続・珍名コンサート会場

以前、「珍名コンサート会場」について書いた。以下の記事である。

 

gu-tara-tonchi.hatenablog.com

 

ある日、チケットぴあから岡村靖幸のコンサート情報を伝えるメールが届き、早速メールを開いて読んでみたら、そのコンサートが開催される場所がよりにもよって「わくわくホリデーホール」であったわけで、この会場名はいかがなものか、みたいな内容のしょーもない記事である。

で、上の記事を書いてからちょうど一年ぐらい経ったが、思った。

「まだまだあるのではないか。珍名コンサート会場」

 

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思い立ったが吉日だ。さっそくネットで調べてみることにした。

参照元になったのが以下のサイトである。

 

www.livebu.com

 

全国津々浦々の音楽会場の情報が収容人数順に掲載されているサイトとのことだ。

ちなみに現時点で掲載されている音楽会場の数は7985件である。こんな便利なサイトがあるなんて私は知らなかった。

さて、結論から言うとこれがやはりかなりの数の「珍名コンサート会場」が見つかった。

たとえば、岐阜県にあるという「珍名コンサート会場」がこれだ。

「で愛ドーム」

これはすごい。

いったい、どんなセンスの持ち主が命名したのか。

最初は「出会いドーム」にしようと思ったが、それではつまらないとかそういう理由で、「で愛ドーム」にしたのだろうか。たしかに「出会いドーム」よりも「で愛ドーム」のほうが個性的ではあるが、それにしたって「で愛」ってのはどうなんだ。

仮にだ。この「で愛ドーム」で、あるグループの来日公演が実現したとしよう。キャッチコピーが以下である。

「セックス・ピストルズ、奇跡の再来日公演! in で愛ドーム」

伝説的なパンクバンドも形無しだ。「アナーキー」もなにもあったもんじゃないよ。いや、まあ、これはこれである意味「アナーキー」と言えるのかもしれないが、それにしたってねえ。

また、以下の会場もすさまじいと思った。大阪にあるらしい。

「ラブリーホール」

さそがしラブリーな会場に違いないが、やはり激しい音楽性が持ち味のロックバンドがこの場所でライブをやるとなるとどうしたってこれは躊躇するだろう。だから、以下のグループのライブなどきっと今まで開催されたことがないだろうし、今後も開催されることはないはずだ。

「待望のメガデス来日公演! in ラブリーホール」

客はどういう顔してヘドバンすりゃあいいんだ。

さらに、サントリーが命名権を獲得してしまったがために、渋谷公会堂が一時期「渋谷C.C.レモンホール」という残念すぎる名前になっていたのはよく知られているだろうが、このパターンの「珍名」も多い。

群馬県にあるという。以下がその会場名だ。

「カルピスホール」

本当にサントリーはロクなことをしない会社だ(カルピスは美味いが)。

パッと見でかなりわけがわからなかったのが愛媛にあるという以下の会場だ。

「しこちゅ~ホール・大ホール~おりがみ~」

どうやら四国中央市というところに所在しているという理由からこのような名前を付けられたみたいだが、だからって「しこちゅ~」はないと思う。あと、「おりがみ」ってどういうことだ。しかも小ホールのほうの名前は「かるた」だ。

ますますわけがわからないのだった。