YouTubeに多数の歌唱音声をアップロードしているカリスマカラオケアーティストのpukuoさんについて書いたエントリーを2日前に投稿したが笑えることに読者からの反応がゼロである。ブックマークはおろかスターもひとつも付いてない。
もちろんこれは俺の書いた記事がおもしろくなかったとかそういう問題ではなく、pukuoさんの人気がないせいだ。ついでに俺のブログの人気がないのも記事を投稿してもいつまで経ってもホッテントリとかいうところに掲載されないのも、なんなら都内にあるビリーザーキッド某店のハリセンボン近藤春菜似の女店員がやたらと愛想が悪いのもこの世から戦争がなくならないのもすべてpukuoさんのせいにしてしまおう。
というわけで、「【第8回】iPodをシャッフルして出てきた5曲を語ってみる」であるが、万が一この記事を読んでつまらないなと思う人がいたらそれはpukuoさんのせいなので、俺を責めないでいただきたい。
【38曲目】The Mars Volta「Cygnus…Vismund Cygnus」
これまで様々なミュージシャンのライブに足を運んできたが、もっとも「暴れた」と言えるのがマーズ・ヴォルタのライブだ。もうマジで2時間暴れっぱなし。ある年の来日ライブでは、しょっぱなに知らない曲を20分くらい延々と演奏され、わけもわからず20分間飛んだり跳ねたり奇声をあげたりの大暴れをしたもんだった。まずライブの一曲目に当時未発表だった曲を演奏するのがすごいし、なおかつとんでもなくグルーヴィな演奏でもって普通だったら「?」状態であるはずのオーディエンスを狂気乱舞させてしまうのだから、もうすごすぎて暴れながら思わず笑いがこみ上げてきたほどだった。で、もちろん、この曲もすごい。こんな曲を生で聴かされて暴れるなと言うほうが無理である。
【39曲目】Sparklehorse「Painbirds」
世の中に大量流出・大量消費されているポジティブソングをことさら否定するつもりはないが、どうも積極的に耳にしたいと思わないのは聴いてると疲れるからだ。対して、こういう適度に死にたくなる曲は聴いていてひじょうに落ち着くので、個人的にはじつにありがたい。まあ、適度に死にたくなるどころか、この曲を歌っている人はマジで亡くなってしまったわけだが。
【40曲目】LAMA「Night Telepathy」
ピコピコ電子音と甘酸っぱいメロディで構築された80'sエレポップを思わせる佳曲。それにしても、スーパーカーの中村弘二&フルカワミキに元ナンバーガールの田渕ひさ子という、ある意味、夢のスーパーバンドといっていいメンツが揃っているのにいまいち存在感が希薄なバンドである。彼らのソロでの活動や別プロジェクトなどにも言えることだが、どうも「この人(バンド)といったらコレ」という名刺がわりのような決定的な名曲が存在しないのがブレイクしきれないひとつの要因であるような気がする。つまり、スーパーカーでいったら「Lucky」のような、ナンバーガールでいったら「OMOIDE IN MY HEAD」のような曲が欲しい。
【41曲目】Blur「Song2」
ブラーのことは知らなくてもこの曲は聴いたことがあるという人も多いだろう。そういう意味ではブラーの代表曲というべきなのだろうが、じつは個人的にはそこまで好きな曲ではない。『Think Tank』における「Crazy Beat」と似たような役割の曲というか、ようするに「とりあえず激しめの曲、一曲入れとくか」といったふうな、あくまでもブラーにとっての余技として位置づけるべき曲だろうこの曲は。まあでも嫌いな曲じゃない。むしろ好きだ。しかし、ブラー=「Song2」と、よく知らない人に認識してほしくはない。ブラーにはもっといい曲がたくさんあるからだ。しかしじゃあこの曲は嫌いなのかというと嫌いなんかじゃない、むしろ好きだ。PVもめちゃくちゃかっこいいし。
【42曲目】小島麻由美「はつ恋」(Live)
海外ミュージシャンのブートレグを含めあまたのライブ盤を所有しているライブ盤ジャンキーの俺から言わせれば、この曲が収録されている小島麻由美のライブ盤『Songs For Gentlemen』は相当な名盤である。この曲は、せつなげだったりあるいは色気ムンムンだったり、様々な表情を見せつける小島麻由美の歌声がとにかく素敵すぎる。
以上です。また気が向いたら続きを書きます。