2022年映画ベスト10

あけましておめでとうございますというかなにがおめでたいのかよくわからないがとりあえずおめでとうございます。

というわけで2022年に劇場へのこのこ観に行った映画のベスト10を何様の分際でという気がしないでもないが発表させていただく。

昨年劇場に観に行った映画の鑑賞本数は65作で、さらに年が明けてから観に行った「おかわりぶん」の2022年公開作3本を合わせると計68作品になる。いやーよく観に行ったなー。そこそこ金はかかるがいい暇つぶしになったし、今年もおんなじくらいの頻度で観に行きたいなと思っている。

なにはともあれ早速行ってみよう。

 

1位『トップガン マーヴェリック』

エンタメ作品ならではの爽快感がこれでもかと詰め込まれている文句なし・完全無欠の続編作。つーか、一作目より二作目のほうが断然面白いってなかなか珍しいパターンなのでは。まあ、あのとくにおもしろくもない一作目があるからこそ本作のおもしろさが倍増するようなかたちになってるのだが、にしてもこれほどまでに気持ちの良すぎるお話になってるとはと、とにかく驚き、そしてやたらとエキサイトした。

 

2位『シャドウ・イン・クラウド』

シャドウ・イン・クラウド(字幕版)

シャドウ・イン・クラウド(字幕版)

  • クロエ・グレース・モレッツ
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83分の短い尺のなかにシチュエーションスリラーやら謎解きサスペンスやらスカイアクションやら怪獣ホラーやらをぶち込んだ無茶苦茶な展開っぷりがとても楽しくて良かった。おなじく無茶苦茶な展開っぷりが楽しい『フロム・ダスク・ティル・ドーン』を思い出したりなんかもした。

 

3位『人質 韓国トップスター誘拐事件』

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メタ構造って言ったらいいのか、私は小学四年生なのでよくわからないのですが、とにかくこういう虚実を織り交ぜた作品はばっちり好みでまあ楽しかった。主演のファン・ジョンミンという人のことは私はよく知らないが、リアルな世界の自虐ネタとかメタ的(?)な小ネタとか笑えたし、なによりクソ野郎として描かれているのが最高におもしろすぎた。

 

4位『スティルウォーター』

テンポ良し、構成良し、ドンデン返し的なオチを含めて謎解きサスペンスの見本のような一品。個人的な感覚だがマット・デイモンが主演張ってる映画は大体ハズレなし感がある。

 

5位『ブラック・フォン』

ブラック・フォン(字幕版)

クライムサスペンスと幽霊ホラーをドッキングさせたようなヘンな映画だなーと思いつつボケーっと眺めてたら終盤で意表をつく意外な展開になって思わずじんわりとした感じになってしまった。酷いお話ではあるが熱くて泣ける秀作。

 

6位『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』

ベタで下品なギャグ満載のコメディと言ってしまえばそれまでだが、ヒーロー映画のパロディとしてフツーによく出来てたし、なによりこういうベタで下品なギャグをいい歳した大人たちが一生懸命考えて大真面目に演じているのが素晴らしい。フィリップ・ラショーの作品は今後も追っていきたい。

 

7位『モガディシュ 脱出までの14日間』

なんだかスゲー金かけて作られたんだろうな感がガンガンあって、実際それに見合うテンションとクオリティでがっつり構成されたエンタメ大作。「怖いよー!」という意味ではたぶんコレが一等賞。

 

8位『デュアル』

デュアル [DVD]

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  • カレン・ギラン
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人間VSクローンという題材的にはありふれたSFだが、主人公の人物造形やらお話の展開っぷりやらが変化球的な感じになっているのがツボだったし、でもまあ人間なんて大体こんな感じっしょ? みたいなリアリティがあって良かった。

 

9位『バーニング・ダウン 爆発都市』

作り物感アリアリのCGだとか必ず最後に愛は勝つ的なプロットだとかエンディングで流れてきた愛のデュエットソングだとか馬鹿馬鹿しさ満載で良かった。「ダセえ! 80年代のクソ大作エンタメ映画かよ!」とか憤慨する人もいるかもしれないが、こういうアホらしいヤツはいつの時代も必要だと思う。というか俺が必要としている。

 

10位『ハッチングー孵化ー』

ハッチング-孵化-(字幕版)

ハッチング-孵化-(字幕版)

  • シーリ・ソラリンナ
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コレはなにしろプロレスラーみたいなババアが最高におもしろすぎた。正直、私にはよくわからない難解なお話だったがなにしろ愉快なババアなので、この映画をまだ観てないお暇な人はババアが出てくるシーンだけでもいいから騙されたと思って観てあげてほしい。私の2022年最優秀キャラクター賞はダントツで本作のババアである。

 

以上。疲れた。おしまい。