toeの「グッドバイ」の海外ライブ動画を観ると幸せな気分になる

いろいろと疲れている。

疲れていてなにもやる気が起きない。

疲れているのでブログの更新もおぼつかない。

とはいえ音楽だけはしっかり聴いている。

最近、toeというバンドの存在を知り、家にいるときはtoeの音楽ばかり聴いている。

もっと正確に言うと、toeの「グッドバイ」という楽曲がとにかく私は大好きで、

「なんだかテレビは見る気がしないし、映画っていう気分でもないし、本を読むのもかったるいし、謎のとろろ汁も放出したし、なんもやりたくねえなー」

というときには、大概YouTubeにアップされている「グッドバイ」のライブ動画ばかり再生・視聴している。

私は音楽が大好きな人間であって、ほぼ毎日、いろんなミュージシャンのいろんな曲を聴いているが、この一か月間でもっとも耳にした楽曲は間違いなくtoeの「グッドバイ」である。たぶん100回以上は耳にしたのではないか。

 

new sentimentality e.p.

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終始荘厳な雰囲気を醸しているが同時にポップであり、叙情性豊かでなおかつエモーショナルなバンドアンサンブルが展開されていて、さらにドラマー柏倉隆史による特筆すべき名演奏が聴ける。

少々乱暴な物言いになってしまうが、toeの「グッドバイ」はそんなような曲だ。

で、このtoeというバンド、どうやら海外でめちゃくちゃ評価されているっぽい。

というのは、アメリカ、イギリス、フランス、さらにはアルゼンチン、チリ、フィリピンなどなど、様々な国で開催されたtoeのライブ動画がYouTubeにわんさかアップされているのだ。しかも単に海外でライブを開催してみました、みたいな自己満足的なものではなく、オーディエンスの反応がすこぶる良いのである。

もちろん日本国内でのライブ動画も多数アップされていて、それもそれで観応えがあるが、私がもっぱら鑑賞しているのは海外でのライブ動画のほうである。

なにしろ、海外のオーディエンスのほうが感情表現が豊かであり観ていておもしろいからだ。

 

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まずはこちらの「First US Tour」と題された動画だ。

バンドが演奏を始めた途端、すぐに大きな歓声が沸き上がる。おまけに歌に合わせて合唱までしている。とんでもない盛り上がりっぷりである。

注目すべきはこの映像が終始ドラマーの柏倉隆史を集中的に撮影している点である。生半可な音楽好きだったらふつうはヴォーカリストの姿を中心に撮影してしまうところだ。おかげで柏倉隆史のドラム演奏の鬼っぷりを堪能できて、とてもありがたいばかりだ。撮影した者にグッドジョブと声をかけたくなる動画である。

ただし、チェック柄のYシャツを着たひとりの男性オーディエンスが何度かあくびをしている光景が映ってしまっているのはいただけない。

ひょっとしたら仕事やらなにやらで疲労困憊の中、それでも「toeのライブを観たい!」と駆けつけたのかもしれないチェック柄のYシャツの彼だが、それにしたってせっかくの名演の興を削がれてしまう。AVのモザイクの撲滅を願う私だが、大あくびをかましている彼の顔面にはモザイクをかけてほしかった。

 

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こちらは2015年のシカゴでのライブ動画だ。演奏前のMCのシーンから始まるが、「アリガトゴザイマース!」やら「ドーモドーモドーモ!」やら、たどたどしい日本語が聞こえてきて思わずほっこりしてしまう。

toeの演奏もキレキレで素晴らしいのはもちろんだが、なにより素晴らしいのが撮影者がカメラを回転させてオーディエンスの表情をばっちり捉えているところだ。

白人も黒人も現地在住っぽい邦人らしき人々もみんな満足そうな表情をしていて、観ているだけで幸せな気分になろうというものだ。音質はかなり荒いが観応えのある動画である。

 

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続いてはこちらはロンドン公演の動画である。こちらも音質・映像的には若干難があるものの、この動画の醍醐味はなんといってもオーディエンスの大合唱だ。

「日本人の歌なのによく歌詞覚えるなー(歌詞の大半は英語だけど)」

と思わず感心してしまうし、音楽は国境を超える、という、いささか言葉にするのも憚れる紋切り型のセリフを躊躇なく言いたくなってしまう。

それにしても、オアシスのライブなどでも頻繁に見られる光景だが、「ライブ=大合唱」というスタイルはイギリスのお国柄なのだろうか。 

 

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と思ってたところにこちらの動画である。

今年行われたアルゼンチン・ブエノスアイレスでのライブ動画であり、歌の合唱はおろか、イントロのギターのフレーズまで合唱しているのだから驚いてしまう。とにかく盛り上がりっぷりがすさまじい。

いいねえ。観ていて気持ちがいい。演奏しているtoeのメンバーたちもさぞかし気持ちよかったに違いない。

じっさい、オーディエンスの熱狂ぶりに答えるかのように柏倉隆史のドラム演奏もさらに進化している。ハイアットの刻みっぷりがハンパない。

テンションが上がるエモい動画をシェアしてくれてありがとう、と言いたくなるばかりだ。

 

…というわけで、テンションが落ちるニュースばかりが聞こえてくる昨今だが、やっぱり音楽はすばらしい、と、この世に音楽があって良かった、と、これらの動画を鑑賞しつつどうにかこうにか毎日を過ごしている私なのであった。おしまい。