兄貴がいつもの調子で「ファッキンうんたら」などと喋ったとしても意味が理解できないのが悔やまれるばかりだ。

以前ポール・マッカートニーが来日公演を行った際、ポールのMCが同時通訳され、それをステージ内のスクリーン上に日本語字幕にして映し出すという試みがなされたらしいが、まあ、それもそれで興醒めしてしまう部分があるだろうし、難しい問題だ。

というか、それ以前にノエルの場合、おそらく会話の大半は放送禁止用語であろうから、同じ試みをしようと思っても、まず間違いなく不可能だろう。『ロッキング・オン』のように、まさか「オマンコ野郎」などと訳した日本語字幕をスクリーン上に映し出すわけにもいかんだろうし。

そういえば、やはり以前、洋楽ミュージシャンの来日公演を観に行った際、「英語が理解できれば…」と悔やんだことがある。

数年前、レッチリのライブを観に行ったときだ。

幕張メッセで行われたオールスタンディング形式のライブで、私は幸いにもメンバーを間近で見られる位置まで到達することができた。ライブではお馴染みのファンキーな演奏が繰り広げられ、私を含め場内の客は大盛りあがりであった。

ところが、数曲演奏されたところでなぜか急に演奏をストップさせたレッチリ

「ん? MCか?」

と思ったものの、どうも様子がおかしい。

すると、バンドのベーシストであるフリーが深刻そうな表情をしながらマイクの前でなにやら語りはじめた。

「☆●×〓※〒★÷!」

硬い表情のまま身振り手振りを交えながら英語で語りかけてくるフリーだったが、私を含め英語がわからぬ大半の客はただただポカーンとするばかりであった。

「ノリが悪いな、おめーら」

などと、怒りを表明しているのか。

「どうやら昨日食った刺身にあたったみてえだ…。今日は腹がいてえからこれでバイバイな」

的なことをあるいは言っているのか。

「しまった! 今日はディズ二ーランドに行く予定だったんだ! あばよ!」

ライブを止めてディズニーに行きたいのか。

頭にでっかいクエスチョンマークを浮かべつつどよめいていた場内だったが、しかしやがてバンドは何事もなかったように演奏を再開。結局、そのままライブは通常通り行われ、無事終了となった。

ライブ終了後、某2ちゃんねるの洋楽板にあるレッチリのスレッドを確認してみたら真相が判明した。

どうやらライブ中、もみくちゃ状態の客の中にタバコを吸っていた輩が数名いたらしく、それでフリーは

「タバコ、危ないからやめようぜ」

などと注意していたらしい、とのことだった。

完全なるとばっちりだったとはいえ、かつてステージ上で全裸でちんこにソックスを装着させた格好でパフォーマンスをしていた人にまさか説教を喰らうとは想像すらしていなかった。

あの時ほど「英語が理解できれば…」と思ったことはない。

 

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