オアシスの元ヴォーカリスト、リアム・ギャラガーの初となるソロアルバムのリリース日がいよいよ間近に迫ってきた。
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さらに11月にはリアムの兄でオアシスのリーダーでもあったノエル・ギャラガーが率いるバンド、ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズの3作目となるアルバムがリリースされると言われている。私とおなじように楽しみにしている人も大勢いることだろう。
それにしても気づいたらオアシスが解散してからすでに8年もの年月が経つ。
若い洋楽リスナーの中には
「オアシスってなに? よく知らないんだけど」
という人も少なくないのではないか。
そこで今回はオアシスファンを勝手に代表して、オアシスのことがよくわからないという人のためにオアシスについて詳しくなるためのあれこれを懇切丁寧に教えてあげようと思う。是非このテキストを参考にして、健全かつ立派なオアシスファンどもに育ってくださりますれば幸いである。
①メンバーの名前を覚える
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まずは社会人の最低限のマナーとしてバンドのメンバーの名前を覚えるべきである。
以下、メンバーの各人の名前と担当パートについて詳しく記述する。
●リアム・ギャラガー(メインヴォーカル&タンバリン&アパレル&悪口担当)
●ノエル・ギャラガー(ギター&たまにヴォーカル&コーラス&悪口担当)
●ゲム・アーチャー(ギター&キーボード&イケメン担当)
●アンディ・ベル(ベース担当)
●クリス・シャーロック(ドラム担当)
以上の5名であり、オナニーなんぞしている暇があるならただちに暗記していただきたいものだ。
②途中でいなくなったメンバーの名前も覚える
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オアシスは活動途中に脱退したメンバーもわりと多く、通を気取りたいなら彼らの名前と担当パートもただちに覚えるべき必須項目と言えよう。
こちらも以下に元メンバーらの名前と担当パートを詳しく記述する。
●ポール・“ボーンヘッド”・アーサーズ(ギター&キーボード担当)
●ポール・“ギグジー”・マッギーガン(ベース担当)
●トニー・マッキャロル(ドラム担当)
●アラン・ホワイト(ドラム担当)
●ザック・スターキー(ドラム担当)
さらに主にライブのサポートメンバーとしてジェイ・ダーリントン(キーボード担当)という人もいるので、オアシスファンを名乗るならば少なくとも上記11名の名前と担当パートは絶対に覚えていただきたい。
③いろいろな関係者の名前も覚える
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上に挙げたメンバー11名の名前と担当パートはあくまでもオアシスを語る上で基礎的な知識でしかなく、オアシスファンならば誰もがわかりきっている常識中の常識でしかない。こんな浅い知識を億面もなくドヤ顔で語っているようでは先が思いやられると言わざるを得ず、それこそ古参ファンからナメられること必至である。
ならば、どうすればいいのか。
音楽活動をする以上、マネージャーやレコーディングスタッフなど、さまざまな人物と関係を持つようになる。さらにオアシスといえば喧嘩や裁判沙汰の事件など、ゴシップネタが日常茶飯事であったバンドとしても知られている。当然ながら覚えるべき人物はまだ山ほどいる。
以下に主な関係者ならびに担当パートを記述するので、ぜひこちらのほうも合わせて暗記していただきたい。
●アラン・マッギー(マネージャー&レコードレーベル運営担当)
●マーク・コイル(1stアルバム『Diffinitly Maybe』録音プロデュース担当)
●オーウェン・モリス(2ndアルバム『(What's the Story)Morning Glory?』&3rdアルバム『Be Here Now』録音プロデュース担当)
●マイク・“スパイク”・ステント(4thアルバム『Standing on the Shoulder of Giants』録音プロデュース担当)
●デイヴ・サーディ(6thアルバム『Don't Believe the Truth』&7thアルバム『Dig Out Your Soul』録音プロデュース担当)
●リサ・ムーアッシュ(リアムの元嫁担当)
●パッツイ・ケンジット(リアムの元嫁担当)
●ニコール・アップルトン(リアムの元嫁担当)
●リサ・ゴルバーニ(リアムの不倫相手担当)
●アナイス・ギャラガー(ノエルの娘&モデル業担当)
●デーモン・アルバーン(英ロックバンド・ブラーのヴォーカル&元悪口相手&現ノエルのマブダチ担当)
●トム・ヨーク(英ロックバンド・レディオヘッドのヴォーカル&悪口相手担当)
●ロビー・ウィリアムズ(英ポップス歌手&悪口相手担当)
●柏原崇(パクリ担当)
●押尾学(息子の名前パクリ担当)
●ビートルズ(パクられ担当)
などなどで、以上の人物と担当パートを完璧に覚えれば貴方も立派なオアシス博士である。
④覚えるのが面倒だという人へ
「こんなに覚えるのは面倒だしオナニーをする暇もない!」
とお悩みのかたもきっと多いのではないかと思う。
そういう輩は、リアム(上画像右の人物)とノエル(同左)のギャラガー兄弟だけ覚えとけばとくにこれといって支障はないのでさっさと諦めてオナニーに励んでいただきたい。
⑤アルバムを聴く
ここでようやくオアシスの数々の名曲を耳にする段階になったわけだが、オアシスはスタジオアルバムが7枚、ライブアルバムが1枚、さらにベストアルバムが3枚で、合計11枚もの作品が存在する。
では、どのアルバムがおすすめなのか。
ファンや評論家のあいだでもっとも評価されているのは、1995年にリリースされたセカンド作『(What’s the Syory)Morning Glory?』だ。私自身もこの意見には異論はないので、まずはこちらからトライしてみるのがいいんじゃなかろうか。
バンドの初期衝動をどっぷりと堪能できるという意味では、ファーストの『Definitely Maybe』もおすすめである。
クソ長い曲を聴きたいという人には3作目の『Be Here Now』、サイケでやや鬱っぽい曲がお好みという人には4作目の『Standing on the Shoulder of Giants』を推奨したい。
あるいは、マニアックな方面から攻めたいという強者もいるかもしれず、そんな人は膨大にリリースされているブートレグ盤から漁るという手もアリっちゃアリだ。
ただし、
「やっぱThe Rain(オアシスの前身バンド)時代の曲が一番だよな」
などと口にしようものなら周りの人間から引かれるだけなので、社会生活と同様、あまり調子に乗りすぎるのも考え物である。
⑥やっぱり面倒だという人へ
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「こんなに聴かなきゃならないなんてオナニーする暇もないじゃないか!」
と憤慨する人もいるかもしれない。
そんな人のために、個人的にはあまりおすすめしないが、最悪「Don't Look Back In Anger」という曲だけは押さえておくべきである。前述した『(What’s the Syory)Morning Glory?』収録の、兄ノエルがヴォーカルを務めるオアシスの代表曲であり名曲中の名曲だ。
オアシスが解散してしまった現在においても、兄ノエルのバンド、ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズの公演にてほぼ必ず演奏される。
先日、日本の某ミュージシャンが「ライブ中に歌う客は迷惑」と発言してちょっとした騒ぎになったが、この「Don't Look Back In Anger」がライブで演奏される際は、観客みんなで合唱するのがお約束となっているのだ。つまり、人に迷惑をかけても怒られないのだから、笑いが止まらないとはまさにこのことである。
以上である。
ほとんど参考にならなかったかもしれないが健闘を祈る。