【第16回】はじめて○○へ行ってみた「快活CLUBのVR席」

日頃からちょくちょく足を運んでいる快活CLUBにVR席つうのが導入されたとのことなので社会勉強の一環で利用してみることにした。

「そもそも“快活CLUB”つうのがよくわからん」

という人がいるかもしれない。以下の記事をご覧いただきたい。

 

gu-tara-tonchi.hatenablog.com

 

「いちいち↑のやつを読むのが面倒だ」

という人もいるかもしれない。

一言で説明すると、「快活CLUB」ってのはようするに漫画喫茶(ネットカフェ)のことだ。んで、その快活CLUBの一部店舗でVRを体験できるようになったわけだ。

「つーか“VR”ってなんなの?」

という人もいるかもしれない。

私自身うまく説明できる自信がないし第一面倒なので、各自おとうさんやおかあさんに聞くなりググるなりしていただきたい。

まあ、ようするにだ。いま話題になっているヴァーチャルでリアリティな例のアレである。

「なにそれ?」

と言われても、とにかく機械オンチの私としてはそう説明するしかない。

まあ、とにかくものは試しだ。

というわけで、まずはいつものように入店。

店員「本日はどのお部屋をご利用ですか?」

「あの、VR席ってところで」

店員「かしこまりました。それではご利用料金が300円となります」

とのことで言われたとおり代金を支払う。

「それでは、ごゆっくりご利用くださいませ~」

伝票に記載されている番号の部屋のほうへ行くと外側にこんなもんが貼っつけてあった。

 

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なるほど。ここか。とっとと入室する。

ちなみにさっき利用料金を支払った際、受付のねーちゃんからSM愛好家が装着するようなアイマスク的なモノを手渡された。以下がそれだ。

 

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こんなんでほんとうにヴァーチャルでリアリティなアレが体験できるのか。

ものすごく疑問に思いつつ、とりあえずパソコンのディスプレイをしばし眺めてると以下のアイコンを確認。

 

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とりあえずクリックする。んで、以下の画像が出た。

 

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「ログインする」をクリック。

 

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どうやら会員登録しなければならないらしいので「新規登録はこちら」の部分をクリック。

その後、出てきた画面に

「3文字以上のニックネーム」

「メールアドレス」

「パスワード」

これらを入力し送信。

と、すぐさまメールフォルダを確認すると文字列が記載されたメールが届いていた。

再び2つ上の画面に戻って「ログインID(メールアドレス)」と「パスワード」を入力し「ログイン」をクリック。すると先ほど送られてきた文字列を記載する画面が出てくるので(写真撮り忘れた)入力。んで、今度は以下の画面が出てきた。

 

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上記の「VR(FOVE)利用券」ってのはやはり最初に受付のねーちゃんに手渡されており、確認してみたらその券に「シリアルコード」っていう8桁の文字列が記載されていた。

というわけで、シリアルコードを入力し「認証する」をクリック。

 

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ようやくログインできた。

ものすごくスムーズにできたように思われるかもしれないが、じつはここまで到達するのに3・40分はかかってしまった。

なにはともあれ、ついに初VR体験だ。

とりあえず、「無料コンテンツ」ってのが30個ぐらいあったのでいろいろやってみることにした。

まずやってみたのはこれだ。

 

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画像を間違えた。ほんとうはこれだ。

 

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「沖縄県八重山諸島の空と海の風景を、美しい音楽と音でゆったりと眺める実写VR風景番組のダイジェスト版です。」

 

と書いてある。

早速、先ほどのアイマスク的なモノとヘッドフォンを装着し再生してみた。

びっくりした。

なにしろ、沖縄県八重山諸島で撮られたとおぼしき映像が、左右に等しく分割された状態で、ただただ延々と画面に映し出されているだけなのである。

「なんじゃあこりゃ! これのどこがVRなんじゃい!!」

ひょっとしたらアイマスク的なモノの装着の仕方が間違ってたのであろうか。しかしながら、裏表反対にしたり上下逆にして装着してみるがまったく変化がないではないか。

「店員呼んでやり方教わろうかな…」

と考えたそのときだ。

ふと室内の右手に視線をやると以下の代物があった。これだ。

 

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機械オンチの私でもさすがにすぐにわかった。

あきらかにゴーグルである。これがダイソンハンディクリーナーのわけがないじゃないか。VR用のゴーグルに違いない。

にしても、

「VR席をご利用になるのははじめてですか?」

とかなんとか、まず受付の段階から確認して、それ相応の説明をすべきではないか。

なにしろ、この段階ですでに滞在時間が1時間を過ぎようとしているのだ。

ふざけんな。馬鹿野郎。

とはいえ、これしきのことで怒るのも大人気ないし、というかそんなことよりうんこがしたくなったのでとりあえずトイレへGO。スッキリしたので席に戻り今度はちゃんとゴーグルとヘッドフォンを装着して先ほどの動画を再生した。

