人間生きていると誰かしらから影響を受けるのは避けられないことです。
たとえば私事で恐縮ですが、私のこのブログというか文章は、松尾スズキさん、宮沢章夫さん、大槻ケンヂさん、みうらじゅんさん、掟ポルシェさん、といった方々から多大な影響を受けたうえで出来上がっています。
というか、パクってます。色々と。
そこがいいんじゃない!みうらじゅんの映画批評大全1998‐2005
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また、『サルでも描けるまんが教室』という漫画からの影響もでかく、「tonchi-banchou」というidはこの漫画に登場する「とんち番長」というキャラクターからもじったというか、そっくりそのままじゃねえかというか、ともかくオマージュかつリスペクト的な意味合いを込めて使用させていただいております。
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サルまん サルでも描けるまんが教室 21世紀愛蔵版 下巻 (BIG SPIRITS COMICS)
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なので、松尾スズキさん、宮沢章夫さん、大槻ケンヂさん、みうらじゅんさん、掟ポルシェさんに『サルでも描けるまんが教室』、さらにその他ふだん愛読させていただいている諸々の作家さんの文章を足してそこに適量のうんこを混ぜて割ると私の文章が出来上がります。
まあ、こんな不人気ブログの作者が己のルーツを表明するのも愚かなことだと思いますが、後から指摘させるのも癪なので、一応白状しておきました。
また、私は音楽が好きな人間で、若かりしころには贔屓にしていたミュージシャンの方々からいろいろと影響を受けました。洋楽のロック・ミュージシャンの影響が主で、20そこいらの歳の頃は、ニルヴァーナのカート・コバーンさんだとかオアシスのギャラガー兄弟さんだとかブラーのデーモン・アルバーンさんだとかの髪型とか服装とかを似合いもしないのに一生懸命真似たりしてました。
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高校生のころのある時期にはこんなものからも影響を受けました。
ヤンキーです。
おそらく今現在ではヤンキー文化的なるものはほぼ絶滅状態でしょうが、私が少年だった時代は「かっこよいもの」としてまだまだ根強く羽振りをきかせてました。中学生時代にはボンタン履いて学校にやって来ている番長とか普通にいましたし、『ビーバップ・ハイスクール』などのいわゆるヤンキー漫画が流行ったのもちょうどこのころでした。
高校生になるとさすがに番長は存在していなかったように記憶してますが、ともかくなぜだか私は高校生のころのある時期に急にヤンキーに憧れを抱くようになってしまったのです。
ともあれ、本格的なヤンキーになる根性はない私です。なので当然、形だけを真似することにしました。髪型を、トップの部分と前髪がやや短めで襟足だけ長めに伸ばした、ヤンキー仕様のヘアースタイルにしたのです。
とりあえず髪型だけでもヤンキーに変身することができた私は有頂天でした。実際にしたことはない喧嘩も強くなったような気がしました。
それから数日経ったある日のこと。いつものようにヤンキーヘアーを鏡でチェックしていた私は、ふとあることに気がつきました。
「つーかコレって……ジャンボ尾崎じゃねえか!!」
そう、トップと前髪がやや短めで襟足だけ長めに伸ばしたこの髪型、ヤンキー仕様のヘアースタイルであるのと同時に、プロゴルファーであるジャンボ尾崎さんの髪型、通称「ジャンボカット」とまるっきり一緒だったのです。
慌てふためいた私が一目散に床屋へとかけこんだのは言うまでもありません。
こうして私のヤンキーになるという夢は儚くも潰えたわけですが、今にして思えば、結果的にジャンボ尾崎さんのおかげで私は不良という悪しき方向へと足を踏み外さずに済んだ、と言えるのかもしれません。
ジャンボ尾崎さんには感謝してもしきれません。
ジャンボ尾崎さん、本当にありがとう。