7月、8月と、映画を観に行ってもピンとこない作品ばかりで感想を書こうというモチベーションがなかなか上がらない状態が続いている。しかも、私はピンとこなかった作品は短期間で結構内容忘れたりするおめでたい頭をした人間である。なので、どうしても詳細を思い出せない作品に関しては最近食いに行ったメシ屋の感想をおまけで書いてみようと思う。こういうデタラメな映画の感想文が世の中にひとつくらいあってもよいのではないだろうか。よくねえか。
『口に関するアンケート』
大学生の仲良しグループが肝試しに行ったらひとりが行方不明に、というお話だが、観ているうちにじつは「事後」を描いているのがわかる巧みな構成には素直に感心。ただ、技巧面ばかりに力を入れすぎている感があり、肝心の恐怖描写がどうもイマイチ。最後のアンケートも風変わりな試みにチャレンジするガッツは買ってあげたいが、とくに効果的とは思えなかった。
『ブリング・ハー・バック』
昨年公開の『ウェポンズ』を彷彿とさせるようなババアが大活躍の儀式系ホラー。つまらなくはないが、ウエッティーなヒューマンドラマふうのノリが個人的にはあまり合わなかった。もちろん作品の内容によるが、基本的にホラーに関してはソリッド性重視の作品のほうが私は好きかもしれない。20年以上ぶりのなか卯で親子丼とはいからうどん小(冷)セット。想像以上の味ではなかったが、お腹にやさしくて結構気に入ってしまった。
『パッセンジャー』
「謎の何か」の正体に結局それなのかよとアイデア不足を感じた。夜の街をウロウロする映画はばっちり好みなだけに余計ガックリ。再訪したなか卯ではいからうどん冷と卵かけ御飯と唐揚げのセット。やはり想定内というしかない味だが、とにかくお腹にやさしいのが良い。すっかりはまってしまった。
『タービュランス 絶空16,000フィート』
ほぼ全編、狭い気球内で4人がドタバタするだけなので動きがあまりなく多少間延びするところはあるが、「まあ、落ちるんだろうな」と思った人物がやっぱり落ちて死骸と化して笑えたり、かと思えば意外にシリアスな展開があったり、ギャグのつもりなのかクソ真面目なつもりなのか、やりたい邦題エンタメ一点突破な作風が個人的には結構お好みな感じだった。オルガ・キュリレンコの「美人なだけのお飾り女優じゃねえんだよ!」と言わんばかりの気合いが漲るアクトも良いし、てっきり「やめるんだ鈴ちゃん!」的なアレかと思ったらいい意味で騙された。
『オブセッション 災愛』
と思ったらこっちが正真正銘の「やめるんだ鈴ちゃん!」的なアレだった。すこぶる不気味で、且つ、笑える。強烈な恐怖描写をくどくど見せるのではなく、次から次へとサクサク展開してくれるテンポの良さが光る。久しぶりに恐怖と笑いは紙一重という言葉を思い出した。
『チルド』
リアリティある人物描写が素晴らしい。「こういう虚無人間いるわー。つーか、俺もおなじか」と唸った。数多いる平々凡々な社会人として生きるというのは、社会の歯車になるというのはこういうことですよ、みたいな、創作ならではの極端な描写を交えつつ見事に活写し風刺した優れた社会派作品であり、ホラー、エンタメとしてもしっかり楽しめる出来栄え。傑作。
『ストレンジ・ハーベスト インランド・エンパイヤの怪事件』
未解決の連続殺人事件を追ったドキュメンタリー、というテイのモキュメンタリー。本当の話かと見紛う人間がいてもおかしくないくらい本物の番組っぽく細部まで作り込まれているが、肝心の連続殺人事件の内容自体がまったく面白くない。それこそ一時期はまった事件ノンフィクションもののドキュメンタリーや読み物のほうがよっぽどハラハラドキドキしたわーと思った。創作が現実に負けてどうすると言いたい。
『デッドマンズ・ワイヤー』
で、こっちはガチの事件を描いた実録ものだが、なぜいまさらこんな大昔の地味な事件をわざわざ取り上げ映画化したのか、意味がわからなかった。ようするに単刀直入に言って面白くない。かつやで新メニューの豚汁定食(唐揚げ)。唐揚げはどうってことない味だが、やはり豚汁は絶品。なにしろ安くて腹一杯になるので文句を言うつもりはない。金欠だがどうしても豚汁を食いてえよってなったときにまた頼むつもり。
『隣人たち』
なぜアレでアン・ハサウェイがジェシカ・チャステインを恨むのか、わけがわからなかったし、オチに関しても「あんた、本当にそれで満足か?」と言いたくなった。魁力屋でぶたから定食(&コク旨ラーメン)。はじめて食ってみたぶたからだが、私にはどうにも酸っぱすぎ、くどすぎた。もうリピートすることは永遠にないであろう。
以上。疲れた。おしまい。