2020年9月の消化物(音楽)

6月に右足踵を骨折してしばらく絶望していたので音楽どころじゃなかったが9月あたりからようやくちらほら聴けるようになったのでそれらの感想。新譜・単体曲・旧譜いろいろ。

●柴田聡子『スロー・イン』  

スロー・イン

スロー・イン

  • アーティスト:柴田聡子
  • 発売日: 2020/07/03
  • メディア: CD
 

4曲入りEP。前々作アルバム『愛の休日』から続いていたバンドサウンドから以前のようなミニマルかつフォーキーなスタイルに回帰。ただ、お得意のコーラスワークやアレンジがもっとずっと洗練されていて、単純な原点回帰ではなく確実に進化・深化しているところを感じされてくれる。相変わらずメロディがキャッチーなのも嬉しい。


柴田聡子 - どうして (Official Music Video)

 

●The Smashing Pumpkins『Cyr』

youtu.be

11月にリリースされるダブルアルバムからのタイトルトラック。正直、スマパンへの関心はほとんどなくなっているが、それでももう一丁ということで聴いてみた。『Adore』以来のビリーのニューウェイヴ趣味全開な感じの曲調でメロディはわりと印象に残るが、なんだろう、微妙にださい。ださかっこいい、ではなく、ふつーにださい。あと前作アルバム同様、イハとジミーが復帰した意味あんのかこれ、とも思った。うーん…。

 

●Mom『Boyfriend』


Mom / Boyfriend

YouTubeでディグってたら発見したやつ。2年前にリリースされた1stアルバムからのナンバーみたいだが、チープかつローファイな感じがたまらん。うん。アルバムも聴いてみよう。

 

●んoon『Amber』(Summer ver.)


んoon - Amber (Summer ver.)

既発曲のリアレンジヴァージョン。なんでもライブverに近い形にアレンジし直したらしいが、なるほど、たしかにこっちのほうがこのバンドならではのスペイシーな雰囲気やシックな魅力がより強調されている感じ。いいねえ。またライブ観に行きたくなった。

 

●Teenage Fanclub『Bandwagonesque』

バンドワゴネスク

バンドワゴネスク

 

言わずと知れたスコットランドのギターポップバンド。ちなみに名前に「クラブ」が付く代表的な団体はほかに、カルチャー・クラブ、米米クラブ、おニャン子クラブ、おかずクラブ、放課後電磁波クラブ、タモリ倶楽部、ガチンコファイトクラブ、テレフォンクラブ、クラブセレブリティース(小岩のフィリピンパブ)などがある。だからなんだと言われても困ってしまうが、いやこのバンド、名前だけは知ってて昔から気になってはいたんだけど聴いたことはなかったんだよなー。なので一番評価されてるっぽいこちらのアルバムを拝聴。うん、なるほど。わからん。なんだか全体的にぼんやりした感じでどうもピンとこない。もう少し聴きこんでみてだめだったら一旦諦める。

 

●The Stone Roses『The Stone Roses』

こちらも言わずと知れたローゼズの89年リリースの1st。微妙に世代がずれてるのでいままでスルーしてたが聴いてみた。うん。これもわからん。キラキラしたサウンドも躍動感のある演奏も良いと思うがなぜかそこまでグッとこない。ただ上のTFCよりも「掴めそう」な感覚はあるのでもう少し聴きこんでみるつもり。

 

●Curtis Mayfield『Superfly』

Superfly (1972 Film)

Superfly (1972 Film)

  • 発売日: 1999/07/20
  • メディア: CD
 

いいかげん本腰入れてソウルミュージックを聴いてみるか、ってことでカーティス・メイフィールドの代表作。うん。これは良い。好きだ。じつにグルーヴィでしかもゴージャスかつメロウでありながら無駄に暑苦しい感じがしないのが良い。個人的にここ数年はホーンセクションが入った音楽がブームなこともあり、めちゃくちゃ気に入った。前に聴いてさっぱりわからなかったJBもまたトライしてみようかな。

 

以上。