なるほど。青空、木々、夕日などが、まるで目の前にある景色のように見える。ためしに視点を上下左右移してみると、景色のほうもそのままシンクロするように変化する。つまり、正面を向いているだけではわからなかった、隅っこのほうにポツンと転がっている石コロであったり、さらには動画が夜の風景に切り替わった際に上を見上げると満天の星空が広がっているのを確認できたりする。

これがVRか。

無料コンテンツのためだろう、短い動画だったが、なかなかに楽しめた。

続いて鑑賞したのはこちらの動画である。

 

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「徳島市のライブハウスで音楽ライブを360度動画で撮影したものです。演奏曲はハウススマイル徳島店のテーマソングです。」

 

「ハウススマイル徳島店のテーマソングです」と言われても知らねえよと答えるしかないが、ともあれ音楽好きとしては興味を惹かれるコンテンツだ。早速、再生した。

私の目の前で、よくわからないバンドが、よくわからない曲を演奏している。

とにかくそう説明するしかない動画だった。

ためしに後ろのほうを振り返ってみたら暗がりの中に聴衆がいるのが見えたが、正直だからどうしたという感じだ。

これはつまらなかった。超つまらなかったのですぐに動画を停止した。

では、これはどうか。

 

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「360度VR映像のショートホラードラマ」

 

ドラマである。しかも「ホラー」ときた。

これは絶対に怖い。再生してみた。

狭い部屋に若い女が監禁されている。犯人はストーカーの男だ。ストーカーの男と、恐怖におののく女が、私の目の前で延々とお話をしている。

だからなんなんだ。

これもすぐに観るのをやめた。

つーか、VRってこんなもんなのか。

最初に観た動画はたしかになかなか楽しかったが、そこまで騒ぐほどのものか。

いや、こんなはずはない。なにしろあれほど巷で話題になっているのだ。きっとものすごいはずだ。

「今度こそ…」

と期待を込めながら再生したのがこれだ。

 

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これはよかった。楽しかった。

まず海中の景色が美しいし、なによりカメラの動きとシンクロするように視聴している自分自身も「動いている感覚」になれるのがいい。まるで脳がゆさぶられているような感覚がする動画だった。

素晴らしい。これこそVRの醍醐味を存分に味わえる動画と言えよう。

次に観た動画もおなじような理由でよかった。

 

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アルパインコースターを滑走者視点で捉えた動画だ。文字どおり自分がアルパインコースターを体験している気分になれる迫力のある動画で思わず酔いそうになったほどである。

気分が乗ってきたのでこんな動画も観てみた。

 

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「2016年8月13日~15日に開催された徳島阿波踊りのVR動画です。踊り子の熱気を感じる臨場感溢れる阿波踊りをVRで体験してください!」

 

とのことで、よくわからなかったが、とりあえず再生してみた。

唖然とした。

法被を着た大勢の連中が私の周りを取り囲んでいる。彼らは一体なにをしているのかというと、もちろん阿波踊りを踊っている。とにかく大勢の連中がものすごく楽しそうに、ただただひたすら私の周りで阿波踊りを踊っているのだ。

わけがわからないのである。

ちなみにユーザーのレビューが以下だ。

 

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おそらく、このVR動画を発案した人間は阿波踊りをしすぎたせいで脳がちょっとアレしていたに違いない。

いいかげん疲れてきた。

だが、まだ帰るわけにはいかない。お楽しみは最後に取っておくものだ。ラストに観たのは以下の動画である。

 

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すごかった。

具体的にはあえて書かないが、とりあえずそれだけははっきりと言っておく。

 

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尚、上の画像の「R-18入口」という部分をクリックするとおそらく「もっとものすごい動画」を観ることが出来るはずだが、一応クリックはしてみたものの、一覧だけ眺めて本編は観なかった。ほとんどの動画が有料コンテンツだったので課金する方法を調べるのが面倒だったってのもあるし、なにより最後に鑑賞した動画で私はとても満足したからだ。

というか、さすがに漫画喫茶で「ぶっこく」ようなマネをする度胸は私にはない。

まあ、次来たら観るかもしれませんが。

それにしても、アイマスク的なモノの使用方法が最後までよくわからなかった。ゴーグルの滑り止めとして着用すればいいのであろうか。

まあ、いいや。

以上である。