あることについてネットで調べていたはずが、目的のページに設置されているリンク先や関連サイトを辿っているうちに、気づいたら当初調べる予定だったこととはまったく関係ない件に関してもの凄く詳しくなってしまった。
……というようなことは多くの皆様方も経験していることだと思います。
今日はかつて私が上記のごとき行動をとった結果、気づいたら、まったく予期していなかったものについてめちゃくちゃ詳しくなってしまった経緯についてお話しましょう。しばしお付き合いいただければ幸いです。
もう随分前のことです。そう、パフュームがブレイクしてしばらく経ったころでした。
私はパフュームのことをネットで調べてみることにしました。
ちなみにパフュームのことは個人的に、今も昔もとくに興味はございません。
ただ、なんとなくそういう気分だった。
だから調べたまでの話です。
なわけで、検索サイトにて「パフューム」と入れてクリック。
したところ
「パフューム 画像」
「パフューム 歌詞」
てな具合に、組み合わせの検索パターンみたいなのが10個ぐらい出てきたわけですが、
その中のひとつがこれでした。
「パフューム ゴリラ」
なぜパフュームのあとに「ゴリラ」という、一見不可解に思えるワードが出てきたのか。
これについてはいまさら説明するまでもないでしょう。
まあ、誤解する方もいるでしょうから一応軽く説明をいたしますと、べつにパフュームのメンバーの中に「岡部ゴリラ」という名前の人間がいるから、とか、パフュームのメンバーの誰かがゴリラをペットとして飼っているから、とか、そういうことではありません。
パフュームに関してほぼ知識ゼロに等しい私ですが、これは断言していいと思います。
とにかく、テレビやら雑誌やらでパフュームのメンバーの姿を一度でも眼にしたことがある方ならわかるはずです。
さてしかし、「パフューム ゴリラ」という検索結果に納得しつつ私は思いました。
「では逆に、『ゴリラ』で検索したらどうなのか」と。
早速、グーグルにて「ゴリラ」と入力、クリック。
「perfume ゴリラ」
感動しました。
で、感動しつつ他に
「カーナビ ゴリラ」
という検索パターンも出てきて、そっちの方も気になったのでクリック。
当然ながらゴリラが道案内してくれるカーナビをこちらとしては期待していたわけですが、クリックしてトップに出てきたSANYOのホームページによれば、単にそういう名前の商品があるとのこと。
で、さらにもうひとつ気になった検索パターンで
「ゴリラの鼻くそ」
というのもあり、これもクリックしてみると、出てきた答えが「納豆」なのでした。絶対に食いたくないのでした。
で、ここまで来たらあとにはひけないのが人のサガというものです。
なわけで、ウィキペディアで「ゴリラ」を検索。
それによると、なんでもゴリラというのは警戒心が強く、神経性の下痢にかかりやすいとのこと。ストレスにもひじょうに弱くて、とくに交尾の時期にはオスがメスを殴り殺すこともあるらしいです。オスゴリ、むごすぎなのです。
ちなみに近年の調査によって、コンゴ共和国では、従来考えられていたよりも2倍以上の12万頭ものニシローランドゴリラが生息している事が確認されたとのこと。
という感じで、パフュームについて調べていたはずが、気づいたらゴリラに関することならそんじょそこらの人間には負けないほど、やたらと詳しくなってしまいました。
こうして私は立派なゴリラ博士になったのでした。
もちろん、全然嬉しくなかったのでした。