画数の多い漢字は嫌だ

骨折して病院へ行った際に辟易してしまったのが、いくつもの書類に何度も何度も個人情報を記入する羽目になったことだ。

まず病院で問診票に記入して、手術の同意書に記入して(結局、病院を変えたので手術はやらなくなったが)、松葉杖を借りるための書類に記入して、痛み止めの薬と胃薬をもらうための処方箋薬局で問診票にまた記入して、紹介されたリハビリの医院でまたまた問診票に記入して、といった具合である。

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手続きの都合上、しかたがないのだろうが、それにしてももうちょっとどうにかならんのだろうかと思う。

それで思い出したのが、いま住んでいる賃貸物件の契約するため不動産屋を訪れた際のことだ。あのときもたくさんの書類に何度も個人情報を記入させられものすごく面倒な思いをしたものである。

病院にしても不動産屋にしても、一枚の書類に個人情報を記入する。で、それを表紙がわりにして、あとの書類はサイン用の小さな枠があるからそこにボールペンでちょんとやってくれればオッケーよ、みたいにならないものだろうか。

こういうとき、

「せめて名前の漢字ひと文字がもうちょっとシンプルだったら良かったのになあ…」

と思う。

私の氏名は漢字にすると苗字と名前いずれも2文字で計4文字である。で、このうちの3文字は画数の少ないわりとシンプルな漢字なのだが、名前の最後の文字が結構画数がある漢字であり(いまネットで調べてみたら14画もあるではないか)、書類に記入する際、毎度面倒でならないのだ。

たとえば、こんな氏名だったらどんなに楽だったろうか。

「三井一」(みついはじめ)

どうせならと苗字ももっとシンプルなものに変えてみた。これだと苗字と名前を合わせても8画にしかならない。なんて楽なんだ。

では、以下の氏名はどうか。

「鬱嶋雅嶽」(うつしままさたけ)

全部合わせてなんと73画である。もう氏名を記入するだけでうんざりしてしまいそうだ。

鬱嶋雅嶽に比べればいまの氏名のほうが全然マシだ。鬱嶋雅嶽じゃなくて本当に良かった。

ともあれ、こんなことすらめんどくさがっているのだからいまだに俺はいろんなことが出来ない(やろうとしない)のだなあ、と思った。