柴田聡子inFIRE@神田明神ホール(2019/11/09)

最近、柴田聡子の音楽を気に入っていてわりとよく聴いている。なので、ライブを1度観に行ってみようじゃないかと、先日、神田明神ホールへ行ってきた。

 

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私は柴田聡子の作品に関しては、4thアルバムである『愛の休日』と5th『がんばれ! メロディー』、あとはつい先日リリースされたライブ盤『SATOKO SHIBATA TOUR 2019 “GANBARE! MELODY” FINAL at LIQUIDROOM』のみ拝聴済みである。なので、当然この日のライブでは知らない曲もいくつか披露されたわけだが、じっさいに生の演奏を観て聴いてよーくわかったのはどの曲もポップで親しみやさに溢れていること。それでいて変に間口が広いだけではなく、この人らしい毒っ気であったりユーモラスな部分であったり、独自の世界観がしっかりと確立されていること。うむむ。と感心させられた。

華やかなコーラスワークやタイトにまとまったバンドサウンドも聴き応えたっぷり。派手な演出はないが、そのぶん、ひとつひとつの楽曲の魅力がよりダイレクトに伝わってくるライブだった。

それにしても、柴田聡子のお歌が素晴らしいのはじゅうぶんにわかっていたし、そしてじっさい素晴らしかったのだが、ギターも素晴らしくお上手で驚いた。アコギではストローク中心、エレキではカッティング中心の演奏で、いくつかの曲ではソロも弾いたりなんかして、それがまたじつにさまになっていてとてもかっこよろしかった。弾き語りでのソロ公演もやっているとのことなので、そちらのほうも観に行きたくなった。