『激強打破』を飲んでみた

なんだか精神的に落ちているときや体力的にひどく疲れているとき、つい「元気が出る系のドリンク」に手を伸ばしてしまう。レッドブルだのモンスターだのリポビタンDだの、そういう類いのやつである。

が、はっきり言ってこんなもんを飲んだところで調子が良くなったなーと感じたことはまるっきりない。

じゃあ飲まなきゃいいじゃねえか、と自分でも思うが、効果はさておき、とりあえずなんとなく購入して、なんとなく飲んでしまうのだ。

で、昨日、はてなブックマークのホットエントリーにこんな記事が上がっていた。

togetter.com

こんなものがあるなんて知らなかった。

なにしろ『激強打破』という名前がすごい。なんというか、頼もしさを感じざるをえない名前だ。

おまけに原材料に含まれているのがスッポンに赤まむしにサソリに、挙げ句の果てには馬の心臓である。とにかくなんだかとてつもない代物であるのは間違いない。

ちょうどいまの私はいろいろあって心身ともに弱りきっているところだ。

というわけで、さっそく昨夜、仕事帰りにコンビニへ寄って買ってきた。とはいえ、そのまま夜に飲んで万が一眠れなくなったら困る。なので、翌朝、つまり、今朝になって飲んでみた。

で、いやこれはたしかにすごかった。少なくともレッドブルだのモンスターだのリポビタンDだのとは全然別物と言える。

まず、飲んですぐに自覚したのは、なんだか脳がしゃっきりしていることである。さらに、いつもよりもあきらかに心臓の鼓動が激しく波打っているのもわかった。

ただ、だからといって急にメンタルが楽天的になり「うっせえうっせえうっせえわ」と叫びながら商店街を全裸で駆け出したくなるとか、身体の疲れが綺麗さっぱりなくなり「うっせえうっせえうっせえわ」と叫びながら商店街を全裸で駆け出したくなるとかはなかった。むしろ、心身ともに弱っているのに脳と心臓だけが妙にやる気を出している感じで、全体的にバランスが取れてなくて違和感バリバリというか、はっきり言ってあまりいい心地はしなかった。そんな状態が2・3時間程度続いただろうか。

例えるなら、自分の不注意で前を走っている車のオカマを掘ってへこんでいるのに脳内では長渕剛の「Captain of the Ship」がエンドレス再生している感じと言ったらいいだろうか。うーん、ちょっと違うか。うまく例えられない。

とりあえず、もう飲むことはないと思う。せっかく心臓まで提供してくれた馬には申し訳ないが、私には合わなかった。

あと、馬といえば、昔、競馬場に行ったらパドックに勃起した馬がいてちんこがもうとんでもないことになっていた。ちなみにその馬のレースの結果は芳しいものではなかった。心身のやる気とちんこのやる気がちぐはぐしていて、全体的にバランスが取れてなかったのだろう。

常盤薬品工業 激強打破 50mL×10本

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  • 発売日: 2015/03/02
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品