なぜか水曜日は更新意欲が湧く。なので、ひさびさに本ブログのシリーズ記事「気が向いたときに追加していくロック用語辞典」を書いてみる。
●ばんどてぃーしゃつ【バンドTシャツ】
ライブを観に行ってテンションが上がってしまったがためについ物販でゲットしたものの、家に帰ってまじまじと眺めてみたら大概「げっ。だせえ。なんでこんなの買っちまったんだ……」と後悔するTシャツのこと。例=「こないだ家にある―を数えてみたら53枚もあった。我ながら学習しねえ奴だなと思った」
●バーン【BURRN!】
ハード・ロック(HR)、ヘヴィ・メタル(HM)愛好家向けの教典のこと。HR/HM信者のくせに未読の人間は愛読者から「信仰心が足らん!」と説教されたうえ監禁・洗脳される。かもしれない。例=「昨今、雑誌が売れなくなって色々な音楽雑誌が休刊・廃刊したが、―は一向にそういう気配がない。さすがと言うしかない」
●エムシー【MC】
ライブの合間に差し込まれるおしゃべりタイムのこと。バンドの場合、MCをするのは大体ヴォーカリストだが、ヴォーカリストがおしゃべりが苦手な人である場合は他のメンバーが担当するケースもあるっちゃある。なんにせよ、MC中、係ではないメンバーはてきとーに鼻くそほじったり「今日のオナニーのおかずはなににしようかな」とか考え事ができたりするので楽である。例=「今日、m.c.A・Tのライブを観に行ったのだが―をいっさいしてくれなかった。なにか虫の居所が悪かったのだろうか」
●びっぐ・いん・じゃぱん【ビッグ・イン・ジャパン】
毎年のように日本へ出稼ぎにやって来る洋楽ミュージシャンのこと。※同義語→集金ツアー。例=「またベンチャーズがやってくるらしい。彼らこそ―の鏡だ」
●すらっぷそうほう【スラップ奏法】
指で弦を引っ張り垂直に離す事で指板に当てて音を鳴らすベース奏法のこと。ブーツィ・コリンズ、レッチリのフリー、ZAZEN BOYSのMIYA等が得意としている。※日本語→チョッパー奏法。例=「日本ではじめて―を披露したのはいかりや長介という説があるが、どうやらそれはデマらしい」
●エムブイ【MV】
ミュージック・ビデオのこと。若者はMV、ある程度、歳いったおっさんやおばはんはPV(ピーブイ※プロモーション・ビデオの略)と呼ぶっぽい。例=「ねえねえ、あいみょんの新しい―観た? 相変わらずカワイイよね~」
●ふぁっしょん・ぱんく【ファッション・パンク】
パンクっぽい髪型や服装はちゃっかりコピーしているが、その実、音楽としてのパンク・ロックやその基本理念みたいなものにはまるっきり関心がない輩のこと。ちなみに矢沢の髪型や服装だけを真似してマッチングアプリでタダマンしようと目論んだりしている不届き者はファッション・ヤザワ、長渕の髪型や服装だけを真似して俺ケンカつえーアピールするイキリはファッション・ナガブチと揶揄される(嘘)。例=「周りの連中からナメられないように髪をモヒカンにして新学期に登校したらクラスメートのパック・ロック好きな奴からケンカを売られてボコられたうえ“お前なんか―野郎じゃねえか”と嘲笑されてしまった」
以上。