前回の投稿で当ブログの音楽カテゴリーの記事が合計100となった。
「これはめでたいことだ。記念としてなにか音楽のことで読者の皆様のお役に立てる記事を書きたいなあ」
なんつった感じで思案してたら、
「ああ、そういや俺、昔ギターやってたんだな」
と、ハタと思い出した。
「エレキギターを買いたいんだけど、ギターの種類とかいろいろありすぎてよくわからない!」
という人がもしかしたら当ブログの読者の中にいるかもしれない。
そこで今回は「はじめてのエレキギター購入講座」と題して、エレキギターを購入する際のさまざまな疑問・解決法を伝授する記事を書いてみようと思う。是非このテキストを参考にして、健全かつ立派なギタリストどもに育ってくださりますれば幸いである。
①お金を用意する
「エレキギターが欲しい!」
と口にするのはたしかに簡単であるが、じつはギターと一緒にさまざまな付属品も手に入れなければならず、それなりに資金が必要だったりする。
詳しくは後述するが、とにもかくにもまずはバイトするなり友人・知人・家族・恋人らにせびるなり、とっととそれ相応の金を用意していただきたい。
②楽器店へ行く
エレキギターは楽器であるということは馬鹿でもないかぎりおわかりだろう。間違っても肉のハナマサや鴨川シーワールドでは売ってはいない。なので、適当な楽器店を訪れてほしい。
もっとも適しているのはやはり「楽器店の街」として知られる御茶ノ水に所在する楽器店であるが、とはいえ
「ブラジルに住んでいるので御茶ノ水に行くのが面倒だ」
なんていう人もいるかもしれず、手っ取り早く済ませたいという人は最寄りの楽器店に足を運んでいただきたい。
③ネットで購入するのはNG
じつはもっと手っ取り早く済ませる方法としてアマゾンなどネット通販で購入する手もあったりする。しかも値段もかなり安いのがあったりするので初心者は手を出しがちである。
とはいえ、
「デリヘルを頼んだらホームページに載っている女とぜんぜん違うやつが来てしまった」
という問題が後を絶たないように、いざネットで購入してみたら
「なんか思ってたのと違う」
という問題が生じる可能性も大いに考えられるところである。
あくまでも私の個人的な見解であるが、ここはやはりいらぬトラブルを避けるためにも
「エレキを購入する際は、生の現物をしっかりと確認して購入するのがベストである」
と、老婆心ながら忠告しておく。
④リサイクルショップでの購入もNG
最近はブックオフなどのリサイクルショップで中古のギターが売られているのをよく見かける。
「生の現物をしっかりと確認して購入する」
という意味ではたしかにこれも選択肢としてアリっちゃアリだと思うが、新品のギターを手に入れた際に生じる愛着感は中古のそれとは雲泥の差があろうというものだ。
まあ、
「彼女の誕生日にギターの弾き語りで歌をプレゼントしたい」
というしょーもない理由でギターが欲しいのならばリサイクルショップで購入しても一向にかまわないし、むしろ死んでほしいが、プロのギタリストを目指している志の高い人間は、ぜひともそれ相応の楽器店へ行き新品のギターを手に入れてほしいものである。
⑤欲しいギターを選ぶ
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エレキギターはおおまかに分けて「ストラトタイプ」と「レスポールタイプ」の2種類が存在する。
ストラトは切れ味の鋭いソリッドなサウンド、レスポールは分厚くてあたたかみのあるサウンドが特徴である。大概の店で試し弾きをさせてもらえるので、自分の耳で確かめていただきたい。
ちなみにストラトの使い手として有名なギタリストはジミヘン、エリック・クラプトン、カート・コバーン、向井秀徳などである。一方のレスポールの代表的なギタリストとしては、ジミー・ペイジ、ノエル・ギャラガー、B'zの松本孝弘a.k.a.志村けんなどが挙げられよう。
なので、やはり「好きなミュージシャンが使用しているタイプのギター」を選ぶのが後々後悔しないためにも安パイである。
あるいは、
「とくに好きなギタリストがいないので、なにを買ったらいいのかわからない」
という人もいるかもしれないが、なぜそんなやつがエレキギターを欲しがるのか理解に苦しむところである。そんなやつはエレキを買う前にまずはただちに憧れのギタリストなり好みの音楽を見つけてほしいものだ。
⑥おもいきって高価なギターを買うべし
「初心者の場合、まずは安価なギターを購入すべし」
というのはよく訊かれる話である。
たしかに、
「エレキを買ったはいいもののなかなか上達せずそのうち飽きて、気づいたら部屋のオブジェになっていた」
なんていう例は「ギター初心者あるある」の代表的な顛末と言えよう。
だが、逆に考えてみよう。
そう。
「安いモノを買うから簡単にほっぽらかしてしまう」のだ。
なので、ここはおもいきって高価なギターを購入すべきと断言したい。
それでもやっぱり飽きてしまったなら、まずはライザップに通って根性から鍛えなおすか、最悪、質屋に売ってしまえばいいだけのことだ。
⑦一緒に付属品も購入する
「無事エレキを購入、おしまい」
と安心してはならない。
凶器として使用するのが目的ならばギターを購入するのみで別段問題ないが、貴方がプロのギタリストを目指すのなら、少なくとも交換用の弦、ピック、カバーケース、チューニングメーター、ギターストラップ、アンプ、ギタースタンド、シールド、エフェクター、教則本、また、気分を高めるために革ジャンや髑髏のネックレス、さらには根詰めて練習ばかりしていたら気が休まらないだろうからリラックスタイム用にTENGAの購入等、いろいろと必要な物があるので適宜揃えていただきたい。
「そんなにお金を持ってない!」
という人は、①の段階からやり直してほしい。
以上である。
遥か昔にプロのギタリストとしての夢が破れた私からの親切なアドバイスだ。健闘を祈る。