昨日の記事で右足の踵を骨折した顛末について書いた。
はっきり言おう。
骨折なんてするもんじゃない。
つーか、はっきり言おうが言わまいが当たり前の話である。
とはいえ、骨折して良かったこともなくはなかった。
いや、やっぱりそんなもんはない気がする。
気がするというか、ない。
ないが、それもそれで、なんというか、むかつく。
むかつくので良かったと思うことを無理やりひねりだして考えてみた。今後、私みたいに踵やあるいは足的な部分を骨折するご予定がある良い子の皆様はぜひ参考にしていただきたい。
・まじめにリハビリをしていると本当に少しずつではあるが確実に前の日より歩けるようになっているのを実感できるので、毎日RPGでレベルアップしたような達成感を味わえる。
・調子が良いときは「ぱらぱぱっぱっぱーん」というドラクエのレベルアップしたときの音が聞こえる。
・という人はそれは明らかに幻聴であり精神的にアレな可能性があるので早めに心療内科に罹ることをおすすめする。
・松葉杖での歩行は思ってるよりもずっとしんどかったりする。ただ、しんどい思いをした代償として胸筋が結構つく。
・公園とかで松葉杖ついてリハビリしていると骨折経験のあるおっさんやおばはんどもから「大変でしょ? 無理しないでがんばってね!」などと、やたらとやさしい言葉をかけられる。
・「骨が早くひっつきますように」という思いから自然とバランスの取れた健康的な食事を心がけるようになる。
・町で身体が不自由な人を見かけると「なんか困ってたら助けてあげよう」とピュアに思えるような徳の高い人格者になれる。
・リハビリで散歩していると普段ふつーに歩いていた道も「ああ、ここらへんって平坦だと思ってたけど、じつは軽く段差があったり微妙に斜めってたりするんだなあ。人生とおんなじだなあ」みたいな、みつをっぽい悟りを開いたりすることができる。
・松葉杖でのリハビリを卒業後、はじめて自分の足で近所のコンビニに行って買い物できただけで一人前の人間になったような気分になれる。
・とにかくすぐにでも骨折前とおなじ状態に戻りたいので、たとえ信じられないようなだめ人間であろうと「早く仕事に復帰してえなあ」という境地に至り、結果、立派な社会人としての自覚が芽生える。
・いざ仕事に復帰してはみたものの数日後には「あーやっぱ仕事だりー。やりたくねー」となり、結果、社会不適合者としての己の身の丈を再確認できる。
以上である。
さあ、これらを経験してみたい良い子のみんなはいますぐ骨折してみよう!(違)
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(↑衰えてしまった右足の筋肉をつけるために毎日飲んでるやつ。これのおかげでついでに胸筋もついたっぽい)