今週のお題「おうち時間2021」
この時期お外に出てぷらぷらするのもアレなのでなるべくおうちで過ごすようにしてだいたい映画を観てます。
おしまい。
などと簡単に締めてしまうのもアレなので、最近観た映画の短い感想文でもひさびさに書いてみる。ちなみにアマプラ会員の人なら今現在全作無料で観ることができます。
『インスタキラー』
インスタのフォロワーが急激に増え浮かれていた女子がストーカーから付け狙われるようになりてんやわんやする物語。なにしろキモであるはずのストーカーの正体が早い段階で簡単にわかってしまうのが難点な作品である。ストーカーの額に「悪」とか「追」とか書いてあるわけではないが、それと同レベルで速攻わかってしまう。たぶん小学生でも「あっ。こいつがストーカー」とすぐに見抜けるだろう。とくに意外な展開があるわけでもなくかなり微妙なデキなので熟睡必至だが、内容を10分ぐらいに編集してSNSの危険性を啓蒙するVTRにして学校の道徳の授業かなんかで流せばそれなりに意義があるかもしれん。
『ヒッチ・ハイカー』
車で小旅行中のおっさんふたりがヒッチハイクしてたおっさんを親切に乗せてあげたらじつはそいつは世間を騒がせている連続殺人鬼で……というお話。モノクロ映像かつ低予算まるだしのかなり古い映画で内容もきわめてシンプル。それにしても、昔の車はちょっとしたことでクラクションが鳴りっぱなしになったり、すぐにエンジンがだめになったり、いろいろと大変だったんだなと思った。
『ファイティング・ファミリー』
WWEに所属している女子プロレスラーの伝記映画。ひさしぶりにほのぼのできるようなコメディを観たい気分になったので視聴してみたら想像していたのとは真逆の内容だった。ユーモアも多少含まれているがそれはほぼ前半だけで、普段目の当たりにすることがないプロレスの過酷な一面を描いた物語であり現実的な青春映画でもある。
『サプライズ 』
これは個人的に大当たりの映画だった。両親の結婚35周年を祝うために集まった10人の家族と謎のアニマルマスク集団がぶっ殺しあう。それだけ。内容なんてほとんどないと言ってよろしいが、なにしろテンポがすこぶる良く、かつまた、ぶっ殺しのバリエーションが豊富で、もう素晴らしく楽しい映画だった。現実で人殺しの現場なんか見たかないが、映画の中では遠慮なくバンバンサクサクぶっ殺しあっていただきたい。
『ガルヴェストン』
元巨人のガルベスの伝記映画と勝手に決めつけて観てみたら全然違った。かなり重たい物語だが、ロードムービー的な側面もあり、どこか乾いた空気感があるのが特徴的。ひねりが効いたオチが良かった。
『トランス・ワールド』
人里離れた山小屋で偶然出会った男女3人。なんの関係性もないと思われた3人だったが、じつは……みたいな物語。かなり風変わりな内容というか、はっきり言ってほとんど『世にも奇妙な物語』のような作品だった。俺は嫌いじゃない。つーか、おもしろかったです。
というわけで今回の一等賞は『サプライズ』。
疲れた。おしまい。