一向にやる気が出ないのでひとまずアマゾンプライムビデオとか午後ローとかで観た映画の感想文でも書いてみましょう。
『ファイナル・プラン』
凄腕の銀行強盗やってるリーアム・ニーソンさんが愛する女性と出会って人生を悔い改めようと決心しFBIに出頭しようとするが気づいたら悪いFBIの人たちをバカスカぶっ飛ばしてました。ようするにいつものヤツですが、悪者がいい感じにムカつくしテンポもすこぶる良いのでフツーに楽しかった。
『ラン・オールナイト』
アル中のマフィアやってるリーアム・ニーソンさんが気づいたら仲間のマフィアどもをバカスカぶっ飛ばしてました。ようするにいつものヤツですが、前半でだめなおじさんっぷりを散々見せつけておいて、その後にある事件が発生してからは超人的な強さを発揮するお約束すぎる流れにはわかっていてもエキサイトしてしまったし、しかも夜の街で追いかけっこという私の大好物なタイプのお話でもあったのでこれまたフツーに楽しかった。
『東京湾炎上』
原油タンカーがゲリラにシージャックされてなんかいろいろとガチャガチャするヤツ。やたらと気合いが入ってる特撮シーンは良かったが肝心かなめのストーリーがうーん…と言うしかないデキだった。とはいえ、いまと変わらず藤岡弘してる若い藤岡弘とグダグダな日本語を話す外国人ゲリラどもには笑わせてもらったので「ありがとう!」と褒めてあげたい。
『ドアロック』
銀行員のねーちゃんがストーカーに付き纏われてなんかいろいろとガチャガチャするお話。ストーカーっぽい男が3人出てきてミスリードを誘ってくるが、監督が下痢して調子を崩していたのか構成に創意工夫がなく鈍い私が珍しくストーカーが誰かすぐにわかってしまった。
『殺人鬼から逃げる夜』
基本的に連続殺人鬼のにーちゃんと聾唖のおねーちゃんがほぼずっとふたりで追いかけっこしているだけのお話だが、同時進行でにーちゃんに拉致られてるねーちゃんが出てくるわ、拉致られてるねーちゃんの兄も追いかけっこに参加してくるわで終始せわしない。警察が凄まじいほど無能で必然的に殺人鬼のおにいさんが無茶苦茶やりたい放題なので、「いくらなんでもねえ…」と呆れてしまうというか、リアリティ度外視かよというか、かなり強引な展開が目立つ。とはいえ熱量みたいなものはわりとあるので一応最後まで退屈せずに観られた。
『マリオネット・ゲーム』
リッチな家に住んでて可愛い娘もいて夜の運動会の開催にも余念がない幸せいっぱいの夫婦が車の後部座席に潜んでいた謎のおっさんにいきなり銃突きつけられて「怖いよー! 助けてー!」ってなるお話。おっさんがまず最初に要求してくるのが「金よこせ!」で、これはまあわかるが、せっかく手に入れた金をそのまま川に捨てちゃってそのうえ「よし腹減った。メシ食わせろ!」だの「次はこの手紙を旦那の上司に渡しに行け!」だの、要求がどんどん意味不明になってってまったく先が読めない楽しさがあった。オチがわかってからは一気にリアリティが感じられないお話になってしまったが、「2時間ばかしハラハラドキドキされてくれてありがとう!」とこれまた褒めてあげたい。
以上。というわけで今回の一等賞は『マリオネット・ゲーム』でした。
疲れた。おしまい。