本当に申し訳ございませんでした

前々からどうも気になってしかたがない言い回しがある。著名人がなんらかの不祥事を起こした際によく使う言い回しだ。

「本当に申し訳ございませんでした」

これである。

あと、

「本当にありがとうございました」

「本当におめでとうございます」

といった言い回しも同様に気になってしまう。

「申し訳ございませんでした」

「ありがとうございました」

「おめでとうございます」

いちいち「本当に」なんて付けなくても、これらで意味は充分伝わっているはずである。

「申し訳ないって思ってますよ、嘘じゃないですよ、本当にそう思ってますよ!」

といったふうに、変に相手に気を回し過ぎて、ついなんとなく「本当に」と付けてしまう。いらないと思うし、言葉としても美しくない。

また、使われてそうなのに意外に使われていないのが以下の言い回しである。

「本当におはようございます」

「本当にこんにちは」

「本当にこんばんは」

「本当にさようなら」

「本当に失礼します」

「本当にいただきます」

「本当にごちそうさまでした」

挨拶のときや食事の際はとくに相手に気を回す必要がないからだろうか。

では、以下の言い回しはどうであろう。

「本当におやすみなさい!」

「本当にいらっしゃいませ!」

「本当に毎度!」

「本当に7時のニュースです!」

「本当にメリークリスマス!」

「本当にあけましておめでとうございます!」

「もしもし? あれ? 本当にもしも〜し?!」

くだらない記事を投稿して本当に申し訳ございませんでした。

 

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